次回公演6/17に向けて〜10/22『REBIRTH』終演後SHALAへのインタビュー！
新年明けましておめでとうございます。みなさま元気でお過ごしでしょうか。Creative Team SHALADINAスタッフのakaneです。
次回の公演は、夏至を目前にした6/17（土）に決定したとのことです。
akane : 今回終演後はタイに滞在したりと、羽を休めリラックスして過ごされたそうですね。
既に次の作品に向っていると思います。そんな意識も含め、改めて「REBIRTH」へのインタビューをさせてください。
まず、お客様の反応について伺いたいです。どのような反響がありましたか。
SHALA : シーンごとにそれぞれ異なる印象を受け取ったようで、感想は非常にパーソナルでバラエティに富んだものでした。
例えば、「本当に生まれ変わるためには一度きちんと終わらせなければならないと気づきました」など、どの場面でそう感じたのかわかりませんが、「再生」というテーマに沿った抽象的な感想も多くいただきました。
また、パンゲア大陸や恐竜から進化していく場面が大好きだったという方も。
そもそも舞台は投影を受ける場所ですが、感想にはお客様ご自身が投影され、万華鏡のようだと思いました。
ひとつのテーマのもと多彩な場面展開があるので感想も様々で、浸って自由に受け取りたくて足を運ばれるお客様が多いと感じています。
私自身自由に受け取っていただけることは非常に嬉しいです。
個人的な知り合いの方々からは、覚悟だとか在り方だとか、全身全霊の舞台は言葉にできずといった、私個人への精神的な内容が多かったです。
akane : SHALAさんご自身の感想もお聞かせいただけますか。
SHALA : 演者としての感想があり、座長としてはまた別の感想がありますが、共通するものとして挙げると。
SHALAの目になると言ってくれたフーリアがリハの段階から協力してくれて、当日の照明合わせなどもかなり楽になり肩の荷が降りて、これまでになく楽に過ごせたのが印象的です。おかげで踊りもより集中できました。
見続けているお客様からも、フーリアが入って楽そうだったと言われました。
前々回、2022年3月の「ENTER HEAVEN2」が終わった時、SHALAが全てを一人で背負い精神的にも肉体的にも今後は限界を超えることがないよう、ボクシングのセコンドさながらタオルを投げ入れると言ってくれて、当時それを聞くだけで楽になりました。
どれだけ一人で走ってきたんだろうと改めて気づいたんですね。
その言葉通りの誠実さには感謝しかありません。他にも色々ありますが、これが一番の感想です。
それから、レクイエム〜鎮魂を舞うことは私の本質と改めて実感しました。ここは今後掘り下げていきたいです。
akane : 今回「REBIRTH」というテーマでしたが、舞台後に起こった変化や、ご自身再生したと感じるような出来事はありましたか。
SHALA : 終演後すぐに自分自身に寄せられる感想をはじめ、伝えたいことがあると会いに来てくれた友人たちや共演者からの提案、全てが私を一段階上に押し上げることにつながりました。
評価はどうあれ出し切ったことで、ワールドカップのサムライブルーではないけれど、「新しい景色」が見えるのはいいなと思います。
私は普段から「精神、心、身体」全てが一緒に成長しなければいけないと、ワークショップなどで何度も伝えています。
「死と再生」「変容」を司る蠍座の季節に開催したこともあると思いますが、先に意識が大きく変わり、心が変わって最後に身体もリセット。
2ヶ月近くをかけて私生活から仕事への取り組み方まで全てが変わりました。当然、踊り方も既に変わっているはずです。詳しくは話し切れません。
どのような変化だったのかは、間違いなく次の作品に現れます。生の証としての作品が、より深く味わい深いものになることを願っています。
akane : どれも印象的で選べないかもしれませんが、SHALAさんのお気に入りのシーンがあったらぜひ教えてください。
SHALA : 全部です。出演しなかったパンゲア大陸や恐竜の神話的で幻想的なシーンは、ゲネプロで客観的に見ることができて、照明の美しさが特に心に残りました。
安達さんは、まるで魔術師。毎回テーマを理解した上で、なんて美しい照明をしかも限りある機材で生み出してくれるんだろう！と感動しました。
それと、私が大地に横たわり死を迎える時の静寂、至福感。そこから蘇る時に一気に生命力がみなぎる感覚は、何度やっても新鮮です！
死とはなんて安らかなんだろうと毎回思います。
akane : ありがとうございます。それでは、次回の舞台について話せる範囲で構わないので教えていただけると嬉しいです。
SHALA : まだ編成も未定です。次にやりたいことは心身にみなぎっているのですが、今回を終えてさらに抽象的になってしまったことに気付きました。言葉で説明することができません。それがこれまでとの大きな違いです。
世界観や全体のイメージに関しては、タイ滞在中にはっきりと降りてきて何度も鳥肌が立ちました。
次は初めての夏至の頃のパフォーマンス！特別なものにしたいと思います。天から与えられるインスピレーションになるべく忠実に素直にと。
やはり私はそれを通す役割なんだと思います。
みなさんいつも応援をありがとうございます！
写真撮影：柴田正継
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