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・2024年に観たライブを並べてみる。個人的には、大学を卒業して就職を機に福岡に移り住んだ年であった。だから去年とか一昨年と比べると総数としては減っている。だけど、自分の観たいアーティストを観たいタイミングで、しっかりと観に行けた後悔のない1年間だった。年始の1月に観た緑黄色社会、King Gnuから始まり、12月頭に沖縄で観たKroiで締め括ることとなった2024年の記録を残しておこうと思う。

  • 1月13日 緑黄色社会 リョクシャ化計画2023-2024

  • 1月14日 King Gnu Dome Tour -the greatest unknown-

  • 1月20日 Kroi 武道館

  • 1月27日 ダウ90000・Base Ball Bear ツーマン企画ライブ

  • 5月3日 サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 "turn"

  • 5月11日 SEKAI NO OWARI "深海"

  • 5月18日 XG 1st WORLD TOUR “The first HOWL”

  • 5月24日 カネコアヤノ

  • 5月31日 Tempalay Tour 2024”((ika))"

  • 6月14日 MONO NO AWARE

  • 8月31日 Kroi Live Tour 2024-2025 “Unspoil”福岡

  • 9月8日 30th Sunset Live 2024

  • 10月26日 Bialy Stocks

  • 10月30日 Sam Gendel& Sam Wilkes

  • 11月16日 Kroi Live Tour 2024-2025 “Unspoil”大分

  • 12月8日 Kroi Live Tour 2024-2025 “Unspoil”沖縄

・並べてみると意外と多かった。全部で16公演。そのうちKroiが4公演を占めているのも、今年のApple music replay を見ると納得である。最近年末になると、SNSでほとんどの人が年間ベストとか、最も聴いたアーティストランキング的なるものをアップしていたりするが、それは『音楽を聴くこと』が趣味たり得ない現代においてかなり逆行している傾向だと思う。「このアーティストが上位にランクインしている私のセンスを見て」「1年通してこれほどまでの時間このグループの楽曲を聴いていたのよ」とか、ある種ステータス化させている。


・これには、Apple musicの年間ベストを納得いくラインナップにするために、ランク外の曲を年末ひたすら聴き続けることを「年末調整」というダウ90000蓮見翔の行動も合点がいく。このプレイリストを公開することで、自分のセンスが晒されて世間に試されているように感じるのもまた、現代システムの弊害なのかもしれない。だからみんなSpotifyに移行していくのか。あれは「あなたは上位⚪︎⚪︎%のリスナーです。」と、ただ褒めてくれるだけだから。とはいえSpotifyはPodcastとの親和性が強すぎて、アプリ自体がほとんどPodcastを聴くアプリと化してしまっている自分にとっては、まだしばらくはApple musicユーザーであるだろう。Spotify派かApple Music派か論争はこれからも永遠に続くのか。

・はい、ランキングね。

・まず、誰に何を言われようとぶっちぎりの1位は圧倒的にXGである。異論は認めない。もう今年の1年は彼女等のためにあったといっても過言ではないレベルで1位。やばすぎる。待望のワールドツアー、日本での公演は去年秋に関東で行われたショーケース以来?まあいずれにしてもやばすぎる。強すぎる。今年の5月にワールドツアーが始まり、日本公演の大阪2日間と横浜2日間から快進撃続き。そこからアジア、ヨーロッパ、北米南米とか。もうワールドツアー(仮)じゃなくて正真正銘のワールドツアーをやってる。世界一周。アルバム出したからツアーやるとかじゃなくて、ツアーやりながらアルバム出して、それのPRで日本とか韓国に帰りながら世界中でライブをやってる。もう鉄人すぎる。彼女等の言い方で言うなら宇宙人か。鉄人と宇宙人とギャルのキメラ。全体的に光沢があって妙な統一感がありそうなのは一旦置いておく。

今年の5月でこれだけ発光してたから、
あながち間違いではないのかも。


・その一発目の大阪公演初日に行った。まだWOKE UP出してないのに、限られた楽曲数と圧倒的な歌唱力によるカバー曲たち。これはヨーロッパとか北米周ってた時にも度々話題になっていたけれど、選曲とボーカルライン3人の表現力が凄まじい。贔屓目なしで、ここ最近観たアーティストの中でもトップクラス。

Tippy toesなんかもうやばい


・ラップラインが観客席に登場してくるのも、ライブ感があって良い演出すぎた。予測不能神出鬼没なXGに、大阪城ホールが大混乱していた。初めに奈落からせり上がり登場するCOCONAの1点に注目を集める力と、JURINの場の制圧力が凄まじい。メインステージで一点に集めた視線を観客席に持って行き、最後にJURINで全員を落とす。ステージ、演出、衣装、歌唱力、パフォーマンス。どこをどうピックアップしても完全にワールドクラスで圧倒的なステージだった。アンコール後のWOKEUP初披露も凄まじかった。

初めて聴いた時の不気味さとカッコ良さの共存具合がもう


・褒め出すとキリがないのでこの辺にしとくけど、2024年5月というこのタイミングで単独の公演を観ることができたのはとても良かった。来年のコーチェラの様子がどうなるのか楽しみすぎる。あと彼女等の活動を追っていて感じるのがやはり多言語コミュニケーション力が現代において最強だということだ。日本語、韓国語、英語で自在に感情を即座に表現できることは、現代においてかなり大きな武器となっているに違いない。デビューまでの期間、毎日韓国語と英語で動画の日記を撮っていたという話があるが、その努力の成果を活かししっかりと世界で活躍しているのが本当に素晴らしいし、誇らしいと思う。これからの活躍も楽しみである。

・ランキングと書いてXG以外について全く書けそうにないので割愛するが、他にもベスト級に良かったのはもちろんあった。中でもTempalay、サカナクション、BialyStocksが特に良かった。Kroiはツアーを観た中では福岡が一番良かった。待望の”custard”と唯一”GAS”を披露したらしい。大分で温泉県繋がりで聴けた”熱海”も良かった。別府に泊まった時の町が良かった話もまた別でしたい。来年こそはフジロックに行きたい。それが2025年の目標のひとつ。来年も音楽に溢れた年にしていきたい。

サカナクション・Tempalay・BialyStocks

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