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かおり
2022年1月3日 15:19
2020年に発刊された岸見一郎先生の著書。岸見先生は日本におけるアドラー心理学の第一人者である。カウンセリングに来る人の多くは自分が嫌いだという。それは親や周りからの「成功」を願う思いもある。人生とはそもそもが苦なのだ。いかに幸いなことでしょうあなたによって勇気を出し、心に広い道を見ている人は嘆きの谷を通る時にも、そこを泉とするでしょう。聖書・詩篇84編新共同訳では、「嘆き
2022年1月5日 17:40
アメリカでドラマ化され、日本ではNHKで放送された有名な「大草原の家」シリーズ。上は恩地三保子先生訳。大正生まれの方で、当然もう亡くなられている。ローラの少女時代の話で、福音館書店より。戦後、GHQに翻訳を許されたキリスト教的なものである。下は、ローラの青春時代~結婚生活を。訳者は戦後生まれの谷口由美子先生で、まだまだ健在だ。今、ツイキャスにて朗読をしているのだが、恩地三保子先生には申し
2022年1月7日 15:51
2013年発刊。五木寛之先生によるエッセイ本。「むりょく」と書いて、「むりき」と読む。「他力」「自力」と言う生き方を超えた考えへの到達である。「他力」「自力」共に仏教用語だそうだ。首相に返り咲いた安倍晋三氏の所信表明を「強い国」と言う言葉で溢れていたとあるが、こちらの本が発行されたのが2013年。2012年12月に安倍晋三氏が内閣総理大臣に返り咲いているから、世相を反映している。この
2022年1月10日 22:53
大草原の小さな家シリーズの一つである「農場の少年」。これは、ローラの夫アルマンゾの子供時代を描いたもので、ローラは出て来ない。(ローラが誕生前の話でもある)アルマンゾはニューヨーク州の裕福な農場で生まれ育った。この本には実に沢山の料理、食材が出て来る。読みながら「パンケーキを食べに行きたい」などと思うのだった。ローラシリーズに出て来る料理を自分で作り本にまとめたのが、こちらである。アルマ
2022年1月14日 00:16
2021年発刊、森村誠一先生のエッセイ.。先生は2021年1月2日、88歳になられた時に「人生とは天気のようなものである」と語っておられる。どんな被害があっても台風は通り過ぎる。現代は人生80年、100年。定年退職は終着駅ではなく、「第二の始発駅」どのように生きるか?2015年に先生は「老人性うつ病」と診断を受ける。そこから脱するのが大変だったようだ。人生は3つの期に分けられる。
2022年1月21日 00:49
最近、訳者が違うと本の内容も変わってくる。こう考え始めている。と言いつつも、外国語が全く分からないアホであるが、、、ローラ・インガルス・ワイルダーの大草原シリーズ。大正生まれの先生の本は言葉が難解だった。「星の王子さま」の内藤先生の訳は、原本とかなり違ったニュアンスもあるとか。。。結論から言うと、この本が書かれた目的は「他の人はあなたの要求を満たすために生きているのではない」という事