夏の日の刺繍時間〜十字架と青い糸

暑い日々が続きます。
水辺が恋しい季節には、
青い糸で刺繍がしたくなります。

青い糸を触っていると、
不思議にひんやりとした心地になります。
色の持つ力なのでしょうか。

素敵な十字架の図案を見つけてお借りしました。
いのちの水と言う言葉が浮かんで、
あえて植物を青い糸で涼やかに刺してみることに。

まだまだ始めたばかりで先は長いよう。
でも出来上がりを急がず、
過程を楽しむのが手刺繍の魅力です。

ふと目を上げると、外は熱い風が吹いていて、
洗濯物がすっかり乾いて揺れているのも
夏の午後の恵みにちがいありません。
弱い人間には厳しい夏ですが、
変わらない神の恵みを思います。

刺繍をしていると、
神さまが透き通った風を送ってくれるようです。
こんな刺繍の時間に癒されつつ、
主の恵みに感謝する静かな夏を過ごしています。

しかし、わたしが与える水を飲む人は、
いつまでも決して渇くことがありません。
私が与える水は、その人の内で泉となり、
永遠のいのちの水が湧きでます。
（ヨハネによる福音書4:14)