少子化になったら国が滅びた物語
想定読者:中学生~高校生レベル(誰でも読める)
まだアメリカとソビエト連邦が全く異なる政治制度を持ち、お互いを核ミサイルで滅ぼそうとしていた時代のお話。
1976年、フランスである社会学者が「今から30年以内にソビエト連邦は崩壊する」と言い出した。まあ、言うのは勝手だが、問題は何故崩壊すると予想したかで、この理由が「ソビエト連邦だけ"少子化"が進んでいた」から。統計を見ると、確かにソビエト連邦は少子化がよその国よりかなり進んでいた。
で、実際、ソビエト連邦は1991年に崩壊してしまった。
もちろん、少子化だから国に人がいなくなったから崩壊したわけではない(30年でそんな一気に人は減らない)。
この話を初めて知ったのは、10年以上前で大学生の頃だったが、少子化というのは単に子供が減るだけじゃなくて、もっと社会に別の悪影響があって、それで結果として国が不安定になったりすることがあるんだろうなと考えたのだが・・・
なんとなく、2019年の今、日本社会や特にネットを見てたら、もしかしたら昔のソビエト連邦でも今の日本みたいな感じのことが起こってたんじゃないか。そんな気がする。
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