3/26「ENTER HEAVENⅡ」写真で綴るストーリー①プレリュード〜宇宙より飛来する白鳥
こんにちは。本日もおつかれさまです。
ベリーダンサーのShala(シャーラ)です。
先日は、ご来場いただきどうもありがとうございました。また、おいでになれずとも応援してくださっている方々、ありがとうございます。
公演を無事に終えてのち、撮影の柴田さんから写真が届きました。夜通し作業してくださったようで、大変ありがたいです。それぞれのシーンを懐かしく思い出しました。
心身は既に次の作品へと向かっています。
すべてのシーンではありませんが、写真を少しずつ挙げていきたいと思います。同時に、私の作品の特徴も伝えていきたいです。
2011年に本格的に公演活動を始めて以来、これまで常に自然と生命、宇宙をテーマに創作してきました。
その中で、生と死のような重いテーマを扱ったり、火の鳥が象徴する変容の力にフォーカスしたりと、毎回変化があります。
でも、どれも順序立てて説明するというよりは、感じたままを自由に受け取っていただく世界観ではないかと思います。
プログラムなどに目を通さず、展開を知らずにまっさらな状態で自由に想像したいというお客様もいらっしゃるため、これまで極力説明を避けてきました。
もちろん、演じる側にはすべてのシーンにおいてはっきりとした意図があります。説明が足りないためにわかりづらかったというお客様もいらっしゃると思います。そこで、ほんの少し種明かしを。。
おいでになってくださった方には受け取った感想のどれもが正解ですが、何を舞っているのかなど、予め設定した意味を敢えて明かすとしたらこんな感じ、といった感じでさらっと読んでいただけたら幸いです。
冒頭は、宇宙から飛来して白鳥に変身してゆくところから始まります。私たちの誰もが、永遠に旅する魂です。
どのような想いをどのように広げてゆくのかは、本番のダンスで。。
そこから、物語は少しずつ展開を始めます。言葉では説明できないシーンもいろいろ。照明と音楽、独特の空気感に包まれながら感じてほしいというような。。次のシーンもその一つです。
照明がゆっくりと美しく転換してゆきます。
人生と同じく、舞台もまた役割。特に近年のShalaは、精霊や目に見えない存在など、リアルな人間ではない役を担うことが多いのでした。
それは、日本の能でいう「あわい」に当てはまります。現実世界と異界とのはざまにあって橋渡しをする、お客様をその世界に引き込むための、舞台においては非常に重要な役割です。
型こそありませんが、能には常々大変近しいものを感じています。
写真撮影:柴田正継
②へつづく