自分らしさと女性らしさの折り合い
自分らしさと女性らしさのギャップについて、
30歳をすぎてから折り合いをつけることができた気がするので、
言語化したいと思う。
私が女性なので女性と書いたが、男性らしさで読み替えていただいても問題ない。
また、最近はジェンダーフリーな風潮があるが、ステレオタイプに当てはめることは未だにしばしばあるので書いてみる。
自分らしさについて
どう言ったことだよ?という方のためにも好みや好きなもの、考え方について自分のことを書く。
・化粧無頓着(一応するけどぐらい)
・スポーツ好き
・女性アイドルも男性アイドルも好き(特に櫻坂ラブ)
・数学得意(大学理系)
・国語苦手、論述は得意
・スイーツそんなに好きじゃない(元々は)
・ギャグとか大喜利とかしたい
・好きな色はピンク系
etc
てな感じである。
見た目が少々おとなしく見えるのでスポーツの話になったりすると、男女の友達両方から
「何を目指してるの?」とか「男受けよくないよ!」とか
言われがちだった。
モテの要素と自分らしさが近しくないことで、(実害は特にないのに)苦悩した。
今は細かいことは気にしない旦那のおかげで好きにさせてもらっているが、結婚適齢期にはそれなりに悩んだ。
また、親からの女子っぽさを失ってはならないという圧力もそれなりにあった。(今は特に言われないが)
女性らしさについては割愛するが
概ねステレオタイプの女性像である。
上記もあって、わたしは大学から25ぐらいまで
一応化粧はそれなりにするけど、スポーティみたいな感じに落ち着いていた。
すっぴんだとなんだか浮いてしまうので身なりは整えるものの、自分の中の女性らしさを受け入れることもなんだか気恥ずかしく、違和感があったため落とし所として上記に落ち着いた。
25歳ぐらいからこのままだと女性性とのギャップは埋まらないのか?と思い始めて女性向けの「大人の女になるための本。」みたいな本を買ってきて、
生花を家に飾りなさいという指示をそのまましたり
前髪は男受けがよいように作ったりして
試行錯誤した。(生花を飾るのは時々今もやってるので試行錯誤したのは良かった)
そして30をすぎた今は「自分らしさ」は一面で語れるものではなく、複数の要素がある。
自分らしさ=女性らしさとなるものもあれば
そうでないものがあると思うようになった。
十個要素があった場合に、自分の場合は2個ぐらいは女性らしさと共通するが、残りはあまり関連しないもしくは男性らしさに入るというように。
アイドルや美人が好きな私も自分だし、
スポーツで汗を流すのが好きな私も自分。
ピンク系の暖色のアイテムを持ちがちで
綺麗めなワンピースが好きな私も私である。
かわいいデパコスを買う自分も私だし、日焼け止めだけ塗ってランニングしにいくのも私。
全部自分なのである。
女性らしさと重なるものは、それはそれで受け入れて良いし
女性らしさと重なりにくいものも、それはそれでよい。
他人は一要素で判断してきて、それが女性らしさから外れていると
女の子っぽくないね。とかサバサバしてるね。と言ってくることがあることもあるが
そんな判定は放っておけば良い。
判定してドヤ顔されたりしても、
女子っぽく(もしくは素直に)適当にリアクションすればよいのではないか。
そう思うのでした。
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