崖に並ぶ石仏 秩父札所3番 曹洞宗岩本山常泉寺 私の百寺巡礼296
秩父札所3番・常泉寺は、1234年(文暦元年)3月18日、覚了和尚の開山と伝わり、当初は高篠山の中腹の岩窟に所在したと推定されている。その後、当地の名主堀内、家が現在地に建立し札所を移したと伝わっている。1847年(弘化4年)の火災で本堂が焼失したが、1858年(安政5年)に再建されている。また、本堂左手の観音堂は、1870年(明治3年)に秩父神社境内にあった蔵福寺の薬師堂を移築したものであり、宝形屋根、三間四面の構造である。
田園のなかの細い一本道を歩いて行くと、参拝者を仁王像が迎えてくれる。
この仁王像は見事だ。
この説明書きの石。埼玉県の形だ。新幹線、お蚕の形♪
こちらの観音堂は、神仏分離となったとき、明治3年(1870年)に、秩父神社境内の「薬師堂」を移築したものである。
空襲のなかった地域は、旧い物がそのまま残っており、趣がある。
観音堂からの景色だ。
秩父の色づく山が美しい。
山装う 薬師如来に 手を合わせ
秩父札所3番・曹洞宗岩本山常泉寺
埼玉県秩父市山田1392
西武バス「定峰線」にて、西武秩父駅、秩父駅、皆野駅から。山田バス停下車。徒歩10分。