創造の源泉は、感謝その11〜夜明けの水星のウェイクアップコール!中学校の理科の先生
こんばんは!本日もおつかれさまです。
ベリーダンサーのShala(シャーラ)です。
5/22(土)神楽坂セッションハウスでの公演「ENTER HEAVEN」に向けてリハーサルを重ねています。
このシリーズでは、大人になってからダンサーを目指し、実際になれるまでにお世話になった懐かしい方々、二度とお会いすることのないであろう方々、現在も繋がっている友人のことなど、感謝とともに徒然に綴っています。
真に創作意欲が湧き続けるレールにようやく乗れるまで、どれほど多くの方々の応援と励まし、厳しい言葉があったかしれません。
前回は、厳しい言葉の数々を投げかけて私を鍛えた年下の友人に10年ぶりに再会した様子を綴りました。
今回は、今に繋がるあるきっかけを与えてくださった、とても懐かしい中学校の恩師の一人、理科の中里先生について書きます。
現在私は舞台公演活動を行っていますので、他者に向かって表現するということと常に向き合っています。表現するということは、自分と永遠に向き合い続けること。それによって自分自身への理解を深めていくことに他なりません。
今でこそホロスコープを紐解き、地球以外の天体や恒星のエネルギーについて学びつつ、自分自身について少しは知るようになりましたが、中学生の頃は、太陽星座が魚座ということのほか、これといった知識もありませんでした。
シリウスが大好きで、冬が来るのが楽しみで仕方なかったというのはあります。そのほか何より夏至の日を一年で一番愛していました。これもまた出生図と大きな関わりがあることをこの頃知りました。そのために、先生のことを思い出しては感謝しています。
中学二年生の夏のある日、夏休みだったか、夜に学校の屋上に集まり天体観測をするという企画がありました。中里先生のガイドによって、夏の星空を一晩中眺めるというワクワクする企画でした。果たして今もこのような企画が可能なのか分かりませんが、授業じゃないしテストとも関係ないし夜だし、楽しみで楽しみで!
喜び勇んで自転車を走らせ、夜の学校に向かいました。何人くらい集まっていたのかも記憶がありませんが、夏の星座など夜空を観測、先生から説明を受けて過ごし、結果として朝帰りになりました。その明け方のことです。
「ほら!のぞいてみて!地平線の近くに水星があるよ。」
「えー!水星?!って見えるの?」と、訳の分からない反応をしつつ望遠鏡を覗く私。「だって、木星とか金星とか土星はわかるけど、水星って見たことないもん。」と心の中で思いながら。太陽の近くを周ってたら見えないじゃん。
「珍しいよ。よく見ておいてね。」と先生。
ああ、その時の夜明けの水星の姿を、私は一生忘れることがないでしょう。太陽が登る少し前の金色の光、雲の中にゆらゆらと蜃気楼のように浮かび上がる、初めて見る惑星のこと!鮮烈で、それは神秘的に揺れていました。
他に夜空にどんな星々を見たのか、具体的にどんな説明を受けたのかも思い出すことができませんが、朝まで楽しんだ最後に見た水星にすっかりハイになり(なぜそうなったのかは何十年も経ってから明かされます。。)再び自転車を走らせ帰宅すると、遂にそのまま一睡もできませんでした。
それで眠れずに何をしたかというと、作りかけのカーテンを縫い上げたのです。それがこれです!
今でも使ってんのかよ、とツッコミたくなりますが宝物なんです。当時はワンピースなども縫いましたが、型紙を作らず使わず、このカーテンも勝手に縫いました。小学生の時からそんな感じで高校からはピタリと止んだので、前世は若くして死んだお針子ではないかと感じています。余談ですが。
今でも望遠鏡を明け渡される時の中里先生の声を思い出すことができ、昨日のように懐かしいです。
そして、近年ホロスコープをよく見ると、私が生まれた瞬間、東の地平線には乙女座がありました。乙女座の守護星は水星です!夜明けの水星は、まさに自分が誕生した時の星座の守護星を、同じ東の地平線に見ていたことになります。そりゃあ、魂も喜んで眠れないでしょうよ。
また、MCと呼ばれる天頂には、双子座がありました。またしても守護星は水星です。さらに、地球を中心とするジオセントリック(天動説)では太陽星座魚座ですが、太陽を中心とするヘリオセントリック(地動説)では、正反対に位置する乙女座に変わるのです。つまり、ここでも水星が守護星。
夏至が異常に好きなのも、夏至から少しずつ遠ざかっていくだけで悲しい気持ちになっていた子ども時代のその理由も、この頃明らかになりました。私の水星のサビアンシンボルは、まさに夏至の始まりを表す度数なのです。夏至のエネルギーを一気に開放する度数。生きる原動力を夏至からもらってきたのも、こうして調べてみれば当然のことでした。
レッスンやワークショップで喋りまくって情報を伝えていること、今こうして記事を書いていることすら、水星の力を借りてなされているんですよね。
自分にとって関わりの深い天体を、13歳の夏に肉眼で見たことについて、今では宇宙からのウェイクアップコールであったかのように感じています。「ご覧なさい。これがあなたの守護星。いずれその力を使うようになります。」との天のメッセージ、ヘルメス神のごとき仲介者は中里先生。
先生は今どうしていらっしゃるのでしょうか。あの朝見せてくださった美しい水星の姿は目に焼きついて離れることなく、今現在の私ともしっかり繋ってインスピレーションをもらい続けています。素晴らしい企画、そして先生の愛情でした。先生ありがとう!
書けば書くほど、その時々色々な方々の愛情をいただいてきたことが分かり、涙が自然と流れます。
それではまた、思いのままに綴って参りますね!
Wikipediaより。水星。