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Zukachan racing ターファイト課 中野

Zukachan racingターファイト課の中野真佐美です。

昨日は東京・錦糸町の東武ホテルレバント東京にて

ターファイトクラブの当歳馬検討会に代表と行ってまいりました。

事前に本社会議室でスカウティングの方針について佐藤スカウト部長からお話がありました。

スカウト部長 佐藤真希人

2024年産の最初のスカウトであり、メインクラブのターファイトクラブの募集にあたり、ここは大きく夢を見られる馬をスカウトして欲しい。

そのためにも、検討会で生産者の方の熱量を是非、感じてきて欲しい。

そして、申込書を記入する代表のサポートを最大限してくるように、厳命が下りました。

そこで、事前にターファイト課としてリストアップした馬を確認しました。

今回の当歳募集の候補はこの6頭。

先日、谷川牧場におじゃました時に詳しくお話を伺った2頭。



まずはシャーラタンとギャンブルルールの牡馬。

この母馬はアルゼンチンで購入されて、アメリカ経由で来日したのですが、折角アメリカに寄るならと、最初はスパイツタウンを種付けして日本へ来る予定だったそうなのですが、ここ最近受胎率が低下していてどうなのか、と検討をされた末に、それならばその息子のシャーラタンを付けようということになったそうです。

スパイツタウンのイメージからスプリント寄りのなのではないかと思われしまいがち(モズスーパーフレアのイメージが強いから?😅)だけれども、このギャンブルルールの仔はマイルから1800mは保つと思うよ。とのこと。

そうですよね~、シャーラタンはサウジカップでミシュリフの2着。

ヨーロッパの中距離馬の強豪と差のない競馬をしただけでなく、後続を6馬身も離していますから、その実力は本物です。

身のこなしから、芝でも対応可能と見えますし、中距離戦線での活躍を期待したい一頭です。

そして、キタサンブラックとルガーサントの仔は、第2子で牡馬に出ました。

谷川社長のよく言われる、2→1→3→4の法則からすると、一番良い仔である可能性は高い訳です。

父のキタサンブラックはスピードとスタミナ、最高傑作のイクイノックスの強さを持ち出すまでもなく、もう説明は不要でしょう。

母はスプリンター路線のレースを主戦場としましたが、母の父はヴィクトワールピサ。

この世代のエースとしてクラシック路線を歩んで欲しい一頭です。

そして大狩部牧場の2頭。

まずはエフフォーリアとアシェットの仔。
おとといの段階で201kgだそうですが、恐らく競馬では430kg〜450kg位で走ることになりそうとの事。

厩舎内で削蹄の時に垂直にジャンプして転倒したり、個性的な動きを見せてくれますが、下村社長のYouTubeチャンネルを見ていると、我が道を行く性格のようで、放牧地で単独で
ダーッと走っていく様子などを見掛けます。
それと下村社長が、エフフォーリアを高く評価していて、似ている特徴などを目を細めてお話しになっていたのが、印象的でした。

そして、もう1頭のモーニンとアラーラムの牝馬。

こちらは牝馬ながらに雄大な馬体の持ち主で、生まれた時は牡馬と見まがうほどだったそうです。

見るからにパワーがありそうで、やはり完全にダート馬でしょう。

距離はマイルを主戦場にするタイプのようです。

ここ最近、疝痛や額を切ったりしていましたが、逆にそういった突発的な事象も全く隠さずにYouTubeチャンネルで見せてもらえるので、逆に信用と信頼は絶大です。

思い入れも強くなりますし、必然的に放牧地で一緒に仲間として放たれて居る馬たちも、思わず応援せずには居られません😍

私の寝る前の1時間に見る、癒しになっています🫶

続いては米田牧場のサンダースノーとソニックグルーヴの牝馬。

この馬は我がZukachan racingの命名課の最高傑作グルーヴィットの叔母にあたります。

それだけでも注目していたのに、何と2次会では米田専務とお隣でお話する機会にも恵まれました✨

まず、厩舎は新規開業の柄崎先生。
母は高齢で21歳の時の仔。

米田専務はこのエアグルーヴの牝系の馬を導入して、そして牝馬が生まれた事に本当に喜んだ事。
そして恐らく最後の仔になることなどを伺いました。
そして、調教師にはダート馬と決めつけずに芝からデビューさせて欲しいと話していることなどを本当に熱く語って頂きました✨
さらには命名のヒントまで😆

勿論それも大きいのですが、この馬の一番の決め手は品があること。

そして無事に牧場に戻った後の繁殖牝馬としての価値を見ています。

米田牧場は今年、受胎しませんでしたが、ソニックグルーヴにサトノダイヤモンドを付けたそうです。

最後に中島牧場のヴァンゴッホとカッパツハッチの牝馬。

あの千直で、あと一歩で重賞制覇となりそうだったカッパツハッチの仔。

スピードは言わずもがなですが、イーストスタッドに居るヴァンゴッホを配合された事でもう少し距離に幅を持たせようとの意思を感じます。

母の届かなかった重賞制覇を達成して欲しいものです。

検討の結果以上の6頭に申し込む事を決めました。

ただ、昨日の検討会で申し込んだのは
ギャンブルルールの24
ルガーサントの24
アシェットの24
カッパツハッチの24
の4頭としました。

これは、財務部長からの申し入れで、キャッシュバックなどを活用することと、12月に京サラの1歳募集の一括支払いが生じるのでタイミングをずらすという、戦術的なもので、能力や期待度などで差を付けた物ではありません。

さて、まずは申し込んだ4頭が無事に確定してくれる事を祈ります。


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