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【デュエマ】はぐれジャイアント達のドルゲーザ大行進

<はじめに>

初めましての方は初めまして。そうでない方はご無沙汰しています。シノビドルゲーザとシャコを愛する純真なファンデッカー√やさぶら。です。2023年度の怒涛のジャイアント強化の波に乗じてこれまでいくつかジャイアント、ひいては『ドルゲーザ』に関する記事を投稿していました。そんな2023年のシリーズも終わりを迎えた今『ドルゲーザ』はどのような道を歩んでいるのかを本記事では机上論満載で紹介していきます。しがないファンデッカーの戯言と思いお付き合いください…(本稿は以下の記事の若干の続編となっていますが読まなくても楽しんでもらえるようになっている、はずです。)

<これまでのあらまし>

まずはこれまで『ドルゲーザ』がどのような変遷を辿ってきたかをざっとおさらいしておきましょう…

2023年、アビスレボリューションで起こった三つの出来事!

  • 一つ!ジャイアントの足回りと中継ぎと詰めが強化され【シノビドルゲーザ】からシノビが左遷される!

  • 二つ!強固な足回りを獲得した『ドルゲーザ』は無二の大量ドローソースとして一瞬だけ新デッキ【ジャイアント】に君臨する!

  • 三つ!次々と投入された足回り強化に遂に足元をすくわれる!

というわけで、アビスレボリューション開始当初こそ『チアスカーレット アカネ』を筆頭とするジャイアント関連の強化パーツによって『ドルゲーザ』の使い勝手が良くなったと思われたのですが、第3弾「魔覇革命」に収録されたあまりに強いカード達、特に『レイクポーチャー』によって『ドルゲーザ』はもはや【ジャイアント】における立場すらなくなってしまったのです。

『ドルゲーザ』のアイデンティティであった大量ドローによるサーチ性能という部分を色々おまけつきまくりでかっさらっていった張本人

そんな行き場をなくした『ドルゲーザ』。私も一時は『ドルゲーザ』抜きの【青緑ジャイアント】を、「まあゴルファンタジスタもこの一年でかなり愛着湧いたしいっか…」と己に言い聞かせてチューニングしていた時期もありました。しかし、やはり私がデュエマから離れるたびに引き戻してくれたのは『ドルゲーザ』だということを思い返し、その衝動のまま【青緑ジャイアント】を崩して即刻『ドルゲーザ』の新境地を目指してデッキの調整を始めたのでした。

<原点回帰とブレイクスルー>

・従来の『ドルゲーザ』の分析

そんなこんなで新たな『ドルゲーザ』デッキを作ろうと決意したわけですが、ただただ強い【ジャイアント】を作成しようとすると『ドルゲーザ』がするすると抜けていってしまう現象に幾度もぶつかってきた私ではあるので、今回は恥は捨てて、一旦競技的な差別化やら独自性というものはさて置き、『ドルゲーザ』に相性の良いカードたちをデッキにまとめていくという風に思考を進めていきました。

まず、従来の『ドルゲーザ』の運用法は以下の通り。

見てわかる通り「2→4」のマナカーブを基軸に『ドルゲーザ』の早期着地を目指すというのがこれまでのメインプランかつ唯一のプランだったのですが、これにはいくつかの問題点があるのはもはや明確だと思います。まず、この現代にたったパワー3000しかない『西南の超人』が1ターン生き残ることに全ベットしているのです。またその細い線が通った上でやることが5マナ3ドロー…よくよく考えてみれば3ドローしたいなら普通に『サイバーブレイン』でも打っていれば良いのです…(ジャイアントを抜いたシノビデッキを使ったことがある人なら共感していただけるかと思いますが、実は『ドルゲーザ』の強さはドロー枚数だけでなくデカブツがバトルゾーンに出てくる、という点にもあるので一概に「4ターンドルゲーザするならドロー呪文を打った方がいい」ともいえないものの…)そもそも現代デュエマで4ターン目まで相手に干渉せずに無事に生きていること自体珍しいのかもしれません。
ともかくこの動き自体少々(というか大分)時代に遅れをとっていると言わざるをえないのです。しかしながら、問題の本質はデッキの命運をこの細くて薄い線一本に任せていることであり、この動きをベースにアビスレボリューションによって得た新規パーツを駆使して、足回り強化やサブプランの搭載ができれば十分運用できるのではないかというところから新戦力を探しに行きました…

そうして選出されていったのが「はぐれジャイアント四天王」なのです!

・「はぐれジャイアント四天王」結成

一枚目は今も昔も『ドルゲーザ』のお供、『西南の超人 / 断断打つべしナウ』です。(全然新規パーツではないですがそこはご愛嬌♡)

銅トレジャーの光り方大好きなんですが同志の方います?

以前の記事でも書いたことがあるのですが、このカードは「除去されたら元も子もない」という点で若干現代のカードパワーに遅れは取るものの、やはり生き残った時のリターンの大きさは計り知れません。コイツがいるだけで普段の2倍は展開力が増すということは使ったことがある人ならわかるでしょう。下面も申し訳程度の延命措置に役立つときがあったりする意外とありがたいカードなのです。でも最近は『雲の超人』の出現のためか【ジャイアント】に採用されないことが増えてきているようですね…ただ個人的にはスペックが時代に追いついていないということはなく、このカード一枚に依存してしまう構築さえ避ければ今でも十二分に戦えるカードだと私は信じています。

続いては「2→4」の動きの中に取り込めて、現代デュエマのスピードにも対処できるカードとして白羽の矢が立ったコイツ、『巨魔天 アオフェシー』です。

そういえば「セレス」とかいう種族は結局サポート刷られてないですね。
  • まずジャイアントであり、わずか4コストで「相手の即時打点の足止め」という現代において最高峰のコントロール能力を発揮できるこのカードは、革命チェンジせずとも4コストで手打ちして尚お釣りが出るくらいの強力なカードであり、コイツの採用によって現代デュエマのゲームスピードに追いつきつつ、『西南の超人』だけに依存しないもう一つの4コストプランを選択できるようになります。(なんなら『西南の超人』が召喚できるタイミングでもコイツを出した方が強い時が多いです。)コイツは恐らく、ほぼ上位互換的な能力を持っている『銀河竜ゴルファンタジスタ』の存在が目の上のたんこぶである上に、コイツに革命チェンジしても次に5コスト以上のチェンジ元を必要とする上位のチェンジ先に繋がらないという理由であまり【ジャイアント】での採用は少ないですね…

    続いて、4コストジャイアントで相手に干渉しつつ、自身のリソースも稼ぎつつ、受け札にもなりつつ、『アオフェシー』との相性もよい…と大根もびっくりな過食部だらけのこのカード、『運命の親衛隊シウバ / 「その運命、我らもそれに従おう」』です!

種族に二つもジャイアントが入っている不思議なカード(呪文面までいれたら三つも)

このカードの印象はとにかく器用。それに尽きます。先述の通り盤面処理、マナ加速、受け札、運が良ければ手札補充…とできることが多すぎます。そして何より強力なのが「2→4」でコイツを出し、MFで相手の小型を処理しにいくついでに『アオフェシー』に革命チェンジして2ドロー+盤面ロックをかける動き。盤面処理した上で即時打点を牽制しロックを決める(しかもマナと手札が増える)というのはさながら『デジルムカデ』採用時の【デッドダムド】や【黒魔道具】のようでありアグレッシブな現代のデッキにも十分対応できるコントロール性能を発揮してくれます。下面もついでにしては強力すぎる受け性能を誇っており、特に【赤単】のような小粒を並べて殴ってくるデッキに対しては『ユキムラ』や『ドルゲーザ』等の大型獣を捨てることで盤面を一掃できます。
ちなみにこのカードも一般的な【青緑ジャイアント】には採用されていないイメージですね。理由はおそらく『チアスカーレット アカネ』とかいうこれと同じくらい器用なスーパーパワーカードが優先して採用されるからでしょう。しかし最近のアカネ採用デッキは『アカネ』や『レイクポーチャー』の5マナ帯に強力なカードが多く、マナカーブも「3→5」に寄って来ていますが、「2→4」の動きを基軸にするこのデッキでは3ターン目に出せるという大きな差別化点があります!
(…なんて言っておきながら最終デッキには『アカネ』も採用してるんですが。まあ役割がちょっと異なるのでセーフということで。)

四天王最後の一枚は、全然はぐれものではないのですがあまりに『ドルゲーザ』との相性がいいこのカード、『アシステスト シネラリア』です!

可愛い

このカードはいわば『西南の超人』の5枚目以降です。「いやいやじゃあ非ツインパクトの『西南の超人』でいいじゃないか」と思う方がいるかと思いますが、この2枚は合わさって初めて相乗効果で強くなるのです!初めに何故5枚目以降の『西南の超人』と表現したのかと言えば、『ドルゲーザ』を召喚する時の軽減できるコスト数を自身をプレイするのに必要なコスト数から引いた「実質コスト」が1で『西南の超人』と同じなんですね。つまり実質1コストで『ドルゲーザ』のドロー枚数を傘増しできるのですが、それだけではありません。初めに紹介した古典的な『ドルゲーザ』の運用方法において、4ターン目、『西南の超人』がいる状態でこのカードは1コストで召喚できます。そしてコイツ1体で『ドルゲーザ』のコストが2下がります。ということは『西南の超人』下でコイツの実質コストは-1なのです!また、これまで『西南の超人』がいるときに2体目の『西南の超人』を出そうとすると2コストもかかり、少し損をした気分だったのですがコイツを採用することで、コイツを1マナで出してドローしながら、2体目の『西南の超人』を1マナで出す、という同じ2マナを使ったアクションでも旨みが数倍も変わってくるのです!また素で3コストなので2ターン目に初動を引けなかった時も問題なくプレーできるのも安定感をあげてくれます。そんなわけで今も【青緑ジャイアント】で現役バリバリのカードですが、「はぐれジャイアント四天王」の最後のピースとして採用することにしました!

こうして集まった「はぐれジャイアント四天王」。初めはそんなつもりはなかったのですが、『ドルゲーザ』に相性のいいカードを探していくと結果的に一般的な【青緑ジャイアント】とは絶妙に噛み合わなかったカードたちが集まり、奇跡的に差別化が図られたわけで、改めてこのアビスレボリューションというシリーズの層の厚さを感じましたね。また『ドルゲーザ』含めインフレによってあぶられたかと思われたカードたちが独自のシナジーを発揮して抵抗するというのもなんだかエモさがあったり…

では前置き(?)が長くなりましたが、実際のデッキ紹介に移りましょう!!

〈デッキ紹介:【青緑はぐれドルゲーザ】〉


・全体の動き

このデッキの動き方を一言で表せば、「ドルゲーザで手札を溜め込んでから最適なプランを選択してコントロール」していく、というものです。そのためピン投のカードも多くあります。

明確なフィニッシュプランとしては、(ⅰ)『ドルゲーザ』で大量ドローをし、『シャコガイル』でEXウィンするプラン、(ⅱ)2体の『ゴルファンタジスタ』を立てて、過剰打点で殴り勝つプラン、の二通りがあります。基本的にはコントロールした暁に『シャコ』で安全圏から勝利をもぎ取る方が確実ではありますが、相手の受けが薄そうな場合とっとと殴ってしまった方が早いですね。そしてこれらの選択肢を柔軟に選ぶことを可能にしてくれるのが『ドルゲーザ』による大量ドローな訳です。

序盤の動きも色々と組み方はありますが、最も強いと思うのが先述した、「3ターン目『シウバ』からの『アオフェシー』革命チェンジによる盤面ロック」の動きです。『ドルゲーザ』はあくまでもデッキの潤滑油である上に盤面にジャイアントが少ない状況で急いで出しても大した旨味がないのでゆっくりとコントロールしていくこの動きが現状最も強力だと言えます。また、従来のような動きも顕在で、「3ターン目『西南』から4ターン目に『シネラリア』や『サイネリア』を挟んだ上で『ドルゲーザ』着地」という動きも十分強力ですね。こちらは後続を探しつつ自分の足回りをガッチガチにできるプランであり、相手のデッキが少しゆっくりめなときに特に有効だと考えられます。
では次に各カードの採用理由を紹介していきましょう。

・各カードの採用理由と細かい運用方法

『アシスター サイネリア』

地味にガードマンが優秀ですね

このデッキの2コスト初動。後述の『フェアリーre ライフ』とは異なり、除去に弱いという欠点はありつつも、生存すれば『ドルゲーザ』のシンパシーやドロー能力の頭数が増えるのでリターンはとてつもなく大きい。そもそもパワーも高く除去されるリスクは低めなのでどちらかといえば優先したいカードである。またこのデッキにおいては最終手段としてコイツを2マナで出し、1マナで『西南の超人』の呪文をコイツに当てて、たった3マナでパワー6000以下の攻撃を全て受け止めることができるのでそれも知っておいてもらいたい。

・『フェアリー・Re:ライフ』

デュエパデッキの登場以降ぐんと流通数が増えた印象

2コスト初動2種類目。効果は至ってシンプルな1ブースト。『サイネリア』と異なり、除去に強いがジャイアントの頭数には数えられないという相互互換的な側面を持ちます。相手が序盤から頻繁に除去を打てるようなデッキであればこちらを優先したいところ。またGSが地味に強く、申し訳程度の受け札としての役割も担う便利なカード。

・『アシステスト シネラリア』

なんか近くのカドショのストレージに全然なかったことからも割と使われてるんだろうな〜とも。

「はぐれジャイアント四天王」の1人にして、全然はぐれていない人。このカードは1枚ではあまりアドバンテージを稼げないものの他のカードと組み合わせることで旨みが5億倍くらいに跳ね上がる良カード。完璧な2→4の動きができなくても2ターン目『サイネリア』から3ターン目に出せれば1ドローしながら、後続のコスト軽減もできてデッキの動きをなめらかにしてくれます。ぱっと見『サイネリア』に似た見た目ですが、パワーは2000で低めだったり、コイツは常時1コスト軽減ができたりと割と違いが多いのでごっちゃにならないように注意。

・『氷駆の妖精』

頭の上に乗っているちっちゃいのが可愛いですね。

『シネラリア』との相互互換的なカード。そう考えると「はぐれジャイアント四天王」の5人目かもしれないですね。ちなみに4枚採用したいカードの4枚目を似たような能力を持ちながら少し違う役割を持てるカードにするというピン投スタイルは完全に私の趣味です。(なぜ好きかと問われれば答えは一つ。玄人っぽいから。
3マナ1ブーストしながらジャイアントの頭数が増えるということで、序盤で言えばやっていることは『シネラリア』とほぼ同じ役割を担えるのですが、それだけでなく終盤にはシビルカウント効果でマナを倍にして強引に勝ち筋を通しに行けるある種の脳筋です。初めは普通に『シネラリア』を4枚採用していたのですが、このデッキはあまりマナが伸びづらく、いざ『シャコガイル』を出そうという時に絶妙にマナが足りなかったり、『シャコ』+『ドルゲーザ』まで行けたらすぐにEXウィンできるのに『シャコ』しか出せない、という局面が多かったので採用。特に序盤使わない『シャコ』をマナに置いておいて終盤に勝負を決めにいきたいターンに『ドルゲユキムラ』で『シャコ』をマナから回収して、加えて『ドルゲーザ』まで出して即座にEXウィンまで持っていくという動きを押し通しやすくなり、使い勝手は非常に良好でした。

・『西南の超人 / 断断打つべしナウ』

なんかの間違いで下の呪文が『ドンドン吸い込むナウ』にならんかな〜。

「はぐれジャイアント四天王」の1人にして『ドルゲーザ』の古くからのお供。書きたいことはほとんど上の方で書いたのですが、とにかく除去されなければ強力、ということだけは伝えたいですね。先述の『シネラリア』との噛み合わせは抜群で、ただドローを挟みながら互いを1マナで召喚できるというだけでなく、『シネラリア』のウルトラセイバーによって『西南』を守ることもできるので本当にベストカップルかも。

・『巨魔天アオフェシー』

アドレナリン版が意外と実店舗のカドショにはおいてないんですよね〜

「はぐれジャイアント四天王」の1人にして最強の一枚。このデッキのほとんど切り札。『シウバ』の攻撃時に革命チェンジして2ドローしながら盤面ロックも強力ですが、2マナ初動から繋げて3ターン目に手打ちするだけでも十分に有利状況を作ってくれます。また割とデカブツである点も高評価で、『シウバ』ではしばききれないクリーチャーまで除去できたり、殴り切るプランを取る時に打点としても優秀。ただ相手の即時打点を防ぐ能力は最近流行りの『ボンキゴマイム』や『銀河竜ゴルファンタジスタ』と異なり常在能力なので例えば相手のSAクリーチャーが出た時に登場時能力で除去されてしまえばそのまま走られます。なので中盤以降にこのカードを使う時は2体立てておくか、横に『シネラリア』や『西南』などのセイバー能力を持ったクリーチャーを置いておくと安心ですね。ともかくコイツの3ターン目着地を目指すのがこのデッキのメインプランです。

・『運命の親衛隊シウバ / 「その運命、我らもそれに従おう」』

登場時のドロー能力は基本外れるものと思っておくと当たった時嬉しいですね。

「はぐれジャイアント四天王」の1人。先述の通りなんでもそつなくこなせる大根カード。特に相手のメタクリの除去には一役買ってくれます。『アオフェシー』のベストパートナーですね。

これまでは序中版の足回りを固めるカードが中心でしたがここからはその次に起こしたいビッグアクションの面々です。

・『チアスカーレット アカネ』

最初からずっと強かった人

コイツは言わずもがな現代の【青緑ジャイアント】のほとんど切り札として機能しているカードですが、やはり1枚から展開できる可能性で言えば無限大であり、コイツ1枚から宇宙が広がることも多々。このデッキにおいて採用に踏み切った一番の理由は『ドルゲユキムラ』以外にもマナに置いたカードにアクセスできるカードが欲しかったからですね。コイツがいるだけで序盤に『ユキムラ』をマナに置いてしまっても全然安心。4枚採用しても良かったのですが、意外とメクレイドで掘ってきて強力なカードが少なかったり(足回りのカードがデッキの大半を占めているため)、もう少し他のプランも取れるようにしたかったために2枚採用です。

・『銀河竜 ゴルファンタジスタ』

ファー!!!!!!もちょっと懐かしいですね…

個人的に世の中のジャイアントで一番強いと思っているカード。相手のSTで出てきたクリーチャーの攻撃まで封じれるのがナントモ強力で言ってしまえばコイツがいればSTケアができているようなものです。そのため、殴り切るプランには必須とも言えるカードですね。場のジャイアントのバトルを肩代わりできる能力も『シウバ』や『アカネ』の除去範囲を広げることができて非常に良い。革命チェンジで出すイメージが強いかもしれませんがこのデッキにおいては古典的な『ドルゲーザ』運用法における4ターン目、つまり『西南』から手打ちして繋がるカードとして採用しています。基本的な役割は『アオフェシー』と被るのでピン投ですが、ここぞという時には『アオフェシー』の三倍くらいロック能力の強いこちらを出したほうが良いですね。

・『超重竜 ゴルファンタジスタ』

ファー!!!否!る!エンドだ〜!

世間的な【青緑ジャイアント】の切り札で、ジャイアント版『ドギラゴン剣』といったようなカードパワーの塊。『銀河竜』の方が守り寄りの能力をしているのとは対照的に、こちらは自分から仕掛けに行けるカード。二つのフィニッシュプランどちらにおいても有用なカードで、『シャコガイル』でのEXウィンを目指す時はマナと手札(残り山札を削る)という『シャコ』に必要なものを一挙に終極宣言で揃えることができ、殴り切るプランでは全軍にアンブロッカブルを付与できるのが非常に強い。殴るプランを採る時は2体の『ゴルファンタジスタ』を揃えるのが一つの終着点となります。ジャイアントを踏み倒す能力はただの登場時能力なので手打ちで発動でき使い勝手が良く、終極宣言を使いたい時は『シネラリア』を出してセイバーで守ってもらったり、守りを固めたいときは『アオフェシー』を出したり、そのときそのときに合わせて必要な小型中型ジャイアントを踏み倒せるのでいろんな場面で使えます。別にあんまり使う気がない場面でもコイツが場に立っているだけで相手からすれば終極宣言を決められる、、、というプレッシャーがすごいのでTPS風に言えば「ヘイト集め」にも使える一枚。とにかく制圧力の鬼ですが、使うのは中盤以降なのでピン投で十分です!

・『剛撃戦攻 ドルゲーザ』

『ドルゲーザ』の銀トレジャー…待ってます…

さてさてお待ちかねの本デッキの、というか本記事の主役!(とは言いつつも今回は足回りの点についての言及が多かったですが。)
2023年で色々ジャイアントは登場しましたが、やっぱりこのカードに勝てるほど手札を稼げるカードは他に存在しません。またコイツを並べているだけで大量の手札補充と大型ジャイアントの乱立といういずれのフィニッシュプランにおいても重要な要素を担うことができます。このデッキのカード(特にフィニッシュに必要なカード)が色々ピン投でも成り立っているのはコイツのおかげです。でも、このカードを出すのが目的になっていては勝てません。まずは盤面の制圧を優先した方が身のためです!!そして早くGSがついたバージョンが出て欲しい!(願望

・『終の怒流牙 ドルゲユキムラ』

この銀トレジャーが発表されたときそれを喜ぶだけの記事を書こうか迷った。

このデッキの潤滑油そのn。タダで出てくるTブレイカーパワー17000ってのは普通に考えてそれだけで暴力です。その上マナ回収までついてくるんですからお得なことこの上ない。僕はこれまでこのカードを採用したデッキばっかり使ってきたのでマナ置きが絶望的に下手で、マナに触れるカードがないデッキだと1000%事故を起こします。そんな僕でもコイツがいれば多少雑なプレーもカバーできるので保護者みたいな存在です。他のカードもそんな感じですが、コイツも2つのフィニッシュプランを切り替えていける柔軟性を兼ね備えているのでいざというときにプラン変更ができるように余裕のあるプレーが肝要ですね。ちなみに銀トレで再録された際、G・ゼロ条件が「ジャイアントが4””以上」に変更されたので、このデッキには採用していませんがタマシードのジャイアントも1枚としてカウントできるようになったことを知っておくとどこかで役に立つかもしれません。

・『水上第九院 シャコガイル』

シャコも2023年で一気に安くなりましたね〜…

このデッキのメインのフィニッシュプランを担う詰め札。9マナは少し多いですが、まあその辺は『氷駆の妖精』がなんとかしてくれます。目標は『シャコ』+『ドルゲーザ』で即刻EXウィン。序盤は一切使わないので基本はマナに置いておいていいですが、『シウバ』の下面の呪文で捨てるカードとしては一番コストの大きいカードなので時としてハンドキープがいいこともあるかも…?

最後に受け札の紹介です!

・『蒼神龍トライクラブ・トライショット』

名前適当に読んじゃうカードランキング堂々の第一位です。

このデッキ最強の受け札。ビート対面ではとにかくコイツが盾に埋まっていることを祈りましょう。手打ちも強力で、特に『超重竜』の効果でコイツを出して盤面を一掃して『アオフェシー』等で盤面ロックができるということでお手軽確定除去手段としても強いです。STで登場して生き残れた場合は2体の『ゴルファンタジスタ』のチェンジ元にもなれるので殴る時には覚えておくといいが、ブロッカーが場に残っている方が嬉しいので他に打点が揃っている時は殴るときも一応アタックせずに温存しておくのがおすすめ。でも速攻相手にコイツが盾から捲れたら即刻革命チェンジしながら殴って強引に勝ちに持っていきましょう。

・『大地門ライフ・ゲート』

意外と再録回数は多くないが、スーパーデッキ版のイラストがカッコ良すぎるので満足です

『トライクラブ』の枠の4枚目としてピン投。基本的な受け性能としては『トライクラブ』に軍配が上がるがカウンター性能はこちらの方が高い。だが自分のターンに確定除去手段として打った時はこちらの方が強いので『ゲンムエンペラー』等の超大型クリーチャーに嵌められないために採用。ちなみに『ユキムラ』の効果で拾えるのはクリーチャーのみなのでコイツは回収できないことは注意しておきたい。

・『光牙忍ハヤブサマル』

やっぱりUGCしか勝たん。(メガちゃん並感)

古より強力な殿堂入り受け札。最近では『カクメイジン』の呪文タダ打ち能力が「シールドブレイク」のタイミングなのでコイツでブロックできれば不発にできるという点で注目されているカード。序盤から受け札として使えるので手札に来た時の安心感は凄まじい。手札補充が得意なこのデッキとは相性がいいですね。

・『怒流牙サイゾウミスト』

最近やっと憧れのUGCを買いました。

古、と言うほど昔からではないですが結構前からコントロールデッキの受け札の定番。最近は環境の高速化からかニンスト能力を使うのに7マナ必要というフットワークの重さが足を引っ張り採用デッキが減っている印象。このデッキにおいても初めは他の受け札や詰め札を採用していたときもあったのですが、回していると意外と山札回復のカードがあった方が安心だと判明し、採用している一枚。勿論受け札として終盤に手札にあると相手の計算をずらせますが、序盤はマナに置いておいて必要なときに『アカネ』効果で釣ってくるのもアリ。光文明のカードはこのデッキにコイツ含めて2枚しかないですが、『アカネ』の効果でマナから召喚する時は自身をマナの色としてカウントできるので全然出せます。とはいえ、環境によって調整したい一枚ですね〜。

まとめ

という訳で、『ドルゲーザ』を使いたいという一心からデッキを考えてみたのですが、思った以上に噛み合わせのいいカードが見つかりTCGの面白さを改めて実感しています。みなさんも自分の好きなカードでデッキを作り自慢して自己を満足させましょう!またこのデッキに関する意見や質問もドシドシお待ちしています!それではまた会う日まで!




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