目次

はじめに
 日本会議や政権与党が、日本を戦争ができる国にするだろう。安倍政権は、悲願の改憲の為にあらゆる手段を尽くす。早晩、自衛隊が憲法第9条に明記される憲法改悪が強行され、また、愚かな戦争を始めてしまうであろう。

第1話 戦地への船出
 戦地へ向かう艦船内にて、数々の国際紛争を調停してきた平和学の世界的権威であるヨハン・ガルトゥング氏の著書『日本人のための平和論』を読み返す。彼の忠告は日本国民には届かなかった。

第2話 国旗・国歌強制、そして独裁は進んだ
  日本会議国会議員懇談会の設立者でもある小渕恵三政権の時に、国旗・国歌法案が国会で可決された。強制はしないし、懲罰はないと首相は約束をした。
 筆者 #知多郎 は、我がブログで些細な苦言はしたが、あまり反論をしなかった。(今は後悔している。)

第3話 Google検索上位を妄信する情報弱者達
 日本人のサイトでは、日本人に都合のよい情報が好まれる。「 #新しい歴史教科書をつくる会 」はその後日本会議となり、産経新聞・読売新聞を中心に村山談話・河野談話を否定するデマ情報を拡散し、それが上位に表示されるようになっているというのに。

第4話 組合潰し
 政権にとって邪魔な労働組合は力を奪われた。国鉄や郵政の民営化も組合潰しの一環である。

第5話 叩き潰された日教組
 日本会議にとって最大の目障りな組合は日教組である。教育基本法の改悪や教員免許更新制などで教員の反抗心を奪った。普通の教員は忖度して政治について全く語らない。
第6話 社会科教師の一分
 日本会議による右傾化と戦ってきたA先生は、その動きに抵抗している。

第7話 監視社会
 政権批判は危険である。日本は監視社会であり、米国の監視システムは日本にも導入されている。サブ垢など簡単に見破ることができる。映画『1984』の世界になりつつある。

第8話 知りたくない
 普通の生徒は、戦争、特に加害の歴史などに興味はない。加害の歴史は完全に風化している。

第9話 中帰連洗脳説という愚論
 中国共産党は日本人戦犯を死刑にせず改心させて日本に帰国させた。撫順の奇跡を呼ばれる。彼らの一部は日本の加害の歴史の語り部となったが、小林よしのりや田辺敏雄らによって、洗脳者と断定され、その声はかき消された。

第10話 田辺敏雄氏へ、知多郎の反論
 田辺氏の戦犯洗脳説は根拠のないデマである。

第11話 日本が美しないと困る人たち=安倍総理界隈
 戦争指導者の子孫である安倍総理界隈は日本の戦争を美化している。

第12話 身内の汚名を晴らしたかった田辺敏雄氏
 田辺氏は義父が平頂山事件当日、現場にいなかったことを証明するために戦犯の証言を歪曲しようとした。

第13話 中帰連元会長富永正三氏の歴史修正主義者への反論
 加害の歴史を忘れれば、中国や韓国との友好は保てない。歴史修正主義は愚かであると反論している。


第14話 『「朝日」に貶められた現代史』への反論
 本多勝一氏の『中国への旅』への批判。一部はその通りであるが、それで日本の戦争犯罪がなかったということにはならない。

第15話 天皇の戦争責任はない
 天皇には正確な情報が入っていなかった。戦争を止める力もなかった。軍部の暴走が原因であり、天皇の戦争責任はないと知多郎は考える。

第16話 なぜ日本では、加害の歴史が風化したのか?
 天皇の戦争責任が問われず、一億総ざんげという言葉で責任がうやむやになった。朝鮮戦争勃発によって逆コースと呼ばれる反民主化が進み、戦争指導者が公職復帰することで、加害の歴史を封印することが可能なった。

第17話 中国敵視は極めて無謀
 中国は21世紀の覇権国である。覇権を渡したくない米国は中国を敵視するが、米国に同調して中国を敵視するのは危険である。最後は、米国と中国が手を打ち、日本を捨て石にする可能性さえある。

第18話 仕組まれた領土問題
 アメリカが日中韓がいがみあうようにわざと領土問題を残した。

第19話 村山談話は朝日新聞の「おかげ」
 自民党は戦争についてのおわびをする気はさらさらなかった。朝日新聞が吉田清治のデマを報道したことがきっかけで村山談話が発表された。結果的には良かった。反省をせねばアジアでさらに孤立していた。

第20話 歴史修正主義大躍進の1997年
 村山談話・河野談話に怒り狂ったカルト集団が「新しい歴史教科書をつくる会」をつくり、デマ情報を大々的に拡散するようになった。

第21話 未だに続く南京事件否定本大量発行の背景
 歴史学会では、南京事件があったことは明白だが、日本会議は勝手になかった説を流布し、同様に従軍慰安婦売春婦説など、デマにまみれた本を大量発行している。売れるので、嫌韓・嫌中の本が大量発行され続けている。

第22話 自衛隊の教育は?
 田母神の思想はほぼ日本会議のデマ情報である。あのような教育が自衛隊内でなされているのなら、非常に危険であるが、情報はない。

第23話 韓国叩きはいじめである
 韓国の特に民衆の歴史は悲惨である。その不幸を踏み台にして日本は繁栄した。ところが、ネトウヨ達が日韓掲示板で日本会議のデマ情報で韓国の人を馬鹿にして、日本が植民地支配を反省していないことが知れ渡ってしまった。そして、韓国は左翼政権が強くなり、日韓の関係は最悪である。その原因は安倍一味・日本会議のデマ情報と、それに洗脳された愚かなネトウヨのせいである。

第24話 三権分立は嘘。ほぼ独裁国家である。
 安倍は立法の長と自分で言っている。馬鹿なのだが、事実である。与党の長だから。最高裁判所裁判長も日本会議である。検察の人事さえ安倍晋三は握っている。黒川事件はその象徴である。日本はすでに独裁国家である。

第25話 属国日本論
 副島隆彦氏の主張。日本の指導者はアメポチである。あらゆることで米国の指導をあおいでいる。自主独立組の政権は、検察がしかけた謀略で短命に終わる。ロッキード事件や陸山会事件は典型である。

第26話 司馬史観という嘘
 坂本龍馬は歴史学会では評価されていない。司馬遼太郎の本で国民が洗脳されているだけである。龍馬はロスチャイルドの日本支部であるグラバー商会の工作員であり、イギリスの外交官アーネストサトウの行ったことを龍馬の功績にしているだけである。日露戦争も日本の力を過剰に評価している。イギリスやアメリカのユダヤ資本の協力なしでは勝てなかった。その恩を忘れて満州を単独支配したことで、アメリカの怒りを買い、後の太平洋戦争につながっていく。

第27話 ジャパンハンドラーズ
 日本を操っているアメリカの担当者をジャパンハンドラーズという。日本政府はそのいいなりである。なお、トランプになってから、ジャパンハンドラーズのアメリカ国内での地位は低くなっている。

第28話 憲法改悪のための「WGIP論」と「押し付け憲法論」
 日本人はGHQによって戦争の罪を洗脳されたという理論。日本国憲法はアメリカの押し付けだという論。前者は事実だが、後者は違う。自由民権運動の植木枝盛の思想も加わり、鈴木安蔵らも大きな役割を果たした。どちらも、日本に憲法改正をさせて、結局はアメリカに有利になるようにしむける愚かな道である。

第29話 憲法改悪のプロセス
 軍事衝突をきっかけに憲法改正がされ、自衛隊が憲法に明記されるだろう。

第30話 不毛なイラン戦争
 戦う理由などないのに、イラク戦争が始まれば、今度は日本は後方支援ではなく、戦わねばならなくなる。自衛隊を憲法に明記することで、第9条が形骸化するから。アメリカの参戦要求を拒めない。

第31話 北朝鮮戦争
 北朝鮮が暴発する可能性がある。そのときには、韓国が北朝鮮側につくかもしれない。日本の歴史修正主義が韓国との友好関係を断つ役割を果たしている。

第32話 代理戦争は続く
 アメリカの替わりに、日本が戦争をする可能性もある。それがアメリカにとっては一番儲かる。

第33話 三国会談
 最終的にはアメリカ・中国・ロシアが日本の処分を決めるかもしれない。

第34話 亡国の植民地支配
 戦争で国力の衰えた日本は、完全に米国の属国となり、アメポチの特権階級以外の大衆は貧しい国になった。

第35話 どこで道を誤ったのか?
 安倍政権が長期政権なのは危険。憲法改正したらもう終わり。

あとがき
 戦犯たちの告白を洗脳されている断定した愚かな歴史修正主義者達。加害の歴史に目をつぶることで、戦争を招く結果になる。対米隷従は危険。米国はいずれデフォルトし、日本は道連れにされる。日本はアジアとの友好を第一にすべき。同じアジア人同士、決して戦ってはいけない。