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【ヨーロッパの思い出】リヨンの伝統料理とワクワクひみつの小道

実はリヨンといえば名物料理「ブション」というものがありまして。
美食の街というぐらいなのでこれは食べておいたほうが良いのでは!と思い
リヨン料理(ブション)を食べに行きました。

ブション料理とはご存知でしょうか?
リヨンにブションが生まれたのは18世紀頃。
貧富の差が激しかった当時、上等の肉は富裕層の食べ物で庶民の口に入るのは正肉以外の安価な臓物である事が多く、
それらの食材を女性の料理人たちがいかに美味しく調理しできるかを考え出し、労働者の集まる庶民的な食堂で彼らに食べさせていた事からブション料理が生まれたそう。
「ブション・リヨネ Bouchon Lyonnais」といい、分かりやすく表現すれば庶民的な食堂なんです。
メニューの中に上等でない部分家畜の頭や足、胃、心臓、舌など、いわゆる臓物や正肉でない部分を使った料理が多くある事が特徴です。
そしてこの料理は「メール・リヨネーズ(リヨンの母たち)」と総称されるこれらの女性料理人たちによって生み出されました。

ブション料理は人気が高く予約をしないと人気店は行けないということで
なんとか予約をとり楽しみにしていました。
わたしは結構臓物好きなタイプなので割と楽しみだったんです。

これはふわふわしてたのですが割と美味しかった(料理名忘れたw)


これが確かブラッドソーセージっぽいやつだったのですが
ダメでした…その…nantomoienaitinoaji…(笑)

ぶっちゃけ臓物なのである程度は覚悟してたのですが
ちょっとわたしには難しかった・・・
めちゃめちゃ難しかったです・・・
ブラッドソーセージが本当に苦手だった・・・wwww
お店によっても味が違うと思いますが今回のわたしが行ったお店は味が合わんかったのかも知れない・・・・・
いやー、世界にはいろんな食べ物があるよねっwww

そしてもう一つ楽しみにしてたことが。
「トラブール」というひみつの小道です。

何本もある路地の中に紛れている一見普通の扉なのですがこれが隠し通路なのです
こういう本当に何気ない小道にあります。言われないと気づかないかも。


トラブールの通路はこんな感じで少し狭くて薄暗〜い


集合体に通路を作っただけでは通気性が悪く
疫病が充満したこともあり真ん中には吹き抜けがあります。


一見このドアを開けたらハリポタみたいに別空間につながるのではないか?と思わされる不思議な雰囲気です。建物の集合体の中に通路を作っているので実際人んちの敷地内通路を通っているようなもんです(笑)この街にはこんない通路が迷路のように張り巡らされています。

実際人が住んでいるアパルトマンなのでこの上は住居です。


セキュリティ面どうやねんって思ったのですが、
当時通行許可がそれぞれの小道に出されていて許可がある人が通れる感じになっていたみたいです。
この小道は命を救ったり商売で大事な通路としてさまざまな用途に使われていました。
トラブールとはラテン語で「通り抜ける」という意味から来ている。
もともとは、4世紀用水路などが整っていなかった自分たちの家からソーヌ川へと行きやすくする為の近道として作られたそう。
しかし、19世紀になりその用途は変化していきます。
リヨンといえば織物産業で栄えたことで有名なのですが
その絹職人が自分たちの工房から布商人の元へと布を運ぶために使われるようになったのです。
なぜ絹職人がひみつの小道を使ったのか・・・
それは悪天候でも布を雨から濡れるのを防ぎ、
尚且つ、オリジナルのデザインを他の職人達に盗まれない為だったそうです。
リヨンにあるトラブールは約400あるのですが、
そのうち無料で見学できるのは40ほど。
実はリヨンの歴史を知ればもっと面白いのでは?!となり
ツアーガイドさんに依頼したのですが
そのおかげできっと何倍も楽しめたと思っています。
(他の建物についてや色々歴史を教えてもらえます)

リヨンの旅はあともう1回続きます。




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