プロジェクトメンバーも参加! ワークショップ 『みんなで描く 東京都手をつなぐ育成会 モデルタウン構想』
みなさん、こんにちは。石神井いとなみの起点プロジェクトの竹内(デジタル・アド・サービス)です。
石神井いとなみの起点プロジェクトは、2026年春、東京・石神井に新しく生まれる福祉の拠点(設置主体:社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会)をベースに、東京・都市部の抱える課題の多様性と絶対量に向き合いながら「基本となる福祉事業」と「みらい創造型拠点事業」そして、その2つの融合で、誰もがあたりまえのいとなみを続けていくことのできる地域づくりのモデルとなっていくことを目指すプロジェクトです。
▶︎ #01:はじめまして「石神井いとなみの起点プロジェクト」です!
今回は、石神井いとなみの起点プロジェクトのメンバーも複数参加した、社会福祉法人東京都手をつなぐ育成会 法人本部 ワークショップ(2023年12月)のことをお伝えします。
1.未来の姿を共有し、そこに向かうアクションを発想する場
このワークショップは、視座を上げて未来のありたい姿を考え、共有しながら、そこにつながるさまざまなアクションを発想する場。法人の理事や監事、本部職員や事業所職員、東京都手をつなぐ親の会、東京都手をつなぐ育成会と連携する地域法人協議会等から約30名程度のメンバーが参加し、2020年から毎年実施しています。
私たちデジタル・アド・サービスも、ワークショップの設計やツールデザイン、当日の運営のお手伝い等で並走しています。
今回のワークショップのテーマは「みんなで描く 東京都手をつなぐ育成会 モデルタウン構想」。
「東京都手をつなぐ育成会の『モデルタウン』をつくりたい」。そんなアイデアが発想されたのは、2021年に行った「私たちらしい地域貢献とは?」をテーマとしたワークショップの場でした。
▶︎ #04 かく・よむ・はなす とみえてくる 『地域のいい場のフィールドノート』
2021年のワークショップについて、こちらの記事でも少し紹介しています。
ワークショップの企画をはじめた2023年の夏頃。「東京都手をつなぐ育成会 モデルタウン構想」。なんだか、遠くにある言葉みたいだったものが、この「石神井いとなみの起点プロジェクト」をはじめ、さまざまな活動を積み重ねるなかで、「東京都手をつなぐ育成会のモデルタウン」につながるタネがいくつもできてきていることを感じはじめていました。
そんなタイミングで、「東京都手をつなぐ育成会 モデルタウン構想」をビジョナリーな目標として改めてしっかりと捉え、「それを現実のかたちにしていくには?」という問いに、参加者がともに向き合い、考えや思いを伝え合い、共有したのが、今回のワークショップ「みんなで描く 東京都手をつなぐ育成会 モデルタウン構想」でした。
2.ワークショップの様子
ワークショップはこんな感じのプログラム(抜粋)で進められました。
◆ 10年後の「地域のいい場」のスケッチを共有する
ワークショップのはじめに、それぞれの思い描く10年後の「地域のいい場」のイメージを持ちより共有。まだはっきりとした言葉にならないけれど、こうだったらいいなというイメージ、これからの地域への想いや願い。参加者一人ひとりが、手を動かし、スケッチを描いてみることからワークショップは始まりました。
◆ みんなで描く私たちらしい「モデルタウン」構想
ワークショップのメインは、グループごとに「モデルタウン構想シート」をつくること。10年後の「地域のいい場」のスケッチからイメージを膨らませ、参加者同⼠のこうありたいという思いを重ね、未来思考で描き出した未来の姿=「モデルタウン」からバックキャスティング。実現ために取り組みたい、チャレンジしたい具体的なアクションを発想していきました。
◆ プレゼンテーション
最後は、5つのグループからのアイデアのプレゼンテーションです。皆、いまの時点でのできるできないにとらわれ過ぎず、楽しみながら自分たちの発想、未来の地域の姿、そしてその実現のためのアクションプランを伝える様子がとても印象的でした。
ワークショップの終わりには、参加された立原麻里子さん(東京都手をつなぐ育成会 理事長/東京都手をつなぐ親の会 会長)からこんなコメントが寄せられました。
3.一つひとつのプロジェクトと地続きの未来
少し前、遠くの言葉だった「モデルタウン構想」。ワークショップを通じ、「ビジョナリーな目標」としての輪郭を帯びてきました。ワークショップで出たさまざまなアイデアは、そのエッセンスを抽出しながら、法人全体の中長期での重点的なテーマやアクションプランを示すロードマップへと落と込んでいきます。ロードマップは定期的にアップデートされながら、未来に向けた活動の基盤となっていきます。もちろんそのなかには、この「石神井いとなみの起点プロジェクト」のことも盛り込まれています。
ワークショップ通じて語られ、見えてきたことは、「地域を居⼼地の良い場所にしていくために、障害福祉の枠を超えていろいろな相手と⼿をつないでいきたい」ということ。石神井いとなみの起点プロジェクトでも、専⾨性や地域を超えた多様な知と経験をもつ人たちが参画し、連携しながら進めることを大事にしています。そうすることが、東京・都市部が抱える課題の多様性と絶対量と向き合って、解決へのチャレンジの可能性を広げていくことになるはずです。
▶︎ #11 ⼆⼗数年後、東京 どこかのまちで | 2050年 東京のいとなみ STORY 03
こちらの記事で、松⽥雄⼆ 東京⼤学⼤学院⼯学系研究科建築学専攻 准教授と連携して行う「快適な居住環境のモデル化」を目指す取り組みについて紹介しています。
こうしたプロジェクトの1つひとつが、障害福祉の枠を超えて、いろいろな相手と⼿をつなぎ、課題と向き合い、解決を目指すプラットフォームになっていくということを感じています。
プロジェクトの地続きに、モデルタウンが、誰もが⾃由な個⼈としての「いとなみ」を選択できる地域が、誰もが暮らし続けられる地域があるように、プロジェクトの歩みを進めていきたいと思います。
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