【ネタバレ有り】映画レビュー『アデライン、100年目の恋』
こんばんは
荻原智幸です。
本日は、最近観た映画のなかで「時間」について取り扱っていた
映画レビューをしたいと思います。
ここから書くことは【ネタバレ】となりますので、ご容赦ください。
時間というキーワードですと「ベンジャミンバトン」が思いつきます。
この映画は、時間の遡りが取り扱われていました。
今回の映画は「時が止まる(永遠の若さ)」を扱った映画
『アデライン、100年目の恋』となります。
大まかなストーリーについて
地球で起こる自然現象の影響は彗星が月に衝突した影響や、彗星が地球に近づいた際に
起こることの説明から始まります。
主人公アデラインは、ある日突然の事にあい冷水へと沈み命を落とします。
そこへ雷が落ち、心臓が鼓動を取り戻すのですが、アデラインの細胞は歳を取らない永遠の29となるのです。
細かい設定がされており、細胞分裂「命の回数券」と呼ばれるテロメアについても触れており、なぜ歳をとらないかまで
説明しています。
永遠の29歳は羨ましいともあるでしょう。
ですが、夫や娘、ペットや友人は歳を取り、自分だけが大切な人と「共においていく」ことができなくなるのです。
そのためアデラインはこれまでも大切な人ウィリアムと出会うも、プロポーズといった大切な場面に遭遇した際に
相手や今後のことを思い、辛い選択をしてきました。
時は流れ、いよいよアデラインも本来なら107歳と、娘がすっかりお祖母ちゃんとなった時にエリスという素敵な男性と出会い、惹かれあいます。
娘の後押しもあり、エリスと向き合い始めエリスの両親の結婚40周年記念に向かった際に出来事が起こります。
エリスの前では、ジェニーと名前を偽っていたアデラインをエリスの父親が「アデライン」と呼ぶのです。
そう、エリスの父親とはプロポーズのタイミングで姿を消したウィリアムだったのです。
そこから大きくストーリーは動き、アデラインは今度こそエリスと人生を添い遂げることを決めるのです。
そして、また大きな事件が起こります。
アデラインは交通事故にあい、真冬の中低体温となり命を落としてしまいます。そこへ救助できた隊員より電気ショックを受け心臓がまた鼓動を取り戻すのです。
感が良い方はおきづきでしょう。
そう、ここでアデラインの細胞は歳を取ることを取り戻したのです。
続きは、映画にて!!
様々な伏線が詰め込まれている映画
冒頭に彗星が登場したことは大きな意味があります。
ウィリアムは、数学者でもあり彗星が地球を通る軌道を計算し「デラ」と
名付けずっとエリスに言い続けていました。
ですが、実際にはデラは地球を予測した日には通りませんでした。
ここに大きなポイントがあり、アデラインのあだ名は「デラ」!
そう、ウィリアムは、プロポーズしようと思っていた日に現れなかったアデラインのあだ名を衛星に着けていたのですね!
そして、アデラインが再度交通事故に遭った際に、登場したものがあります。そう、デラです。地球を横切り、雪が降り、消えていた(歳を取るはずだった)アデラインが現れたことにかかっている映画になっています。
設定がとても素敵な映画です。
色々なものをくみ取れる映画!
『アデライン、100年目の恋』は人によって、様々なことを読みとることができる映画です。
愛する人と過ごすことができる時間の意味、
想いでは色褪せず人の想いも色あせない意味、
歳をとるということは誰かとの別れも経験していくという意味など
様々なことが人によって得られる映画となっています。
私もウルッと来るものがありまして、今回レビューを書かせていただきました。
ぜひ、興味を持たれた方は、肝心なところは伏せて書いてもあるので、ぜひ一度見てみてください。
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