24卒社員が半年間自分に向き合い続けた結果~入社から配属までに感じたギャップと葛藤~
みなさん、初めまして!
2024年4月に新卒として株式会社シェイクに入社した、
甲斐と申します。
記事をご覧いただき、ありがとうございます!
この記事を見つけてくださったみなさんが
何に興味を持って見てくださっているのか気になるところですが、
タイトルに惹かれてくださった方が多いのでしょうか?
本日はタイトルの通り、私が入社してから配属前までに
どのような経験をしたのか、特にどんなギャップや葛藤を感じたのか、
それをもとにどう自分と向き合ったのかを赤裸々に綴ったので、
みなさんに伝われば幸いです。
自己紹介
改めまして、24卒として株式会社シェイクに入社をいたしました、
甲斐でございます。
特性としては、人と接することや話すことが好きで、
社内でもよくタイミングを見計らって
いろんな方に声をかけています。
(シェイクのみなさんは大体何でも拾ってくださるので、
おしゃべりが止まらないです)
大学時代は教育学を学んでおり、
社会教育という分野を専攻しておりました。
在学中は週20時間以上アルバイトに専念する傍ら、
大学2年生の時にタイの小中学生に日本語を教えるプロジェクトに従事、
就活終盤から大学卒業までの1年間に25卒就活生を対象に
就活支援のキャリアアドバイザーのようなことを
NPO団体で行った経験があります。
就活は人の変化や成長に興味があったので、
人材業界(主に人材紹介)をみておりました。
「出会う人の選択肢を最大化したい、後押ししたい」
という思いのもと、1人ひとりに深くかかわれる
人材紹介がメインでした。
そんな中、ひょんなことがきっかけでシェイクと出会い、
最終的に人材紹介会社かシェイクかで迷いましたが、
シェイクに決めきり現在に至るといった流れです。
シェイクに入社を決めた理由は、
「今まで経験したことのないことに挑戦したいから」と
「将来につながる経験になると思ったから」です。
前述したようにキャリアアドバイザーのようなことをしていたので、
人材紹介の仕事内容に近い経験があるとしたときに、
シェイクの方が今まで経験したことのない経験ができると思って
わくわくしました。
また、将来の夢に近づく経験ができるのは、
人材紹介ではなく、組織開発だと思いました。
私は将来的に地元の北九州に戻り、
地域の方がつながれる選択肢の1つになりたいという思いがあり、
コミュニティカフェを開きたいという夢があります。
自分を起点に人とかかわるのではなく、
環境を起点に人が多くかかわっていく、その環境をデザインする、
そんな経験ができると思いました。
私にとっての配属前期間
ここからは本題の配属前期間で感じた葛藤をお伝えします。
タイトルにもある通り、配属前期間が終了した今、
「配属前期間の印象は?どんな時間だった?」と聞かれると
「ひたすら自分に向き合っていた期間でした」と言い切れます。
個人的には、自分しか向き合える対象がいなかった、
自分のためにしか成果が出せなかったと思っています。
配属後は研修プログラム開発の案件が割り振られたり、
営業関係のお仕事をしたりと、すべての業務の先に自分ではなく、
お客様がいらっしゃいます。
しかし、配属前期間に多く取り組んだ課題の先には
自分しかいませんでした。
研修スタッフとして実際の研修に立ち会うこともありましたが、
その当時はお客様と1回きりの出会いになることも多く、
長く深くお客様のことを考えることができませんでした。
また、繁忙期を除けば業務も比較的緩やかでしたので、
なにかと自分のことを考えていたような気がします。
その中でも特に自分の認知している自分と他人から見えている自分と、
自分の将来についてよく考えていたと思います。
次にこの2点について、当時考えていたことや葛藤を含めて
リアルにお伝えいたします。
自分が思う自分と他人から見える自分のギャップ
1つ目の葛藤は、
自分が周りからどう見えているのかに対するギャップでした。
4月当時の私が考えていた他者(シェイク社員)から見える自分は
「そこそこ色んなことができるやつ」でした。
今まで挫折という挫折を経験したことがない私は、
ある程度のことは上手くいくという自負もありました。
そんな中、
「成果に対する期待値は当ててくるけど、期待値は超えてこない」
という旨のフィードバックを4月から7月まで月に1度、
違う方からいただきました。
初めの方からのフィードバックでは深く考えなかった私ですが、
さすがに何度もいただくようになると、
考えないわけにはいかなくなってしまった
というのが正直なところでした。
複数人からフィードバックをいただく中で、
「もっとできるはずなのに、なぜ一般的な新入社員のレベルで
収まろうとしているのか」と思われていることが分かりました。
その時、「自分が気付いていないところで、
なぜかもっとできると思われると同時に
手を抜いているなどと思われて、がっかりされているのかな」
と思って悩みました。
今後どうしていいのか分からず、
どうすることもできない大きな黒いもやもやとしたもの
が心の端にある感覚でした。
普段重く悩むことが少ない私ですが、
どう対応すべきかわからないものがずっとあるのは、
もやもやを明らかにする行動も、解決のための行動も取れず、
精神的に辛かったです。
配属前期間と言わず、
ここ数年の中で1番しんどかったのはこの時でした。
しんどい中でも、なぜこのフィードバックをいただいたのか
を考えることはやめませんでした。
(もはや考えることが習慣というか、趣味なんだと思います…笑)
その時々で考えたことを週に1回程度、
多くの方に壁打ちさせていただきました。
あの時お話を聞いてくださったり、
一緒に考えてくださったりしたみなさんには感謝でいっぱいです…
そこで、私は成果を出す際に、
自分や周囲のスキルを把握し、
全体として求められているハードルから
自分に求められているハードルを無意識的に感じ取り、
自分に求められているハードルに合わせた成果を出そうとする特性
があることに気が付きました。
ハードルを超えようとするのではなく、
ハードルを満たそうとする行動を取るので、
求められているハードル(=期待値)を超えることができない
という結論にたどり着きました。
この行動特性がなぜ生まれたのかを考えていくと、
私は「できないと思われたくない」というマイナス起点の原動力
で動いていることが分かりました。
「できると思われたい」「これができるようになりたい」が原動力だと、
相手の期待値はそこまで関係なく、自分ができると思う基準まで、
ここまでやりたいと思う基準まで取り組めると思います。
しかし、私は「できないと思われたくない」が原動力なので、
相手が「甲斐はこのくらいできるだろう」と判断する期待値まで
達することができれば満足してしまうのだと思います。
自分の行動特性やその背景に気付いた時、
入社してからいただいたフィードバックを含め、
いろいろな方の言葉が急に実感を帯びて自分の中に落ちてきました。
それと同時に、急に自分の中で今までになかった自分の形
が浮かび上がりました。
「相対評価の中で高く評価されるように行動している人」
という自己認知です。
なぜ今まで見つけられなかったのに、
シェイクに入社してこの自分を見つけられたのか、
期待値を超えられないとフィードバックを受けたのかには、
「シェイクでは自分的な絶対評価が求められるから」
が背景にあると思っています。
シェイクでは期待値は明示されるものの、
期待値より上の自分的な絶対評価
(自分でこれくらいまでやりたい、自分はここまでやる)
がどれくらいできるのかが見られているような気がしています。
あくまで私の中でのイメージですが、
今までは相対評価で求められているハードルが全てというか、
そのハードルで打ち切りだったものが、
相対評価で求められるハードルはあくまで中間指標で、
さらに自分で決めるハードルで打ち切るようなイメージです。
自分で決めるハードルも含めて
相対評価されるようなイメージでしょうか。
今まで相手が決めるハードルが全てだった私にとって、
新しい世界で驚きでしたし、
今までと感覚が違って悩むのは当たり前だよなと思いました。
上記でお察しいただいた方もいらっしゃるかもしれませんが、
今の私は「相対評価で価値を発揮できる自分でいいじゃん」
と思っています。
特性として表出している部分ではあるものの、
根本から変えようとすると自分ではなくなるので、
受け入れることにしました。
こじつけかもしれませんが、
「私は相対評価で行動するのだ」という自分なりの絶対評価だ
という捉え方をしています。
将来が描けない自分への葛藤
2つ目の葛藤は、
仕事におけるやりたいことや目標が見つけられないことでした。
今までの人生はそれぞれの経験でなにかしら目標を見つけて、
目標に向かって頑張るというやり方でした。
(目標というか、その中で自分に求められているハードルですかね)
そのため、目標がないことへの違和感と
「このままでいいのだろうか」という漠然とした不安がありました。
しかし、そんな状況でありながら、
無理に探したいとは思えない、
何か目標を見つけられるための行動を起こしたいと思えない、
そんな相対する自分がいました。
実際にいろいろな方にお話を聞いていただいたり、
自分なりに将来の夢から逆算してできることを探したりしましたが、
これだと思えるものはありませんでした。
そんな中、シェイクでは配属前期間の最後に
配属前期間が自分にとってどのような期間だったのか、
どういったことを経験したのかを発表する機会がありました。
その際に多くの方から「今はそのままでいいと思う」
「これから多くのことを経験したり、インプットしたりすると、
自ずと見えてくると思うよ」といったメッセージをいただきました。
シェイクのみなさんからのお言葉で、
抱えていた漠然とした不安が一気に萎み、
「このままでいいのだ」
「これまでの人生がすべてではないし、
まだ目標が持てない経験があってもいいよね」
と思えるようになりました。
今後の意気込み
現時点では、正直まだ自分が思う自分と
他人から見える自分のギャップ・
仕事での目標が見えない不安は残っています。
しかし、そんな自分を「今の自分で別にいいじゃん」
と受け入れるようになり、そんな自分を認めてあげたいと思っています。
相対的に評価される環境で強みを発揮できる自分も、
今仕事で目標ややりたいことが明確にない自分も、
どの自分も、シェイクに入社したから、
自分が成長したから、客観的に感じることのできる自分。
無理に変える必要もなく、
ひとまずはそれを良いと思えるようになりました。
一方で、自分を受け入れるとは言っても、
前述している期待値を超えられないというフィードバックは
真摯に受け止めるべきだと思います。
そのため、私の中で相対評価を行うフィールドのレベルを上げたい
と思っています。
まだ明確なものは決まっていませんが、
世間的にトップレベルといわれる入社3年目くらいの方々を基準
にできればいいなと考えています。
現時点では到達目標のイメージが沸いておらず、
特にこれからいろいろな方と出会ったり、
知見を取り入れたりとインプットが課題であると感じているため、
重点的に取り組んでいきたいと考えています。
また、将来についても、ゆっくりと自分のやりたいことや
面白いと思うことを探していきたいとも思っています。
ただ、無理に探そうとするのではなく、多様な経験の中で、
自分を深め、興味関心を磨けるようにしていきたいです。
今は尊敬する社会人の皆さんと比べると
まだまだ何も知らない状態だと思っています。
何もわからないから興味もわからないという状態からの脱却のため、
自分を高め、アンテナを広げ、
自分の興味や関心に気付けるように自分と向き合っていきます。