競馬にまつわる思い出~2021日本ダービーを見終えて~
今年、2021年の日本ダービーは面白かった。間違いなく競馬ファンを満足させた。そう言い切れる。
様々な記事、Twitterで日本ダービーが語られているのでその詳細は省く。競馬ファンの方はこちらの記事も参照してほしい。競馬愛にあふれており、きっと楽しめることだろう。
また、見ていない人はYouTubeでもなんでもいいので見ることをおすすめする。
今回の日本ダービーが競馬ファンにとって『良かった』と言われるのは、競馬の醍醐味が存分に味わえたからだと思う。
競馬の醍醐味として、レース以外にも競走馬(とその血統)、騎手、調教師、馬主、といった要素が挙げられる。またその要素は勝ち馬だけでなく敗者にも存在し、それらが織り成すドラマに人は心を揺さぶられる。
勝者だけでなく敗者にもそのようなドラマ、背景がびっしりと存在しており、コアな競馬ファンの満足度を存分に満たしたのだ。
筆者が競馬ファンとなった瞬間は96年の阪神大賞典。ナリタブライアンとマヤノトップガンの叩きあいだった。
祖父の家で、春の生暖かい風を感じながら見たレース。強いと言われてる馬に有名な騎手が乗り、直線で激しく競り合って、、、。
後年、その馬、騎手にそれぞれ色んなドラマがあったことを知ったのだが、当時はただその迫力あるレースに釘付けとなり、競馬の最後の直線を堪能した。
昨今、アニメ・ゲームのウマ娘で多くの競馬ビギナーが生まれつつある。そんな年に行われた、背景を知らずとも楽しめ、知るとより満足できる2021年日本ダービー。
このレースが競馬ファン歴の始まりだった、そう言える人が出てきてくれないかな、そう思った日曜日だった。
シャフリヤールと福永祐一、エフフォーリアと横山武史、ダービーの歴史のみならず、競馬ファンの記憶にも深く刻まれた二頭と二人。ダービーが物語の始まりだった、、、なんて話を望むのは贅沢すぎるだろうか。