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一人でも生きていけるけど、敢えて頼るっていうのも親孝行なのかな

こんにちは、しゃけさんです。

さいきん、同世代の言葉が刺さってしょうがないので、まとめました。

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1年9か月の任期を終え、ソロモン諸島から帰国した丸山くん。
理科の先生として派遣された彼は、日本に帰国後、もんじゃ焼きをいまこうして作っている。

頼るのも親孝行なんだよね

野永:ねえ、ざっくりでいいんだけどさ。ソロモンと日本ってどう違うの?

丸山:あー、日本はね、みんな歩くの早いよ!ゆっくりしよう。ソロモンなんてやることなくて、1日海眺めてたことあるもん

野永:え、仕事しないの?

丸山:仕事はしたい人はするし、したくない人はしてない。ソロモンはその辺に育ってるイモ食べても生きていけるからさ

野永:ソロモンってイモ育ってるんだ(笑)

丸山:そうだよー、キャッサバってタピオカの原料になってるイモがいっぱい育ってる。仕事しないで、絵を描いて過ごしてる人もいれば、トリを撃ち落として過ごしてる人もいたよ。おれも暇なときは料理したり、シュノーケリングしてた。

野永:H.I.S.で人気ありそうなツアー内容みたい(笑)それだけ聞くと日本より全然いいじゃん。

丸山:うん、過ごしやすいと思うよー!田舎の方なんてみんな知り合いになるから、よくしてくれるし。でもあれだね、虫がいっぱいいるし水も日本ほどはね。なにより電波がわるい。ブログの更新が大変だった。

野永:だから、ストック溜まっちゃうのね。

丸山:海底でつながってるネット回線ケーブルで、サブマリンケーブルってのがあるんだけど、世界中でソロモンだけかもね、つながってないの。でもがんばってキングダム読んでた。朱海平原の戦いおもしろいよね。

野永:ほぼリアルタイムで読んでる(笑)。じゃあ、ホントはもっと発信したいことあったんだ。

丸山:そうだね。青年海外協力隊だからさ、ソロモンがいいとこだよって見えるように報告もするんだけど。やっぱり、ちゃんと知ってほしいからさ。海きれいだよー!って、ぶっちゃけグアムで済んじゃうからね。そっちの方がアクセスいいし。

野永:生活環境は日本よりは過酷なのかなってのは想像つくんだけど、例えばどういったことがもっと知られたい感じなの。

丸山:ソロモンで理科の先生やっててさ。実験器具がないってのはまぁそうなんだけど、あるにはあるんだよね。ただ壊れてるの。壊れた顕微鏡いっぱいあるの。なんでって、顕微鏡の扱い方を知らないから。それで、メンテナンスできる人もいないから壊れっぱなしになっちゃうんだよね。

野永:モノを送ればよろこばれるってだけじゃないんだね。そうかー、扱う側にもそれ相応のってやつか。

丸山:教えればいいんだけどね。それも含めて授業でやってた。ただ、かれら授業めっちゃサボるの(笑)。しかも授業自体がよく行事や集会でつぶれるからさ、もうやれることを工夫してやるしかないよね。いまは英語とピジン語も雰囲気で喋れるようになって、、生きて日本に帰ってこれた自分をまずは褒めてあげたい

野永:いや、ほんと帰ってきてくれてありがとうだよ。丸山がさ、ソロモン行って帰ってきてこうやって話してくれるじゃん。自分はそれに見合うだけのことをしてこれたかなーって考えるもん。自分もがんばってきてよかったなーとか、自分なんてまだまだだったなーとかなるよ。そういった意味で帰ってきてくれてありがとうなんだよね。

丸山:そういってもらえるのはうれしいなー。自分のやってきたことがそうやって誰かに影響を与えてるよって言ってもらえるのは励みになる。うれしい。

野永:これからはどうするの?

丸山:キングダムの最新刊を読むよ。

野永:そんな、情熱大陸の終わり方はないよ?(笑)

丸山:理科の実験教室をつくりたい。福島でやってる人がいて、アポ取れたから会ってくる。いまある学校の授業って場だけで、教育の質を上げようと思ったら、もう先生たち色々やりすぎて限界なんだよね。だから、やってみたいことを決められたカリキュラム外でできる、理科の実験教室をつくりたい。あとは、しばらく実家暮らしする。

野永:いいね。ん、実家、、一人暮らし楽しんでたよね?

丸山:親に頼るのも親孝行だって思うようになったんだよね。日本って、核家族化すすんでるじゃん。大家族だったのが、みんな孤独になってると思うんだよ。もちろんその分、自由ではあると思うんだけどさ。ソロモンってみんな助け合ってるんだよ。家族はもちろん、もっと大きい単位で。それの影響もあって、一人でも生きていけるけど、敢えて頼るっていうのも親孝行なのかなって思うようになったんだよね

野永:なんかいいな。ソロモン行ってからの丸山のセリフってさ、ゆたかさの正体に近づいてる気がする。

丸山:実家は楽だよー。まずね、ごはん出てくる!(笑)

(彼のブログ貼っておこう)こっそり

令和元年は、『ゆたかさに近づく』をテーマに『友達のいま』についても書いてみようと思ってます。

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