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ダンス公演「ENTER HEAVEN Ⅱ」SHALAへの公演後インタビュー!①衣装について

こんにちは。みなさま元気でお過ごしでしょうか。

Creative Team SHALADINAスタッフのakaneです。
2022年3月26日に 開催された舞台「ENTER HEAVEN Ⅱ」の演出・振付・主宰を担ったSHALAさんへの公演後インタビュー第一弾をお届けします。

まずは、公演前にもインタビューをしました” 衣装”について伺ってみたいと思います。(ゲネ写真と記載のある写真以外は、すべてカメラマンの柴田正継さんによる撮影です。)

akane:前回のインタビューでは、舞台に関するインスピレーションで一番最初に降りてくるのが衣装とのことでした。そして、SHALAさんの舞台はレオタードからハイファッションのドレスまで、非常に幅広いことが特徴ですが、今回の衣装について教えてください。

SHALA:愛をテーマにした前半はクラシック音楽が中核で、イサドラダンカンが当時踊った曲もありました。なので、愛を思わせる優しい雰囲気、素材はシルクを中心にパステル調でまとめました。
出演ダンサーのヤスミンちゃんはラベンダー、それと補色関係にあるイエローをもう一名のダンサーティエーラに。さらにオレンジをプラスして全体的に優しい印象になるようにしました。パステル調のシルクベールも活躍してくれました。いずれも照明がプラスされることは前提にあります。

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ゲネ撮影:akane〜ベールもパステルで海や風を表現
ラベンダーは照明でピンク色にも
照明によって、様々な雰囲気と色合いが生まれます

テーマが「空よりも高く海よりも深く」でしたので、私自身は冒頭では天上をイメージした白いレオタードで舞いました。羽ばたく純粋なスピリットの象徴でもあり、白鳥の白でもあります。

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ゲネ撮影:akane〜白に加え湖や宇宙を思わせる青紫
羽ばたかんと…

一方「海よりも深く」を表すクジラやシャーマンのようなシーンでは、一面の青い照明に、深いエメラルド色のレオタードで舞いました。海の深さを、海のごとき愛の深さにかけて。。ここは祈りのようなシーンでもあります。

海の底で…
レオタードは、私にはまるで水着で海で泳ぐ時のよう!

最後のシーン、究極の愛による浄化、愛の喜びを表すところは、同じエメラルド色のロングドレスで優雅さを。

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ゲネ撮影:akane〜エメラルドの衣装と照明はお気に入り

akane:幻想的な雰囲気で素敵でした。そして、後半はガラッと変わりましたよね。

SHALA:後半生演奏によるハーデースのシーンでは、一転して黒と赤のイメージが強く印象に残るようにしました。
ダンサー二人はベリーダンスの衣装で、なまめかしさと華やかさが出るように。前半の優しげなシルクの衣装とはガラッと雰囲気を変え、コントラストを打ち出しました。
私が冒頭で用いた黒のベルベットジャケットは、大柄の薔薇の刺繍が浮かび上がって、これらはみな私服。(笑)ミュージシャン二人は、黒でスッキリ!

風の音の中、ゆっくりと浮かび上がる衣装
衣装も舞も前半とは別人です!
こちらも照明がプラスされるとより幻想的に

毎回、極力想像力の邪魔をしないけれども、想像力は大いに刺激する衣装を考えているそうです。前半と後半で全く違う印象を与えるといった狙いが衣装選定にも表れ、今回も魅了してくれたSHALAさんでした。

第二弾のインタビューでは、音楽について伺ってみます。
どうぞお楽しみに!それではまた!

写真撮影:柴田正継

「ENTER HEAVEN Ⅱ」マガジンはこちら

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