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繫忙期 誰も欠けずに 駆け抜けよう

暑い。
9月に入っても、熱中症警戒アラートが発表される日々が続いている。

熱中症警戒アラートは、暑さ指数(WBGT)をもとに環境省が発表しているものである。
暑さ指数(WBGT)の数値によって、生活活動の注意度が示されており、私はこれを参考にしている。

暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは? (env.go.jp)

令和3年に運用が開始されたが、酷暑が続きすぎて、もはや私の中では天気予報と同様、夏に欠かせないものとなっている。
最近の夏は、夕立(もやはスコール)も多く、夏だからといって気温だけを気にしていれば良いわけではなくなってしまった……。

ここ数日は、夜中に虫の音が聞こえ、少し秋を感じるようになった。
しかし、実際には夕方になってもうだるような暑さが体を包み、日中の日差しも多少は和らいではいるものの肌を刺す。
もはや、知っている夏が今やってきた感じ。
なんなら、夕方のじっとりした暑さが、幼少期のお盆の頃の空気を思い出させるくらいだ。

私が配属されている部署(というより、私が配属されているチーム)は、秋から繁忙期が始まる。
一応、今も繫忙期の真っ只中ではあるはずだが、メンバーが優秀ということもあり、例年よりも残業をせずに帰ることができている。

ただ、仕事のスピード感が通常時の倍速で回るため、多忙感は拭えない。
疲労のせいか、後輩が体調を崩し、数日休んでいる。
責任感の強い後輩からは、グループLINEに謝罪の連絡が送られてきたが、そんなこと考えなくて良いのに……。
むしろ、その責任感の強さから、繫忙期中に休んでしまったことへの自責の念に駆られ、メンタルまでやられてしまうのではないかと、心配だ。
同僚も、ちょっと疲れが出ているようで、気になる。

そんなわけで、後輩の仕事を引き継いでカバーしつつ、自分の仕事も回すついでに同僚の仕事を先回りして助力する動きを勝手にしている。

“繫忙期、誰も欠けずに、駆け抜けよう”
というのが、去年からの私のモットーである。
私自身も平社員なうえ、チームリーダーでも何でもないのだが、上司からサブリーダーの立ち振る舞いを所望されており、行きついた先である。

じゃあ、私は元気かというと、最初の話に戻るが、暑さにやられている。
というより、真夏の暑さが和らいだと思ったら、猛烈な湿気による“いつもの暑さ”がやってきたせいで、体力がずっと奪われ続けている。

でも、繫忙期でダウンしたことは、今まで一度もない。
メンタルも強くない方だが、残業時間が部署のなかで誰より多くても、最後まで笑顔で乗り切ってきた。
スポーツもできないため、運動的な意味での体力もない。
むしろ、運動的な意味や若さからくる体力ならば、後輩の方が遥かにある。

ただ運が良かっただけだと思う。
でも、周囲を見渡してみても、仕事における体力(踏ん張り力)がある人は一定数いるので、個体差もかなりあるのだと思う。

さて、今日も何とか乗り切ろうかな。
今日は、全員揃うと良いな。