妙見信仰を知る 千葉市 妙見千葉神社にて
JR千葉駅から徒歩で約15分。そこにあるのは妙見千葉神社だ。
私がこちらに行こうと思ったのは、千葉県の神社で素敵な御朱印帳はないかなと検索して探し当てたのであった。
最近は、神社の御朱印帳は各都道府県ごとに統一することにしている。
こちらの御朱印帳。宇宙をイメージしていて。
パラダイス銀河の世界ですやん。
駅からの道は簡単なのと、通町公園があるのですぐにわかる。
しかあし!
え?鳥居がない。道間違えた?か!お寺?か!と思ってしまったのだ。
遠くから眺めた感じが竜宮城を思ってしまった。
境内には亀石が祀られている。
妙見さまは亀に乗って来られるとか。
亀といったら、やはり浦島太郎に竜宮城。
と、調べていくと、妙見さまと亀についての神社は関東以外にもあるようなのだ。
千葉県の中でも比較的大きな神社であるので、様々な神社の末社がある。
こちらの神社、鳥居はあくまでも、他の神社の末社としてのもので、信仰は妙見信仰なのだ。
妙見菩薩というと、奈良斑鳩の法輪寺に行き着く。
妙見菩薩(みょうけんぼさつ)は、北辰尊星王(ほくしんそんしょうおう)ともいい、北辰(北極星)を仏格化した「星の仏さま」です。宇宙の中心・根源とされ、星々のなかで最高位にあり、五穀豊穣・天下泰平・一族繁栄・病気平癒・息災延命・商売繁盛・交通安全・学業成就・縁結びなど、あまねく願いをお聞きくださる諸願成就の仏さまです。 平安時代には現世利益を願う妙見信仰が広まり、中世には武士の軍神として、近世には諸願成就の仏として民衆の信仰を集めました。(法輪寺のページより)
妙見千葉神社。どうやら神仏習合の神社なのだろうか。
その謎が少しばかりわかったのは、隣にある公園での説明書きであった。
今の千葉を作ったのは、「鎌倉殿の13人」にも登場する千葉常胤だ。
千葉氏から千葉の名前が付いた。この千葉氏は妙見信仰があったようなのだ。
納得した。
通町公園にいる常胤ちゃん。
ちなみに、この通町公園の辺りは、かつては寺院が幾つかあったらしいのだが、昭和20年の空襲で消失してしまっている。
とにかく、この辺りは千葉氏が築いたものであった。
それを知ると同時に、妙見信仰についても学ぶことが出来たのだった。
ちなみに、こちらは成田山新勝寺内にある妙見堂だ。
千葉県全体がもしかしたら、妙見信仰なのかもしれない。
妙見千葉神社
千葉県千葉市中央区院内1丁目16−1
JR千葉駅より徒歩15分