ジャングルジムの話

みなさんどうも、初めましての人は初めまして
クソデカジャングルジムことシャルです。

まずは2周年Pカップお疲れ様でした。
私はなんとか浅倉透6位になれました。



では早速本題です。

みなさんは浅倉透のコミュはもうお読みになられたでしょうか?
今回の話は透のコミュのとあるものの『本質』に触れていきますので読んでない方は今すぐ回れ右してシャニマス( https://shinycolors.enza.fun )を起動して透のコミュをじっくり読んできてください。
なお、この話は個人的解釈を多分に含みます。解釈違いも大いにあると思いますが、一人のPの戯言と思っていただければ幸いです。
それでは始めましょう。


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透のコミュに何度も出てくるジャングルジム、とても印象的ですよね。
透のコミュは全体的にこのジャングルジムが出てきます。
このジャングルジム自体は『バス停の近くの公園にある普通のジャングルジム』であり、『透が小さい頃から何度も夢に見る登っても登ってもてっぺんに着かないへんなジャングルジム』のモデルとなっているものです。
これは物語上でかなり重要なファクターとなっていることは皆さんもお気づきですよね。


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『透が過去に会っているあの時一緒にジャングルジムを登ったお兄ちゃんかも知れない男(シャニP)を確かめに行く。これが透がアイドルになる切っ掛けとなった』

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『透の夢に出てくるジャングルジム。この夢は透のアイドル人生にも大きく影響を及ぼしてくる』


紆余曲折ありながらも透とシャニPはW.I.N.Gに向かって邁進していきます。
そして見事W.I.N.Gを制覇、出来るかは我々の手腕次第です。
これが透のコミュの大まかな流れですね。


ここで一つ、違和感を覚えませんか?
勘の鋭い方ならお気付きでしょう。
そうです。この物語は『透とシャニPの話』なのです。
「他のアイドルも同じでは?」と思う方も多いとは思います。
ですが透の場合は他のアイドルとは一線を画す要素があります。
それが『記憶』です

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透は『あの時のお兄ちゃんとシャニPが同一人物だと思いアイドルの道へ』
そしてこのエピソードで「一度会っている」と確信します。

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確かに透とシャニPは過去に会っていると確信するに足るエピソードです。
説得力は十分でしょう。
ですが、『我々にこの記憶は無いのです』
「ゲームなんだからロールプレイに没入すれば?」と言われるとそこまでかも知れません。今後のエピソードでここを補強されて逃げ場を失うかも知れません。
しかし現時点では我々は透と過去に会った記憶は無いのです。シャニPと感情を共有出来ないのです。
ではこの物語における我々の居場所はどこか?
『透とシャニPの物語を眺めるだけの第三者。所謂神の視点』?
『紙芝居の観客』?
どちらも違います。それは











ジャングルジムなのです!












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ミルコ・クロコップが出てくる人も多いでしょうが聞いてください。
基本的にシャニマスのプロデュースイベントはシャニPの一人称視点で進行します。
これのおかげでアイドルと正面から向き合うことが出来、より彼女達の魅力を見つけることが可能となっています。
ですが透のプロデュースイベントはかなり違います。
『透』と『シャニP』、二人の視点が交互に切り替わっていきお互いの心情をより深く理解できる構成になっています。
そしてこの二人を最初から最後まで繋ぐもの、それがジャングルジムなのです。
順を追って確認していきましょう。

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透との初コンタクト。
ここで透がシャニPのセリフにかつての記憶を重ねたことで物語はスタートします。

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透の夢に出てくるてっぺんに着かないへんなジャングルジム。
『向こう側にいる誰か』はほぼ確実に『過去に出会っているシャニP』でしょう。

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人生に例えられるジャングルジム。
恐らく普遍的な解釈であり、私もこの解釈には同意しています。

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直接的にジャングルジムは出てこないが過去の記憶に繋がるシーン。
ここで透は過去のシャニPとの出会いを感じ取り始めます。

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ここでシャニPとのすれ違いを実感し始める透
『ジャングルジムの向こう側にいるあの人なら通じているはず』という透の思いが感じ取れます

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シャニPの口から語られるジャングルジムの記憶。
ここで透はシャニPとの出会いを確信します。

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再度人生に例えられるジャングルジム。
ここでにきて二人のジャングルジムへの認識はほぼ同じになります。

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ここでジャングルジムは『人生』以外の意味も持つようになります。
それは透とシャニPが違う視点から共に進む『アイドルとしての道筋』です。
やや解釈のブレるところだとは思いますが概ね近い意味合いになるでしょう。


さて、ここまで確認すればもうお判りでしょう。
透とシャニP、この二人の間にはほぼ必ずジャングルジムが、そして『記憶』が絡んできます。
記憶は透とシャニPのものでありここに我々が介在する余地はありません。


しかしジャングルジムは違います。
透とシャニPの間に確実に存在し、お互いが登るもの、登り続けていくものです。
つまり『透のアイドル人生の礎となるもの』でもあります。
ここでその礎となるものを紡いでいくのは誰か?という疑問が出てきます。
シャニP?
高山?
どちらも違います。
それはシャニマスをプレイし続ける我々なのです。
現実的な目線に切り替えましょう。シャニマスはゲームです。ゲームというのはプレイする人がいて初めて物語を認識されます。
そのゲームをプレイしているのは我々です。我々こそが物語の紡ぎ手なのです。
であるならば自ずと答えは導き出されます。

我々はジャングルジムだったのです


ジャングルジムは透とシャニPの出会いの切っ掛けであり、透の物語はジャングルジム失くしては始まらなかったと断言してもいいと思います。
そしてジャングルジムは我々であり、この物語における根幹を成すものです。
我々無くしてはこの物語は認識されず、ジャングルジム無くしてはこの物語は成り立ちません。
つまり我々=ジャングルジムの構図が無理なく完成します。

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このジャングルジムを透が登り切った先には勿論我々はいます。
それは物語の紡ぎ手として、ジャングルジムのてっぺんとして、そしてその時にはシャニPとして、透の隣に座れているでしょう。
その物語は未だ見ぬ物語であり、我々がシャニマスを続けている限り必ず見れる物語でもあります。
その為に我々はシャニマスを続けていくのです。透の登るジャングルジムとして、物語の紡ぎ手として、そしてシャニPとして。




最後に

勿論この話は『シャニP=我々』を否定するものではありません。
基本的にシャニPは我々であり、シナリオライターの方もそのつもりで書いていることでしょう。
しかし私がこの記事を書いたのは物語にほんの少しの違和感を覚えたからです。
初めは空回りを続けるシャニPに若干の嫌悪感を覚えたのが切っ掛けですが、何度も何度も読み込んでいくことで「もしかしてこのジャングルジムは見えている情報とは別の意味があるのではないだろうか?」と変化していき、私なりの答えをここに見出した次第です。
透のシナリオはあらゆる角度から見ることでいろんな発見を得られる素晴らしいシナリオだと思います。
もしかしたらジャングルジム以外のものが今後重要なファクターになり得るかも知れません。
しかし仮にそうなったとしても我々が物語の紡ぎ手であることに変わりはないのです。今後もまだまだ透の登るジャングルジムでいられるのです。(次のPssrも楽しみにしています)


まだまだ始まったばかりの浅倉透の物語、そしてノクチルの物語はこれからどうなっていくのか、とても気になるところですが高山とシナリオライターを信じましょう。


それでは、良きシャニマスライフを。

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