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キャビンクルーの仕事を辞めて思うこと

働いていた外資系の航空会社を退職してから1年が経ちました。
今思っていることを忘備録のために残したいと思い、書いておきます。

やっぱりクルーの仕事は楽しかった

そもそもなんでクルーを目指したかと言うと、海外に住めるし、色んな国に行けるし、実際にクルーの人も楽しそうな写真をSNSにあげているからです。何十回も試験に落ちた末に、外資系の航空会社から内定をもらいました。

実際にクルーとして働いてみて、とっても楽しかった。楽しいことばかりではなかったけど、楽しいことの方が圧倒的に多くて。今でも忘れられないのは15時間フライトの後でも「楽しい」っていうエネルギーが溢れてて、今からまた15時間働けって言われても全然余裕だ!って思っていたこと。

仕事が始まる前は「フライト先に着いたら○○しよう〜」なんて考えて、仕事が終わった後は「ああ、今日も楽しかったな」って思えることは幸せだったんだなと。

ありがとうってたくさん言われるし、たくさん言っていた

とにかくクルーの時って1日に何回も「ありがとう」って言われるし、言ってました。
お客さまにお飲み物をお渡ししたら「ありがとう」って言ってくれるし、飛行機を降りる時も「ありがとう」って言ってくれます。
同僚に通路で道を空けてもらったら「ありがとう」って言うし、何かを取ってもらったり手伝ってもらった時にも「ありがとう」って言ってました。

今の職場でも、クルーの時の名残でありがとうを言っていたら「ありがとうって言い過ぎ」と言われてしまい、ちょっぴり悲しかったです。まあ、それでも構わずに言い続けていますが。だって、言わないより言った方がいいんじゃないかなと思って。

自分が生き生きしていた気がする

もともと旅行が好きなこともあると思いますが、クルーのときは「ワクワク」がたくさんありました。
初めて行く国で何をしよう、どんな景色を見よう、何を食べようとか。
同じ路線でも一緒に働くクルーが毎回同じわけでもないし、お客さまも違う人たちだから違う出来事が待っているんです。
たまーに仕事中に見る飛行機からの景色にもワクワクだったし、お客さまが寝ている間に働いているっていうのも好きでした。笑

「自分で自分のやりたいことを決められる瞬間」が多かったからこそ生き生きできていたし、周りもそうしている人が多かったなぁなんて思っています。

飛行機を降りれば仕事終了!

航空会社にもよるかもしれませんが、私が働いていた航空会社では、飛行機を降りたら仕事は終わりです。ベースに戻ってきた時に5分くらいのデブリーフィングがありましたが、基本「今日もみんなありがとう」って言って終わる感じでした。

今の仕事では「定時になったから終了!」というわけでもなく、メールが来ていたら確認しなきゃいけないし、電話がくることもあるし、定時以降、休日でも中々気が抜けません。

今の自分の仕事は好きですか?

「今の仕事好き?」って聞かれたら、好きとは言えないと思う。嫌いなわけでもないけど。(クルーに未練タラタラな人のようだ。まあ、未練ゼロではない。)
クルーの時はお客さまから「仕事は好き?」ってたまに聞かれることがあって、「好き!」って迷わずに答えられたのが嬉しかった。
クルーに戻るか戻らないかはまだ分からないけれど、また自分が「この仕事楽しい!好き!」って思えることをできているといいな。


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