2021年11月の記事一覧
宗教消滅~読書記録29~
東京女子大学教授で宗教学者である島田裕巳先生が2016年に書かれた書。
人類の誕生は:600万年前から700万年前と言われている。宗教の始まりがいつ頃かはわからないものの、宗教の存在しない国や民族というものはこれまで発見されいなかった。
しかし、現代社会を見ると、何かの宗教を持っている人は少なくなっている。野球で有名であったPL教団であるが、野球部廃部に追い込まれている。
それには、チーム
暴走するクスリ?~読書記録30~
著者のチャールズ・メダワーはイギリスのジャーナリスト。
父親は1960年にノーベル医学省を受賞したピーター・メダワーである。
訳者の1人である浜六郎先生は、薬についての問題を警鐘されている内科医である。
抗うつ剤が熱心に開発されるようになったのは、1960年代以降。次々と新たな薬が登場し、けれども副作用もあり。
それを権威ある方たちは認めない事実。
サリドマイド薬害は日本が圧倒的に多い。
プラムクリークの土手で~読書記録32~
テレビドラマ「大草原の小さな家」でお馴染みのインガルス一家のシリーズ。
インディアンテリトリーから引っ越してきたインガルス一家はミネソタ州に落ち着くことに。
主人公ローラと姉は初めての学校。一家揃っての日曜日の教会通い。
イナゴの大群による畑作物の被害で父は出稼ぎに。母とローラたちは留守番。様々な事がありながらも
「終わりよければ全てよし」
19世紀のアメリカ開拓をローラの目を通して教えてくれるの
追悼者~読書記録33~
折原一先生の2010年に書き下ろしたミステリー。
浅草で殺された30歳の女性。昼間は有能な総合職の会社員。夜は街に立ち、売春をしていたという事から、警察よりもマスコミが騒ぎ立て、主人公となるノンフィクションライターの笹尾は地道に取材していく。
物語は二転三転していき、読みながら「あ、この女性はこの人と同一人物かな?」と思ったのは見事に裏切られ(ネタバレになるので書かない)、犯人は意外な人物と。実は
シルバーレイクの岸辺で~読書記録35~
ローラインガルスによる「大草原シリーズ」の4作目(福音館書店では)。
ローラは13歳になっている。
アメリカ鉄道開拓により、父は鉄道工事現場で働くことになり、一家もそちらに旅を。
冒頭では、いきなり2歳上のメアリーの失明が明かされ。旅の当日に愛犬ジャックが亡くなり(ここら辺の日付はフィクション?か!)
メアリーに代わり、長女の役目をしながらも、従姉(と言っても、父親の妹が結婚した相手の連れ子なので