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年末と帰省と

気がつけば12月27日だった。
働いてから自転車で立ち漕ぎをしていない
新聞の見出しが綺麗な五七五
サングラスはもっと自慢げにかけないと。
買った服の紙袋をずっと渡してくれない
この1週間でエビフライを何本食べただろう
年始は時が経つのが早すぎる。
ずっと年末がいい。
12月30日がずっと続けばいいのに。

・変わらないと思っていた景色が、いつの間にか変わっている。街が生まれ変わることはパワフルで良いことなのだけど、そこに紐づいた思い出も一緒に建て替わってしまうからそれはそれで寂しい。生まれ育った思い出の町と都市の開発。実家の最寄駅近くにビルが建つらしい。夏にはなかった大きなクレーンが、東口で幅を利かせていた。駅前の駐輪場がきれいになって、スーパーの跡地は整地されていた。ここにはもう一度、同じスーパーが建つらしい。それでもなお、遠足のおやつを買っていた駄菓子屋は、未だに土曜日に少年ジャンプを売っているので安心する。家のポストの開け方は指先が覚えている。実家のリビングは相変わらず散らかっていて、冷蔵庫には隙間がない。自分の部屋は物置きになっていた。でもそれでいい。安心するとても温かな布団。

恒例のトランプで整う正月


・盆休み以来の帰省が終わる。帰りの新幹線でこれを書いている。実家を離れ、一人暮らしを始めた今年。いわゆる「帰省」というものを3回ほど経験した。帰る場所があるという安心感、自分が帰ることで喜んでもらえる嬉しさ。一年間よく頑張ったと褒めてもらえる幸せ。実家では味わうことができなかった「帰省」という概念のことを、回数を重ねるたびに好きになっている。人類みんな頻繁に帰省した方がいい。暇があれば、隙があればすぐにでも実家に帰った方がいい。爺ちゃん婆ちゃんの家なんか特に、これでもかってくらい行った方がいい。祖父母にお年玉を渡す。年下の従兄弟がずっと物件を探している。4月から東京に住むらしい。


・毎日ご馳走で幸せだ。おせちはカラフルだから良い。御年賀のお菓子があるから甘味には困らない。ここで効いてくるのがカラムーチョである。深夜のカラムーチョくっそうまい。YouTubeでコントを見ながら食う。布団に包まりながら、従兄弟と食うヤンヤンつけボー。これがもうくっそうまい。

まぁ控えめに言って優勝ではある

・来年の抱負を友達と言い合う年末。あっという間に過ぎていく1年になるようにも、毎月毎週毎日を充実したものにするためにも、今年もアンテナを張り巡らして生きていく。動く年に。動き続ける1年にする。結局健康が一番かっこいい。何があっても健康がいい。今年は鍛える。分厚い文化系になる。憧れはジェレミーアレンホワイトの腕。白シャツに青エプロンが似合う人になる。

料理×太い腕=最強


・DJもしたい。写真で仕事もしたい。英語も勉強する。料理も引き続きする。仕事でプラスになる資格も取る。好奇心の塊である。時間に余裕のある生活で視野を広げていく。食と旅と音楽の深堀り。

・正月、爺ちゃんに自分の名字のルーツを聞いた。生まれた土地のこと、戦時中に疎開した先のこと。爺ちゃんの爺ちゃんのこと。私の家系の名字は調べがいがありそうだった。このタイミングでルーツを辿るのはかなりおもろいと思う。最終的にどこに行き着くのか分からないけど、珍しい名字だから辿れるところまでは辿ってみようと思う。そう言う意味でも今年のテーマは「動く」ことになりそうだ。パワフルに健康に2025年も進んでいく。面白い話を、関係各所の身内の皆さんには期待しておいてもらいたい。「帰省」をするために、今年も楽しく健康に生活を続ける。
2025年1月5日

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