Cease to quit
大学1年生の時に、大学を辞めようとしたことがある。
そのことで、ある日、母ちゃんと親父がすごい勢いで喧嘩してた。
「おいおいおい?何が起きたんだよ?」
そう思って二人の間に割って入ると、母ちゃんは俺の顔を見て泣き崩れた。
そして、ひたすら謝ってきた。
「勇樹、ゴメンね。好きなことをやらせてあげられなくて、ごめん。守ってあげられなくてごめんね。」
何が起きてるのか分かんなかった。
母ちゃんが泣いてる理由も、どうしてそんなに謝るのかも分かんなかったから、ただ驚くことしかできなかった。
その数ヶ月後、母ちゃんは入院した。で、半年後に亡くなった。
親父と喧嘩してたあの日、もう身体は限界だった。
ハッピースクールライフ
高校は付属校だったから、大学にはエスカレーター式で進学した。
別に何かやりたいことがあったわけじゃないけど、大学には何となく行った方がいいんじゃないかって思ってた。何か得られるんじゃないか、みたいな。希望みたいなのはあったよね。
自分はこういう音楽シーンが好きで、将来は音楽をやりたいとか、日本と国外で音楽のライターをやって、音楽シーンを変える雑誌を作りたいとか、そういうのは色々考えてた。
中学時代と違って、音楽と出会ってからは「人間」になってたから、大学で新しい人と出会うことにも、そんなにドキドキはしてなかった。こんにちは、みたいな感じで。普通に前向きだった。
入学した初日、帰り道で「同じクラスだよね?」って何となく喋った女の子を中心に、10人位の仲いい集団みたいなのができた。「これが友達?これがスクールラブ?」みたいな感覚。ラブなのかは分からないけど、高校は男子校だったから、この感じいいじゃんって。
それからは、とにかくみんなと楽しく過ごしたい、みたいになっちゃって。大学の勉強はどうでもよくなった。
入学して1ヶ月も経つ頃には、そいつらと遊んでばかり。飲みにいこーぜ、ってしつこく誘って、朝まで飲んで。そのまま授業をサボって、江ノ島に行ったり。典型的な大学生だった。
ドラマっぽい感じ。カリキュラムとか手に持っちゃって。それまでそういうのなかったから、人生で。闇というか、グチャッとしたものしかなかったから、「友達と遊んでいる俺、超爽やかじゃん」って思ったよね。
大学やめる
「最高だ!」みたいな感じでスパークしちゃって、学校には行かなくなった。友達に会いに行くけど、授業は出ない。ずっと学食とかにいる。
で、1年目の途中で、大学を中退することにした。
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