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秩父事件~読書記録99~
荒川洋治氏の「忘れられる過去」(エッセイ)を読んだ。
詩人から、現代詩作家と肩書を変えた方だ。
その荒川洋治さんの「忘れられる過去」の中に「秩父事件」の話が出てきた。
明治期の自由民権運動が盛んな頃に怒った農民たちの一揆であったが、荒川洋治さんが書いていた名前を懐かしく思って読んだ。
もちろん、年代的にその中心メンバーを知っているわけではないが、中学生の時に散々聞いたものだった。
中心メンバーらの子孫、親せきやらが町にいた。毎年、祭を楽しんだ椋神社が秩父困民党の集結場所であった。
そして、想い出したのは私の伯母である。父の姉であるが、確か、伯母の俳句の師匠はこの出来事をよく知っていたのではないか。
と言っても、もう故人であるが。親戚の人らに聞いたら、ネットではわからない事が多く見つかると思うのだ。
という事で、昭和5年生まれの伯母がまだ元気で熊やら猪を追いかけている今のうちに連絡を取り、出かけて行き、話を聴いてこよう。
ついでに、俳句の大好きな伯母に気を使い俳句の勉強をしないでいた私であるが。伯母が元気なうちに習ってみたいなとも思うのであった。