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世界初のiPS細胞による脊髄再生治療開始!!
こんばんは
荻原智幸です。
本日は、個人的にですが今後の医療で期待したい内容について
触れてみたいと思います。
それは、ずばり
世界初の脊髄再生医療!!
マウスの実験では、脊髄損傷によって下半身がマヒしたマウスが
iPS細胞(人口多能性幹細胞)を神経組織の一部に成長させて再生する手法が開発されるなどすでに行われています。
参考記事:神経再生、効率化の新手法 脊髄損傷マウスで効果
これが人体に対して行われる検証が今回初の様です。
日本の慶大にて患者が受け入れられるようで、ぜひいい結果に繋がってほしいです。
iPS細胞(人口多能性幹細胞)とは
2006年に誕生した、人間の様々な組織や臓器の細胞に分化する能力を持っている多能性幹細胞となります。
induced pluripotent stem cell」の頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれるようですね。
京都大学の山中教授が発見し有名になったことは記憶に新しいです。
今回の治療ではiPS細胞200万個を移植!
他人のiPS細胞から作った神経のもとになる細胞約200万個の細胞が移植され、再生に期待がかかります。
1年間かけて安全性や有効性を検証するようです。
参考元:https://www.yomiuri.co.jp/medical/20210627-OYT1T50235/
ここで「え?自分の細胞からではないの?」と思われた方もいらっしゃると思います。
個人的な意見になりますが、他人の細胞ということはとても大きな意義がありまして、今回脊髄損傷してから2週間~4週間以内の「亜急性期」と呼ばれる時期の方に行われます。
この損傷から時間がそう立っていない方、つまり事故後すぐに治療ができるようになればリハビリ含めて、神経の再生に期待がより高まります。
自分の細胞からiPS細胞200万個を作成していると時間が、かかりすぎてしまうのです。
だからこそ、他人のストックされているiPS細胞での治療に意義があるのです。
脊髄損傷者は、現在10万人以上にも上り、毎年5千人の人がなっているようです。この数字をみると、自分の大切な方々にも起こる可能性があるなと感じます。
だからこそ、今回の治療の効果に期待が膨らみます。