終戦記念日に想う
終戦記念日の日。私は、レイコ・クルックさんが書かれた「赤とんぼ」を読み、永平寺の役職をされていた故・大田大穣禅師の事を検索しまくった。
ところで、12月23日は何の日か皆様、ご存知だろうか?
そう、上皇陛下の誕生日である。
しかあし!
敢えて、その日に行われた事があった。
1948年12月23日。上皇陛下(当時の皇太子殿下)が15歳の誕生日の日に東條英機が処刑されている。
戦勝国アメリカは日本人が、今の皇太子殿下が天皇陛下となった時に、天皇誕生日を祝う事をわかっていたで、この日に東條英機を処刑したのであった。天皇誕生日=東條英機処刑日になる。
けれども、アメリカの誤算と言うべきか、昭和天皇があまりにも長命であった為、平成時代に天皇誕生日になった時には東條英機の処刑など多くの国民は忘れてしまった。1948年以降に生まれた人達に東條英機処刑の記憶などないのは当然であろう。
私の尊敬する島薗進先生が昭和23年生まれ、村上春樹は昭和24年の早生まれである。今や、現役で働く世代に東條英機処刑を知る世代は殆どいないと思われる。
アメリカが仕掛けた祝日。本当は、🎌などを振って靖国神社の英霊に感謝!などと言う事は間違いではないだろうか。
自分の15歳の誕生日に東條英機処刑。本来ならば、自分の父親も裁かれるはずが何も罰を受ける事はなかった。あまりにもキツイ誕生日プレゼントではないだろうか。
平成の天皇の苦悩を知らずして、終戦記念日に靖国神社で🎌旗を振る自称愛国者の戦後生まれは能天気過ぎるのではないだろうか。