VTuberがVTuber事務所を立ち上げる素晴らしさ
先日、Crazy Raccoon さん x まふまふ さん x そらる さん x 渋谷ハル さん プロデュースのVTuber事務所『merise』始動 が発表されました。
リスナーとして、純粋にとても感動したことがあったので、素直な気持ちをしたためています。
タイトルの通り、「VTuberがVTuber事務所を立ち上げる」ことが指す意味を4つの観点で書いているのですが、何か布教したいというより、同じようなことを思っている人がいたら嬉しいなと公開しています。
ゲーマーや歌い手さんには明るく無い事もあり、VTuberの渋谷ハルさんメインで話しますがその辺ご容赦ください。
渋ハル、すごい。何がすごいのか?
彼の何がすごいのかを一言で表すと
ゲームの実力に加えて、物事を俯瞰する力・合理的な思考判断力・実行力のバランス良く優れているところ。
ゲームが上手い配信者さんはおそらく大勢いますが、他の人と何が違うか具体例を挙げると
・2018年時点で従来のゲーム配信者ではなく、VTuberとして配信することを選択&初期投資している
・活動初期の頃からゲームの大会企画を行い、現在も継続(最協決定戦)
・個人VTuberにも関わらず、企業勢にも引けをとらないYoutubeの登録者数 (2021年10月24日時点で64万人)
etc...
上記のように
VTuber黎明期に挑戦・投資する先見の明と行動力に加え、企業勢では運営サイドがやることをプレイヤー自身が行っています。
VTuberに限らず、どの業界でも運営とプレイヤーが分かれている理由は、必要な考え方や能力が異なるからです。
実力があり配信内容が面白くても
知ってもらう機会がなければ配信者としては陽の目を見ず、
運営やプロデュース力があっても
実力や配信内容が伴わなければ長くは見てもらえない。
両立が難しいところを
彼はバランス良く実行・継続し、更に実績を残しています。
渋ハル、すごい。
お金を稼ぐということは
誰しも自分の好きなもので楽しく稼ぎだいと思いますが、金銭の支払いは「価値のある」ものを提供することの見返りとして行われます。
そのため「価値がある」と認識してもらわないと稼ぐスタートラインにも立てないのです。
今でこそVTuberとして活動・生計を立てる人が増えましたが、それは「価値がありそう」と示してきた先駆者たち居たからこそ成り立っています。
時代の流れやタイミングの後押しもありますが、「新しい価値観を作り出す」先駆者たちは純粋にかっこいいですね。
価値を受け取る側のリスナーも価値観を形成する一部なので、リアルタイムでその現場に立ち会えているのは嬉しいことです。
「好き」を貫く難しさと素晴らしさ
純粋な「好き」や「楽しい」気持ちはそれだけで素晴らしく、生きる活力そのものです。
どんな形でも「好き」を大事に生きていきたい思うけれど、大人になっていくにつれて貫くのが難しくなります。
難しくなる最大の理由は、自分の「好き」 = 相手にとって「価値あるもの」とは限らない こと。つまり「好き」だけで生活できるとは限らない。
他にも貫けなくなる理由がたくさんあるからこそ、物事を俯瞰して捉え戦略的に考え行動することが大事になります。
「好き」を貫くために、賢く生きる。
一人で難しそうなら、何人か集まる。誰かに頼る。
本業にならずとも、趣味で続ける。
どんな形であれ、「好き」にふれる機会を残すことで人生の楽しみの幅が広がるのではないでしょうか。
「VTuber」という新しい生き方
VTuberというジャンルの確立で、個人的に一番いいなと思ったのは、個性を活かして生きる手段が増えたことです。
今までは学校に適性が無い場合は社会的地位が確立されにくく、生活水準も下がってしまうことが多かったですが、それが少しでも解消されるきっかけになる気がします。
競争率が上がり生き残るのは大変だとしても、「好き」を続けられる選択肢が増えるのは素敵なことです。
VTuberがVTuber事務所を立ち上げるということは
以上4つの観点を踏まえ上で
「VTuberがVTuber事務所を立ち上げる」ことを紐解くと
「好き」を貫いた人たちが
新しい価値観を作り出した
生計を立てられる人がいるレベルまで
「VTuber」という価値観が
世の中に浸透している
自分の為にやってきたことを
周りに還元しようとしている
ということになります。
これらは活動している本人たちだけでなく
それを支える会社、技術、デザイナー、アシスタント、音楽、絵師、リスナー、VTuberを目指す人など
関わる全ての人それぞれの「好き」にふれる時間が増えていくということです。
自分の「好き」で実績を上げた上で、実力の伴った幸せのお裾分けをしようとするなんて最高にかっこいい。
だから
VTuberがVTuber事務所を立ち上げる
その事実が既に素晴らしい と思うのです。
最後に
受け売りの横流しですが、心に残っている言葉を置いて締めたいと思います。
直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししている暇があったら自分で何かやれ。
前向きに努力する人たちが、「好き」を大事に生きていけますように。
おまけ - 紹介 -
せっかくなので、話に出てきた方々のサイトやYoutubeリンクを貼ります。
Crazy Raccoon
プロゲーミングチーム。プロフィールでの顔出しはせず、メンバーがキャラクターになっているのが特徴で、名前もシンプルで覚えやすいです。
CRカップなどの大会も運営しています。
まふまふ さん
そらる さん
渋谷ハル さん
merise
上記4人で立ち上げた事務所です。VTuberの応募募集開始 2021/10/23〜
最後まで読んでくれたあなたにも幸あれ!