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【東京エリア準優勝!!】DBFWジレン徹底解説!

割引あり

 こんにちは、はじめまして。
"しゃろみら"という名前でカードゲームを嗜んでいるどこにでもいるカードゲームオタクです。
twitter ID(現:X)(@shallomira)

『ドラゴンボールスーパーカードゲーム フュージョンワールド』では初めての執筆となります。


■まえがき

 【ジレン】がチャンピオンシップ2024-2025 WAVE2 エリア予選 東京大会にて準優勝。
続く愛知大会・宮城大会でも連続で優勝したことにより一層注目度が増したように感じ此度記事を書くことにしました。
 拙い文章となりますが、最後まで読み進めていただければ嬉しいです。


※当記事では読み手の皆様にはある程度の知識があるていで書き進めていきます。
現在の競技シーンに於いて採用率の高いカードは知っていて当たり前という認識のもと、カード画像や効果の説明は省略させて頂く点予めご了承ください。

注意書き


■【ジレン】とは

ジレン(覚醒前)
ジレン(覚醒後)

 アタック時のドロー効果と引き換えに25000のパワーを手に入れた赤色の初の25000リーダー。
覚醒後はライフが減るとリーダー効果により追加で1枚ドローすることが出来るので、他のリーダーと比べ覚醒後のライフ1枚の価値が非常に高く受けるor守るの判断が難しいのが特徴です。

また、パワーマイナスの効果を持つカードがたくさん採用されている都合上、状況に応じて2枚以上のカードを組み合わせて使用することがほとんどで"将来的に使うであろうカード達"が手札を圧迫してしまいエナジーに埋めるべきカードの取捨選択には一癖も二癖もあります。

【ジレン】を使う最大の理由は、不利対面が今の環境に少なくメタゲームに於いて立ち位置が非常に良いところだと考えています。


■サンプルレシピ

ジレン(FB03-001) エリア予選東京大会 準優勝
ジレン(FB03-001) エリア予選愛知大会 優勝
ジレン(FB03-001) エリア予選宮城大会 優勝


■採用カードの解説

エリア予選にて使用した私の構築を元に解説していきます。

・《ピッコロ》/《亀仙人》

キャントリップ1号
キャントリップ2号

25000リーダーでは5000コンボの価値がとても高く覚醒前に出来るだけ多くプレイしたいカードなので合わせて8枚採用。

1~3ターン目では相手の場に処理しなければいけないキャラクターがいない場合は率先して並べていきたい。

・《ウイス》(コンボ値5000)

序盤の鬼。最強。

現環境ではほぼ例外なく全対面で活躍する赤の最強カードで4枚推奨。
各対面での使い方は後述。

・《マルカリータ》

主にゲーム終盤に使用する。

自由枠のコンボ値10000。
ゲーム終盤の分割リーサル時に使う。
1枚あれば十分で多くとも2枚しか使わないので枚数を抑えて2枚の採用。

《身勝手の極意の片鱗》で拾う可能性も考慮して序盤でもなるべくエナジーに埋めないようにしましょう。

・《フワ》

パワーマイナス要因その①

確定枠のコンボ値10000。
《ウイス》同様全対面で活躍するカードなのでこちらも4枚推奨。

・《孫悟飯:青年期》(SR)

パワーマイナス要因その②

確定枠ではないにしろ特別な理由がない限りは減らすべきではない重要なカード。
状況に応じて自傷も出来、小回りも効く便利なやつ。

リーダー覚醒後は殴るときは25000だが、相手からの殴り返しは20000なのでアタック先になりやすく守っていてもコンボ値を損してしまうのでさっさと見捨てましょう。

・《ベジータ》(SR)

ならず者傭兵部隊。

強すぎ。脳筋打開ニキ。
枚数を落としているリストもあるが、多くのゲームで使うカードなので早い段階で手中に収めておき相手のライフを削る為のプラン立てをしたいとの理由からの4枚採用。
あくまで好みの範疇であり削っても問題はないとは思っている。

コンボレスカードの複数採用を許容されているのはこのカードあってこそ。
コンボレスを2枚まで《瞬間かめはめ波》に変えてしまう。

【ジレン】のミラーマッチや【人造人間17号】相手は一度アタック時効果を使用すると次のターンも続けて使用することになるので手札管理には注意。

手札を減らし過ぎると逆リーサルの恐れがあるので手札のコンボ値とお互いのライフと相談して計画的に使いましょう。

【青ベジータ】【孫悟空:GT】相手はアタック時効果を使わずに退場する場合もある。

・《カトペスラ》

小賢しい。たまに味。

10000コンボ値自由枠。
エリア予選で権利を獲得できるラインまで勝ち残る為には推定8~9試合を戦わなければいけない。

後ろのラウンドに行くにつれ環境の固定化は進むが、1回戦・2回戦などの早いラウンドに於いてどのリーダーと対戦するかは完全に当日のマッチング運になってしまう。

【ジレン】が不利な【青ベジータ】【青孫悟空(あの世)】をはじめとする青系統のリーダーへの対抗策として3枚採用。

役割が確立されているので不要対面では10000コンボとして捨てやすく使い勝手が良い。

・《孫悟空》(3コスト)

役割理論

勝利貢献度◎
本音を言えばはもっと枚数を取りたかったが、削れる部分が10000コンボの自由枠くらいしかなかったので《3悟空》が必要な対面である【青ベジータ】【青孫悟空(あの世)】【ジレン】【ビルス】ではマリガン基準に据える事で初手に来る確率を底上げし魂の1枚の採用。

※アクティブ状態で自傷が出来るので【人造人間17号】に対しても非常に強いカードですが、なくても勝てるマッチアップなのでマリガンを歪ませる程重きを置いてはいません。

東京エリア予選では【ジレン】の分母がそこまで多くないとは思っていたのも枚数を抑えた理由の一つです。
しかしながら、蓋を開けてみれば予選では3回も【ジレン】のミラーマッチが発生し決勝トーナメント進出数も2番人気だったのは正直意外でした。

デジタル版のランクマッチでも【ジレン】ミラーが増えてきたので現在の環境では複数枚採用の方が良いかもしれません。

・《ケフラ》

【ジレン】の《ケフラ》には制限カードほどのパワーは感じられない。

10000コンボ値を持った《ピッコロ》。
正直あんまり使わない。

【青ベジータ】【青孫悟空(あの世)】【孫悟空:GT】【ビルス】相手には引けると滅法強いがその他の対面ではあまり有効的に使えない。

1ドロー効果が付いているが4エナジー消費してしまうので4コストの《ジレン》と併用も出来ず小回りも効かない。

また、デッキトップを見てから動きを変えるといったこともできず、
中盤でも《ピッコロ》《亀仙人》を優先してプレイすることの方が圧倒的に多い。

《フワ》《マルカリータ》の方が価値が高い状況も少なくなく早い段階でコンボ値として使うことも往々にしてある。

コンボ値で《ケフラ》を捨てた場合、こちらの手札にはもう10000コンボがないのでは?と誤認してくれる可能性も少なからずあるのでリーサル時のコンボ値計算基準が緩くなるといった目に見えない効力もあるのかもしれない。

・《ジレン》

気持ちよく入場できた試合はだいたい勝ちます。

【ジレン】を組む理由となる一枚。文句なしの4枚採用。

【黄ベジータ】【黄フリーザ】【黄ギニュー】を競技シーンから遠ざけている諸悪の根源である。
綺麗に処理できるカードがない黄色や緑のリーダーに対しては圧倒的な強さを誇る。

30000でアタックしながらコンボ値を要求し、相手ターンにはアタックがトリガーとなりドロー効果を使用出来るので脳筋カードかと思いきや、殴らずにアクティブ状態でターンを返し自傷カードとしての運用だったり相手の殴り先にならないようにする等繊細なプレイが求められる対面も多く存在する。

・《ラムーシ》

ぶたさん。実はぞうさんらしい。

10000コンボ値自由枠。

ぶたのメインターゲットは【青ベジータ】【青孫悟空(あの世)】の4コスト《孫悟飯:青年期》5コスト《ベジット》。

ほぼvs青専用のカード。
(黄色にも使いますが、採用理由には含まれていません。)

【青ベジータ】相手は5コストの《ベジット》で手札に戻されることになるので複数枚抱える必要もなく1枚持っておけば十分です。

また、細かいところでは《身勝手の極意の片鱗》では拾うことができないので一度捨てたら二度と戻ってこない。
近い未来に《身勝手の極意の片鱗》を使う予定がありドロップに他の10000コンボのカードがない場合は《ラムーシ》ではなく別の10000コンボ値を使った方が将来的に得をすることもあるので適当に捨てないようにしましょう。

・《孫悟空》(5コスト)

このデッキのダブルストライクあまりにも強い。

フィニッシャー。

毎試合ダブルストライクで勝つというわけでもなく、デッキ全体でのコンボレスカードとの兼ね合いで採用枚数は2枚にまで抑えています。

1試合で2枚使うこともほとんどないので2枚が適正だと考えています。

【ゴクウブラック】を除く青のリーダーには必ず使うことになるのでこのカードを引けていたら勝ってた・・・という試合も少なくありませんが試行回数的に稀有だったのでそこは割り切りました。

・《破壊玉》

不利マッチに一石を投じる一枚。

勝利貢献度の鬼。
不利マッチの【青ベジータ】【青孫悟空(あの世)】に対してこちらの土俵に引きずり込むカード。

【ジレン】というデッキの基盤が青系統以外には軒並み有利を取れているという認識で空いたスロットには青のデッキを対策したカードを多めに採用しています。

vs青への専用機かと思っていたが、使っていると案外そうでもなく割と全対面でプレイアブルであるという判断に至り強気の3枚採用。

・《身勝手の極意の片鱗》

神経伝達物質。麻薬。

私の最推しカードです。

採用枚数を削っているリストも頭では理解はできるが、いざ回すと手札に片鱗がないと不安で仕方なく、引いたとしてもそれを使ってしまうともう二度と出会えないので大事に使おうとしてしまい逆に弱いプレイをしてしまったりと私の肌には合いませんでした。

3枚採用に慣れてしまってもう1枚には戻れなくなってしまいました。
エリア予選では全12試合で18枚打ったと記憶しています。

使い方は後述する各対面での立ち回りにて。

■入れ替え候補

・《バジル》

トリオ・デ・デンジャーズ

《身勝手の極意の片鱗》にアクセス出来たり2ターン目にプレイし《ピッコロ》を探す動きも強力。

前述した通り《4ケフラ》に依存したデッキでもなくこのカードを採用する場合、特徴 "力の大会" を有するカードを20枚弱入れなければならずデッキのバランスを歪めてしまうこともあり今回は不採用。

また、vs【人造人間17号】では山上のジレンをデッキの下に送ってしまう恐れがあるので序盤でのプレイはできるだけ控えなければいけない窮屈さも評価を下げる要因となりました。

後者はデモコン理論的には問題ないが、下に送ってしまった時の精神ダメージは相当デカい。

▲後攻1ターン目に《ピッコロ》を探すべく《バジル》をプレイしてしまった者の末路。

・《ウイス》(コンボ値10000)

5枚目以降のウイス。

10000コンボ値自由枠。
【ジレン】【人造人間17号】に対して強いのでミラーマッチが増えてきたら2~3枚採用しておきたい。

・《ベルモッド》

見た目に反してめっちゃつよい。

相当強い。
このカードに5000コンボが付いていないのは良調整な気がする。

【ジレン】【ビルス】【青ベジータ】【青孫悟空(あの世)】【悟空GT】相手に強力。

各種キャントリップ、《ビーデル》《ウイス》に滅法強く《フワ》と組み合わせることで《ジレン》《孫悟空:GT》を無駄なく処理できる。

あくまで序盤のゲーム作りに対しての補助的な立ち位置。
楽をさせてもらっているだけで勝利貢献度はそこまで高くない。
《破壊玉》を多めに採用したことで枠の争いに敗れ不採用。

・《ベジータ》(コンボ値10000)

天使撲殺用。

10000コンボ値自由枠。
ほぼほぼ【青孫悟空(あの世)】専用だが結構評価は高め。

《イレーザ》《シャプナー》《ミスター・サタン》《ピラフ》などの横並べに対して強く出れる。
4体近く並んでしまうと《ウイス》や《カトペスラ》では焼け石に水。

・《孫悟飯:青年期》(R)

効果自体は悪くない。

ちらほら採用されているリストがあるので触れておきます。

【青孫悟空(あの世)】や申し訳程度に【ジレン】ミラーを意識しての採用だと思う。

プレイするリーダーが限られており、その他の対面ではコンボ値5000が足を引っ張ることになると思うので、相対的に見て先に述べた5000以下KOの《ベジータ》の方が優れているように感じる。

起動メインの《ウイス》や【人造人間17号】の2コスト《ミスター・サタン》など《ベジータ》では届かない範囲のキャラクターの処理もできるが【人造人間17号】相手にそういったゲーム展開にはなり辛い。

個人的には候補外です。

・《力の大会の武舞台》

2ターン目に置けたら勿論強い。

マリガン基準にもなるので1枚だけ採用するか最後まで悩んだが2ターン目,3ターン目を逃すと置くタイミングがほとんど訪れない。

勝てるマッチをより確実に勝つ為のカードであり、不利マッチを覆すほどのカードではないので不採用。

【ジレン】のミラーマッチでは《力の大会の武舞台》のあるなしではかなりの差が出る。

■デッキ相性

以下の記号と比率で表していきます。

※【人造人間17号】【孫悟空:GT】はお互いのゲーム理解度によって全く異なる試合展開になるので数字通りの相性差ではありません。

◎:超有利
〇:有利
△:不利
▲:超不利

【黄フリーザ】

◎ 9:1

【黄ベジータ】

◎ 9:1

【人造人間17号】

◎ 8:2

【ゴクウブラック】

〇 7:3

【ビルス】

〇 6.5:3.5

【バーダック】

〇 6.5:3.5

【孫悟空:GT】

〇 6:4

【青ベジータ】

△ 4:6

【青孫悟空(あの世)】

▲ 3:7

選択権がある場合に"先攻/後攻どちらを選ぶのか""カードの引き直しについて"は各対面での立ち回りで触れていきます。

デジタル版では3期連続でGODランクまでプレイしており対戦の際にメモ書きを残しているので、各対面の解説時はそちらのメモも併せて書き綴っていきます。
(※あくまで個人用のメモ書きであり余所行きの文章ではないので、一部不適切な表現が含まれている可能性がございます。ご理解下さい。)

こんなかんじのやつ。拡大したらぎりぎり読めるかも。


■各対面での立ち回り

※マリガンの項目では左から優先度の高い順に並べていきます。

・【人造人間17号】

◎ 8:2
20-2

3弾環境では【人造人間17号】との対戦は避けられないでしょう。
vs【人造人間17号】は【ジレン】を使う理由と言っても差し支えないレベルで絶対に落とせないマッチなので納得いくまで練習しましょう。

かなり有利なマッチアップですが、立ち回りを誤ると簡単に負け得るので慎重に。
《身勝手の極意の片鱗》は複数枚使うゲーム展開も多いのでエナジーに埋めないように。
また、《ジレン》が引けなくても《破壊玉》《ベジータ》《身勝手の極意の片鱗》で勝てる試合もあるので最後まで諦めずに戦いましょう。

[選択権]

先攻選択。
相手の先攻が強いので渡したくないといった意図。
こちらのエナジーマーカーもそこまで有効に使えるマッチではない。

[マリガン]
《ウイス》《ジレン》《3悟空》《ピッコロ》《亀仙人》

[エナジーマーカー]
基本的にリーサル時の《身勝手の極意の片鱗》まで運搬。
《ジレン》複数枚引きの場合は3ターン目《ジレン》に使用する。

[立ち回り]
《ミスター・サタン》を採用した所謂"地球人型"と《クリリン》を採用した"安定型"とでは《ギガンテック・ミーティア》《地球を破壊する一撃》などケアが必要なカードの差違はあれど基本的な立ち回り自体はそこまで変わりません。

1,2ターン目。
《ウイス》とキャントリップで面にコンボ値を蓄えながらドローを進める準備期間。

《ウイス》を最優先に出していく。
常に相手の面にコンボ値が残っていない状態を維持することが望ましい。
(※先攻1ターン目など相手の面に5000コンボがいない場合、先出しをする必要があるのか手札と要検討。有利マッチなので《神様》《アイビーム》等も可能であればケアしておく。)

《ウイス》が無い場合。
相手のエナジーが3になる前のターンで《ブルマ》《亀仙人》が1体のみの場合、キャントリップでデッキを掘るより《フワ》で1コストの地球人を処理しておいた方が良い場合もある。
相手が《破壊の剛腕》を持っておらずエナジーを加速するカードが《ラディッツ》のみの時に大きく得をする為。
(※ゲーム開始時、相手のデッキ枚数が50枚より多い場合は《破壊の剛腕》へのアクセス率も下がっており《ラディッツ》が採用されている可能性もあがります。)

細かいところでは後攻1ターン目に《人造人間20号》をプレイされた返しの先攻2ターン目。
キャントリップがあるならリーダーのドローより先に1エナジーを使用してカードを引きましょう。
15000のリーダーアタックを盤面の《人造人間20号》で守ってくる場合もあるのでデッキトップ《ウイス》の受けを狙います。
地球人ネームの《亀仙人》《ブルマ》の場合は手札との相談になります。

(※武舞台をたくさん採用している場合のようにプレイしたい2コストのカードがデッキの中にある等の明確な理由があれば先に殴って大丈夫です。)

3ターン目。

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