スローシャッターの魅力
僕は数年前から仕事の影響もあり、カメラを趣味にして色んな風景を撮影している。インスタのアカウントも起ち上げ、素人に少しだけ毛が生えた写真をフォロワーさんに見ていただいている。
そんな稚拙な写真が溢れる僕のアカウントをフォローし、毎度毎度のポストにいいね♡をポチッいただくフォロワーさんには感謝、感謝で頭が下がる日々だ。
今日は撮影技術が未熟な僕でも、色鮮やかで幻想的な写真を撮影できるスローシャッターという技術のお話。
みなさんも街中の夜景で車のライトがレーザービームのようになっている写真や、滝から落ちる水が滑らかな霧のようになっている写真を見たことがあるはず。
そんな非日常的な写真を撮る技術がスローシャッター。撮影方法は至って簡単。カメラを3脚に据え付け、遅いシャッター速度(数秒)で撮影するだけ。
カメラに詳しくない人からすれば、訳のわからない話だが、要するにシャッターを数秒間、開けた状態にしてたくさんの光をセンサー部に集めて撮影すること。
余計、訳がわからなくなるか。
スローシャッターの魅力は、カメラに光を集める時間をたくさん与えることで、肉眼では決して見ることのない世界を表現できるところ。
こんな僕でもプロカメラマンの気持ちにさせてくれるすごい技術だ。
ただ、素人同然の僕もシャッターを切る前には、構図を決めたり、色々設定(iso感度やF値)を行って、カメラ様に万全の態勢をとっていただく。
あとはカメラ様のご機嫌しだい。ご機嫌ななめだと、何度も設定をやり直して、撮影の繰り返し。
そんなスローシャッター技術で撮影していると、いつも人の育て方と似てるなと思ってしまう。しっかりと環境を作ってあげて、時間を与える。
あとはその人しだい。1回で素敵な写真になることはまずない。
何度も何度も設定を変えてあげて、しっかりと時間を与えて作りあげていく。失敗することで、次の設定値が決まる。少しずつ、少しずつ理想の写真に近づいていくように。
遠い昔、僕もそんな風に撮影してもらってたら、もう少し素敵な人間になったのになあと思いながら、今日も夜景写真にチャレンジする。