オモコロ三次創作:チョコミント騎士の解釈
今日のオモコロの動画に大好きなアイスが出たけど解釈違いだったので、別解釈としてここに残します。
とか言ってこの企画もこの動画も好きです。チョコミント騎士のオタクなだけです。これは三次創作だ
赤城乳業のチョコミントアイスが本当に好きです。優しい系ミントでアイスがふわふわで、庶民の味方なお値段なのに本当に美味しい。
最低限動画のコンセプトに則って、騎士であるところは利用します。女なのもそれ自体どっちでもいい。ただはしたない色仕掛けキャラではない!!!!
チョコミント騎士は赤城乳業騎士団出身の変化球タイプ。庶民や子どもに大人気の「ガリガリくん」先輩がエース。硬派でクールな「BLACK」さんが相棒。
褐色の肌にミントアッシュのショートヘア、少し癖毛でも素敵。お目目が深い茶色でくりっとしていて印象的。目立たないけど男装の麗人()。
カップタイプでやや小柄だけど、地道にコツコツやるタイプで戦場を努力で生き抜いてきたひと。しつこくないけど印象に残る、そして媚びない。みんなの心のどこかにずっといる、高潔で飾らない英雄。
戦闘スタイルは攻守バランス型。最初はダークチョコの鎧でしっかり防御を固めてくるが、その間に相手の癖や特徴を見抜き後半で畳み掛ける。たくさん動いて(よく揉んで)チョコ鎧をパージ(クラッシュ)すると小柄な体躯を活かしたスピード重視のスタイルになる。アイスミルクタイプなのでふわっとしていて身のこなしも軽く、鎧のない分可動域も広がって柔軟に戦況に対応できる。
クラッシュ後のチョコミント騎士は、ミント色の一陣の風になる。
生まれてそこそこ長いので、その間色々な苦労をしてきた。昔は相棒と同じ、バータイプの一本アイスだった。
赤城騎士団はガリガリくん先輩が短期決戦型かつ庶民の味方として爆裂な人気で、その影にチョコミントとブラックの2人は少し隠れていた。
氷菓でも普通のチョコアイスでもない自分は、2人と同じ戦い方だけじゃダメなんじゃないか……?ずっと悩んでいた。
ふんわりしていて優しいけれど、さっぱりして的確な指示もできてしまうので、周りはチョコミント騎士のことを今ひとつつかめず馴染めずにいた。不器用で飾らないチョコミント騎士は、燻っていた。
仲良くなればミルキーで甘さもあって、爽やかないい人なのに 一部の人はすごく慕ってくれるけど、それじゃあ満足にみんなのことを守れなかった。みんなと同じ戦い方じゃダメだった。
騎士団の役に立ちたかった。
旅に出て、色んなアイスたちに出会った。自分たちのバータイプと全く違うカップ形式という戦い方があるのを知った。ミルク感のあるふわふわアイスには、カップの防御力が必要だった。
それでも相棒とずっと育んできたバータイプの戦闘スタイルは捨てられず、ずっと二刀流でやってきた。それでも使い分ける意味が時々見出せず、悩んでいた。もっと強くなれそうなのに。
地元の子どもたちにバータイプで剣術を教えたり、庶民のみんなに「私たちはチョコミントさんのことよく知ってるよ!」と応援されたりしながら試行錯誤した。
そんな中、運命と出会う。鎧クラッシュ形式だ。
赤城の騎士は、ただの乳脂肪分の高いお貴族様とは違う。いろんな味を成立させつつさっぱり夏でも食べやすい、地域に根ざした誇り高きアイスミルクだ。
もちろんアイスクリームになってしまえばガッチリしてコクが出て、防御力も上がる。でもそんなんじゃ、暑い夏の日には食べてもらえない。赤城騎士団は、地元の暑い夏の日にも美味しく食べてもらえる、みんなに愛してもらえる騎士団でなくてはいけないのだ。たまにじゃなくて毎日応援してもらえる、敷居の低さが赤城の強さなのだ。
ただ、ミントアイスにチョコチップを混ぜるとどうしても気泡が増える。水分多めでふわふわのミントアイスだからこそ夏にも食べてもらえるが、それではガリガリくん先輩やブラックさんのような均一な強さは手に入らない。
カップにしても、どっちつかずだ。自分は何のために戦っているんだろう?誰の役に立てるんだろう?眠れない夜は続いた。
だがしかし、チョコだけの鎧をまとって仕舞えばどうだろう?アイスじゃなくていいのだ。所詮混ぜ物の身、それならチョコだって乗りこなすくらいの度量があって良いじゃないか。
ふわふわで小柄なチョコミント騎士の持ち味を殺さないよう、赤城騎士団は地元の工場と協力して鎧に工夫を凝らしてくれた。薄く軽く仕上げて、着脱がしやすくすることで途中でスピード決戦に持ち込めるようにしたのだ。
これで勝てる。ガリガリくん先輩にもブラックにもない、私だけの武器。それがチョコ鎧クラッシュ戦法。
普通のカップスタイルにも感謝してる。ありのままの私で戦わせようとしてくれた。だけど赤城騎士団のチョコミントとして、自分にできるいちばんはこれ。
ずっと悩んでいた。他の騎士団からもたまにチョコミントは生まれるけれど、みんなすぐ辞めてしまう。ミントのスースー感だって夏にもてはやされたこともあったけど、それだって長続きしない。秋にはキャラメルの天下が来る。
王都・バスキンロビンス騎士団のチョコミントは上品で完璧だけど、みんなが彼に守ってもらえるわけじゃない。
赤城のチョコミント騎士は、誇り高いアイスミルク。庶民の側に寄り添って、さわやかな風をもたらしてくれる。氷もミルクもどっちも大事にしてきた、不遇な時期もあった。そんなチョコミント騎士だからこそ、救える人がいる。
性格は変えられないし、チョコミントがどうしたって嫌いな人もいる。だけどチョコミント騎士は、誰にも分け隔てなく、弱いものにもいつでも寄り添う。そんなチョコミント騎士だから、みんなの心の中にずっといるのだ。
チョコミント騎士は、媚びない高潔な魂を持つ、優しい騎士だ。
登場人物(アイス)メモ
赤城乳業騎士団
地元さいたまの騎士団。庶民派でお安い。ガリガリくん
安い。氷菓。器用でいろんな味がある。溶けやすいので、短期決戦型の戦闘スタイル。BLACK
安い。ラクトアイス。実は最古参。硬派でチョコ味一筋。チョコミント騎士のクラッシュ戦法のアイデアは、BLACKさんの協力で生まれたとかそうでないとか。他にもパワー系ガツンと師匠とかねっちりあざといミルクレアとか癒し系Sof’とかいる
バスキンロビンス騎士団
王都のアイス騎士団。31人の精鋭からなっており、固定メンバーと助っ人メンバーがいる。みんな貴族。アイスクリーム路線。チョコレートミント
優しくマイルドでミルク風味のミントアイス。爽やかで上品な貴族の青年。チョコレートの強気な一面も兼ね備える。他にバニラとかロッキーロードとかソルベファミリーとかいる