東北ドライブの旅 山形県金山町①雄大な景色を楽しめる「ホテルシェーネスハイム金山」に到着!
こんにちは!本日もおつかれさまです。
興奮続きの秋田県から、今度は山形県を目指しましす。やはり、途中で道の駅に寄ってしまいますね。お土産などもここで。
大吟醸と、ミルクベリーのジェラートは美味!
秋田県から山形県へ入るとまた雰囲気が変わりました。しっとりと、暑くないのはいいですね。ミステリアスな景色が続きます。
と、目指す金山町に入る峠を降りるところで、いきなり視界が開けてワクワクしました。
この連なる三つの山(薬師山、中ノ森、熊鷹森)は、金山三峰と呼ばれるランドマークだということが、のちにわかりました。美しいです。
明治維新の頃、イギリス人女性旅行家のイザベラ・バードもここに来たときの感動を記していたのですね!同じ光景を見たと思うとワクワクします。
目指すホテルは、グリーンバレー神室(かむろ)という広大な敷地に立つ、目の前がスキー場の巨大な建物。場所といい建物といい、規模の大きさに驚きました。
いったいどこに紛れ込んだというのか、これまでとはまた別世界の午後3時。天然温泉もあるとのことで、楽しみです。まだこの時点では、この町がどんなところなのか、まったく知りませんでした。
部屋に通されてまた驚いたのは、ベッドカバーがウィリアム・モリス柄だったことです。
数ヶ月前の奈良で、ウィリアム・モリス展に出会い、原画を幸せな気持ちで眺めたばかりでした。下は、その喜びを綴った記事です。
美しい壁紙パターンに触れて〜特別展「ウィリアム・モリス」奈良県立美術館
まさかの遭遇に驚きながら、ベランダに出てまた驚きます。
スキー場なんですね!
こんなに見晴らしの良い広い土地に来たのは、もしかしたら初めてじゃないかと思うほど。
そこで、テーブルに置かれていた、普段は積極的に閲覧することのないホテルガイドのファイルを開いてしまったのが、(良い意味で)運の尽きでした。
近隣の観光地といったページに、「セラピーファーム」とあり、馬の写真が載っていたのです。乗馬に関する詳細が何もないけれど、きっと乗れるに違いない、オッケー!電話しよ!こんな時はいつも、突撃さながら。躊躇なく行動です。
「あのー、今シェーネスハイムというホテルにいて知ったのですが、馬に乗れますか?」
元気の良い男性の声で、「乗れます!最初に馬の世話をしたりして、30分ぐらいになります。明日は何時ごろがいいですか?」
「すごく近くですよね。では、10時にお願いします!」後で調べると、車で5分とかからない近所です。電話を切ってから、この「馬の世話をしたり」というのが、気になって頭を離れませんでした。
「なんか、馬の世話するって言ってたよ。なんだろう?」パートナーにとっては、生まれて初めての乗馬です。
その後、天然温泉を楽しみましたが、お風呂上がりにここでもまた出会いが!
フロント脇には、薬草茶の瓶が並べてあり、自由にお茶を淹れてゆったりできる、ステキな椅子の置いてあるスペースがありました。
6種類ある中から、まずはオトギリソウ、スペアミント、エゾウコギを。お茶を作っていると、魔女にでもなった気分です。美味しい野草茶でした。
オトギリソウは、遠い昔に、祖母と山の中で一緒に採取した思い出があり、懐かしさに涙が出そうになりました。祖母の声が聞こえるようです。
と、テーブルの上に本が。
面白そう!!
え?街づくりが100年単位で行われている?
部屋に戻るのを忘れて、その場で一気に読み切ってしまいました。建築家の方の書かれたある程度専門的な内容でしたが、地元の金山町大工による金山建築を存分に生かした街づくりへの情熱と、その歴史に感動しながら、あっという間に。
「そういえば、金山町に入ると独特な建築の家が並んでいたのは、これかあ。」と、街へ出て建築も見なければという気持ちでいっぱいになりました。明日は、乗馬と建築と忙しくなりそう!
ここ金山町には二泊する予定で、ホテルの周りには何もないと聞いていたので、パートナーとは、「中日は、一日こもって仕事しようか。」「じゃあ私はブログを書こうかな。」と話していたのですが、とんでもない!
情報が次々と入ってきて、決して暇なんてことはないんですね。
ここへ来る途中で買った食材を軽い夕食にして、ベランダでのんびり。ファームの方がおっしゃるには、明日は雨だろうから、長靴や雨具を持ってきてとのことだけど、どうかしら?
そして翌朝、晴れてきました!
関東を離れて以来、福島でも秋田でもずっと曇りか雨だったので、いきなりの晴天は眩しく、夏が戻って来たように感じました。
この蝶々さんは、昨日過ごしたお茶のコーナーで、サッシの中に閉じ込められてバタバタしていたのを、朝の入浴時に見つけて解き放ちました。
元気でね〜
雨どころか、暑い一日になりそうです
それでは、いよいよ乗馬へと出発しましょう。次は、気になる「馬の世話」とやらは、一体何を差していたのか?ステキな出会いの数々を、たくさんの写真とともに綴ります!
それではまた!