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ロンシャンで逢いましょう8/10(土)11(日)

ここは東京、東府中の駅前にある、競馬ファンなら誰でも知っているBAR「ロンシャン」。

今夜も競馬ファンで賑わっている。

今夜の一口馬主のお客様は7名様。

樹里さん、37歳。はるかさんの同僚で、家電のコーディネートやデザインを担当している。
東府中の駅前に新しく出来た競馬居酒屋『暴走パドック』でバイトをしているのんちゃん30歳。
イケメンマッチョの亮平さん、39歳。東府中の駅前交番に勤務。龍平さんの双子の兄だ。
東府中駅前の英会話教室の講師をしているゲイリー・ブレッドモアさん、36歳。
双葉さん、56歳。マスターの奥さん。実家は浦河の牧場(谷川牧場)で元競馬ライター。 沈着冷静で、物事を俯瞰で捉える。
久我くん、29歳。美樹と同じ大学に通う。 テンションが上がると「勝っチカチー!」と叫びながら走り出す。 どこであろうと、突然走り出すので美樹は一緒に居ると恥ずかしがる。 根は真面目で、血統に造詣が深い。
品の良い丁寧な物腰の老女は諏訪さくらさん81歳。下町の曳舟から、わざわざやって来ている。

「いやぁ、みなさんお揃いで。
今週は大挙出走ですもんね〜🤗
なので、今夜は双葉にも助っ人で来てもらいました😆」
いつもに増してご機嫌なマスター。

「今週はターファイトクラブの1歳馬募集があったでしょ?
先々週は展示会、先週は検討会と兄さんは、てんてこ舞いの忙しさだったらしいわよ。」
カウンターの皆の前に、コースターを置いていく双葉。

「そうですよね〜、会員さんも増えたようですから、争奪戦も激しくなってますね😅
今週の関屋記念でディスペランツァが勝てば、更に盛り上がるんだろうなぁ〜😍」
キンキンに冷えたグラスビールをマスターから受け取る樹里

ゲン担ぎのグラスビール。

「それにしても、この8月あたりは各クラブの1歳馬募集が重なって、情報戦の様相を呈してきているよね〜😏
俺はキャロットの価格発表を見て、目を白黒させちゃったよ😱」
双葉から受け取った梅干し入りの鍛高譚のお湯割りをチビチビ飲る亮平。

亮平は割り箸で梅干しを潰しながらチビチビと。

「へぇ~、アタシがラントリサントに申し込んだ時はもう少し買いやすかったけどなぁ〜😅
えーっと、ローズノーブルの仔は。。。
バゴの男の子かぁ、ひぇ~10万円だぁ😱
無理ーーーっ😭」
檸檬を搾る手に思わず力が入る、のん。

ロンシャンのレモンサワーは追い檸檬が付いているのです。

「ホントデスねー、とてもワタシの安いサラリーでは、手が出せませーん😭
クラブを乗り換えなくてはダメデショウカ?」
ギネスを旨そうに飲み、泡のヒゲを作るゲイリー。

クリーミーな泡を愉しむゲイリー。

「そうしなさいよ、私がターファイトクラブを紹介してあげる‼️😍」
唐揚げをカウンターに等間隔に置きながら、ゲイリーにウインクをする双葉。

揚げたてを頬張る、のん。

「くぅ~、やっぱり揚げたての唐揚げにはレモンサワーだよね〜‼️😋😋😋」
ご満悦の、のん。

「ターファイトクラブは200口から1000口まで、色々と自分で選べるのがいいわね。
私は応援するのが楽しいので、一口だけだけど、自分の予算に合わせて出資できるのは選びやすいわ🤗」
今夜もさくらさくらを愉しむさくら🌸

さくらさんはいつも一杯だけ。

「それにしても、ここ数年、キャロットは強気っスね。
まあ、去年ダービー2つ目を獲ったし、新規の人はほぼ入れないし、仕方ないのかもしれないけれど、血統的には、それほどでもない馬も連れて値上がりしてるっス😅」
ハイボールを呷る久我。

ハイボールと水割りを交互に呷る久我。

「そうなるとさ、やっぱり日高の馬を応援したくなるよなぁ✨👍
募集馬のレベルもどんどん上がってるし、生産者の意識も上がってきてるよな😁」
唐揚げを口にポイッと放り込む亮平。

「ハイ、お待たせ〜‼️
特製のステーキライス😁
ホントホント、亮平さんが言うように、繁殖牝馬の入れ替えや、配合の研究、飼料、土壌の改善、動いている人は動いていて、ジワジワと差は詰まっているから、社台ノーザン系に固執する時代は終わりなのかもしれないね😉」
聞きかじりを披露するマスター。

大人気のステーキライス。

「人それぞれ、自分に合ったクラブを複数チョイスする時代になってるっス、とにかく負担を減らして、元を取る事に拘るなら京サラみたいな低価格で募集するクラブ。
GIを狙うなら、社台サンデー。
但し、値段も高いから、当たりの馬を引けなければ、負担がハンパないッス😱
そしてシルク、キャロットと日高の牧場系の争いですが、買う側からすると、シルクとキャロットは欲しい馬を抽選で手に入れられるかどうかの問題で、満額回答は得にくい状態ッス。
となると、結果が出始めている日高系は、チャンスが増してるっス。」
力説する久我。

「でもさ、頑張ってる反面、日高の牧場系はやっぱり牝馬の募集が多いじゃない?🤔
そりゃあ、セリで売ってしまって牧場へ戻ってこなければ、繁殖に上げられないけれど、チョロチョロっと走ってハイ引退じゃ、出資意欲もなくなっちゃうよなぁ😅」
ステーキライスをガッツリ食べる合間にスプーンを立てて力説する亮平。

「でもそれは、当たり前なんスよ、血を残していって牝系を作るためには、生産牧場へ戻す、これは基本っス。
ただ、チョロチョロっと走ってすぐ引退を繰り返すような牧場は淘汰されてしまうでしょうけど、仮に未勝利で引退となっても、その馬の仔馬に夢の続きを託す事も出来るッス😉」
今度は水割りを呷る久我。

「久我くんが言う、チャンスを掴む為には、ターファイトクラブからGI馬を出すことが重要になって来るわね〜✨
ま、それは私のディスペランツァちゃんが、今週関屋記念を勝って、秋には手に入れるからいいとして、谷川牧場以外からも重賞勝ち馬を出す事も大事よね〜😍」
マスターからグラスビールのお代わりを受け取りながら樹里。

「それは、ほら、ハチメンロッピとかメディーヴァルなど近いうちにチャンスがある馬も居るし、奥山ファームさんやナカノファームさんをはじめ、更に新しく大狩部牧場さんも加わって、切磋琢磨して行くから、他の牧場さんも刺激をうけるだろうし、実現すると思うよ😍」
今度は美味そうなビフカツを皿に盛り付けたマスター。

お箸でスッと切れる柔らかさ。

「それじゃあ、私のリビングストンは今週の新馬戦を強い勝ち方をして、クラシック候補に名乗りを挙げましょう😆」
いつの間にかカウンター席の方に回って唐揚げを満喫する双葉。

1杯目は自分のために。
2杯目は明日のために。。
3杯目は思い出に。。。
こうして今宵もロンシャンの夜は更けていくのだった。

「そうそう、その2頭以外にも、ゲイリーのオールフラッグは障害2戦目で楽しみだし、ディスペランツァとリビングストンと同厩舎のラントリサントはもう後がないけど、減量騎手起用で一発に期待。
亮平さんのクールブロンは団野騎手が手の内に入れたようだから、休み明けでもいきなり期待。
さくらさんのインペリオも前走の末脚は見どころがあって、河原田騎手で更に前進を。
以上です😆」
わざとエスペラントに触れないマスター😎

「何スか、何スか。
新たなモラハラっスか‼️😭
5ヶ月ぶりの出走なのにこの仕打ち😭」
バタバタと荷物をカバンに詰め込む久我。

「ま、ま、ま、待ちなよ久我くん🤣🤣🤣」
ニヤニヤするマスター。

「ウォーッ!明日は勝つぞ明日は勝ちますカッチカチーッ!

おおお…世界人類が平和でありますように〜〜〜っ」
そう叫びながら久我は店を飛び出した(笑)


「変な子ねぇ〜😅😅😅」
呆れ顔の双葉。

「いよっ!新潟まで飛んで行けー‼️😁」
チャチャを入れる亮平。

名物が飛び出したところで、おしまい。

皆様、今週出走します7頭にご声援の程宜しくお願い致します🙇‍♂


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