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奇跡の脳~読書記録444~
奇跡の脳―脳科学者の脳が壊れたとき
ジル・ボルト テイラー (著) 竹内 薫 (翻訳)
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脳科学者である「わたし」の脳が壊れてしまった──。ハーバード大学で脳神経科学の専門家として活躍していた彼女は37歳のある日、脳卒中に襲われる。幸い一命は取りとめたが脳の機能は著しく損傷、言語中枢や運動感覚にも大きな影響が……。以後8年に及ぶリハビリを経て復活を遂げた彼女は科学者として脳に何を発見し、どんな新たな気づきに到ったのか。驚異と感動のメモワール。
脳卒中になり、身体の一部が機能しなくなった人は現実世界でも多く見かけるが、その過程を専門家が体験。語る。
素晴らしい本だ。
最初の方は、自分の現状について、平易な言葉で書かれていて読みやすい。
リハビリしていく中で回復していくのだが、その後は専門用語で難しくなってくる。というか、私がバカなんだろうが。
脳に限らず、人の身体を私たち人類は全てを知った気になっていながら、本当は可能性も含めて知らないのかも・・・と思うのだった。