2022/10/23 橘高文彦&本城聡章 弾き語りCD「Dream On Guitars Ⅱ」Release Tour Chapter3@京都someno kyoto
2022/10/23に京都・someno kyotoにて行われた橘高文彦&本城聡章 弾き語りCD「Dream On Guitars Ⅱ」Release Tour Chapter3 ツアーファイナルのライブレポートです。
ツアーファイナルは一度しかない
昨晩の豊橋の大笑いの一夜を経て、今日はいよいよ本ツアーのツアーファイナル、京都はsomenoへとやってまいりました!!!! 京都は地元なのでとてもとてもとてもうれしいのです。もう4回目になるのだろうか? 遠征しないならしないで結局準備に時間がかかり、1時間前くらいに会場に到着する。まだ看板はかかっていない。でもこれでもう遅刻しないよ!って思って、徒歩1分の場所でライブ前の食事を済ませます。
検温とチケット確認を済ませて、整列ののち入場。somenoの階段はチャレンジングな鉄製の螺旋階段なので、いつもちょっとドキドキします。今日は過去の何回かあった京都公演中一番いい番号(2桁でありながらも)なので、いい場所で見れるかなあと期待をしつつ入場、なんと! 無事に! 2列目!!!!! ありがとうございます!!!!(T▽T) 無事に眺めを確保できましたので、ほっとして開演を待ちます。ステージの上にはたくさんのギターがある。
開演時間ちょうど、場内にかかっているBGMが大きくなりそして切り替わり、流れ出したのは「サーカスの来た日」。somenoはプロレス入場ではなくちゃんとソデがあるので、下手側からギターズがご登場! おいちゃんは黒の上下に内側はヒョウ柄のシャツ! 橘高さんはブルーのジャケットに黒パンツです。今回の位置取りめちゃくちゃおいちゃんが見える。いい眺めだし手で弦を押さえられるところもバッチリ見える。嬉しい! いよいよ! いよいよです! 1曲目は何から始まるんだろうなって思って、ドキドキしていたら、意外に意外な1曲目「おもちゃやめぐり」、おいちゃんのボーカルでスタート! おいちゃんのおもちゃやめぐり、めちゃくちゃ安心するんだよなあ!!!!! 客席前方をひとりひとり(って言っていいくらいに)ちゃんと見回しながらニコニコして歌われるおいちゃんのそのご様子と、曲の安心感にめちゃくちゃニコニコしてしまいます。いいよ!!!
橘高さん「京都の皆さんこんにちは! 今日はDream On Guitars II リリースツアー……ツアーファイナルです!」「ツアーファイナルは一度しかないんですよ!!!! ……くどいですかね!!!!!(笑)」(昨日の豊橋で(盛り上がっているので)今日がツアーファイナルでいいじゃないか!!!という話をされていたのだった(笑))早速京都出身のスーパーギターテック宮崎(みーやん)さんへの絡みとかがあったりして、サービス満点の貴公子様。みーやんさんに「これで終わりと思うなよ〜、後でちゃんとひとコーナーするからな!(笑)」おいちゃん「皆さん気づいてますか、まだ1曲しかやってないんですよ!」(笑)
§ԾᴗԾ§「京都…京都はですね、今年2回来てますか。半年ごとに来れるとは。嬉しいですね。また来たいですね」(来てください!!!!!!!!!!!!!!!!!!)§ё∀ё)さん「前回来たときは延期に延期を重ねて、6回めの延期だったんです。その時にはもうDOGⅡが出ていたんですけれども、1stアルバムリリースツアーのツアーだからってことで、2枚めのアルバムからはほとんどやらなかったんですね。今日は2枚めの曲もたっくさんやりますので、よろしくお願いします。……おいちゃんギター持ってない」§ԾᴗԾ§「そうですね!(笑)持ちますか」§ё∀ё)さん「いや俺も持ってるギター間違えてたけどよ!!!(爆笑)」ギター入れ替えられる§ё∀ё)さん(笑)§ ԾᴗԾ§「皆さん気づいてますか、まだ1曲しか(ry」
橘高さん「2曲目は、ファーストアルバムの1曲目に入っている曲です」と「ドナドナ」! あれ、再びおいちゃん曲だ! お珍しいような気がいたしますね! ギターズの筋少コーラスに声を出せないながらも拳を振り上げてのドナドナコールです!
筋少コーラスと、声の音量
ドナドナに引き続いて次の曲、となって、ここで最近設定されたライブハウスのガイドラインの話に。
橘高さん「そういえばさ、規制がちょっと緩和されてさ、ライブハウスが声出しがOKになったんだよね。25%の音量…だっけ?」
おいちゃん「音量じゃなくて曲の…」橘高さん「そっか、曲の25%だっけ。それでオレたち考えたんだけどさ、筋少で曲の25%以上コーラスしてる曲なんてほぼないでしょ! 他のバンドだと最初から最後までシンガロングしてるバンドが多いのかな?」「それで、音量が……「普通喋るような音量で」なんだよね。次の曲、いけるんじゃない? ちょっと練習してみようか。「電波boogie」って曲なんだけどさ… 普通に喋る音量でね、心の中で声を張り上げてね、ボリュームは抑えめでね」
おいちゃんとギターズが「電波boogie」のイントロを弾かれて、客席が通常の音量で「(ヘイ! ヘイ!)」と静かにだけど返す。2回。そして歌に入る前に独自のアウトロになって曲が短縮バージョンで終わって(※個人的にこの短縮版アレンジの部分がめっちゃよかったことを主張しておきたいんですよね!)橘高さん「何だこれ!!!(笑)」「筋少コーラスだぞ!(笑) ……いやけど、これくらいなんだよな。もっかいやってみようか、もっかい」(♪短縮版再び)「(ヘイ! ヘイ!)」静かだけど、確かにこれは、コールである。
「よし、行ってみようか、「電波Boogie!」」
「電波Boogie」です! 小さく、おそらくこの曲と合わせるにはまだちょっとだけ足りない音量ではあるものの、われわれのコールが曲に入ります。ちょっとまだあまり現実感がなかった。あれ、ちゃんと入れてる????みたいな感じ。いやいやいやいや声が入ってるんですよ。電波ブギーはおいちゃんのノリノリの歌われ方が大好きで! そしてもちろん間間で挟まるヘイヘイの部分も楽しい、あれ、やっぱりわれわれ声出ししてるな! あれ???? いいの????? やっても?????? ……なんだろうこの気持ちは、この戸惑いのようなものは……? さておき、随所で挟まるギターズのハモリもすっごい大好きなこのナンバー。いずれにしても、超ー楽しい!
§ё∀ё)さん「そういえば、これ久しぶりに君たちの声が聞けたってことになる? ……なるのか。なんかオレちょっと感動しちゃった。いいことです。いいこと」ふと思い出したようにおっしゃった橘高さん。なんかもしかしたら、同じ感覚を抱かれていたのかもしれないとかと思ったりした。勝手に。
§ё∀ё)「筋少なんかはずっとお客さんが歌ってるわけじゃないけど、これってサビの部分をお客さんに歌わせるタイプのアーティストの人とか大変だろうな」§ ԾᴗԾ§「小泉今日子さんのライブがお客さんがずっと歌ってるタイプだったよ。ボク、ライブに行ってお客さんの歌を聴いて帰って来た(笑)」§ё∀ё)さん「じゃあ小泉今日子さんは大変なのかな(笑)」
§ё∀ё)さん「ところでおいちゃんは今日は京都で何やったんですか?」§ԾᴗԾ§「あのですね、前回、来た時に全ッ然時間がなくて何にもできなかった(※観光を)って言ったじゃないですか。今回も時間がありません!(笑)もう観光を半ばあきらめています(笑)」
「その代わりに、観光名所じゃないところで、例えば京都の人がどういう食べ物が好きなのかとか……例えば、京都の人っていっつも湯豆腐とか食べてそうなイメージがあるじゃないですか(←ちょwwwwうぇwwww)でも意外に、京都の人はパンが好きなんだよ!とか、餃子が好きなんだよ!とか、そういうところから京都らしさを見出したいと(笑)」
「……あ、けど、そういえば、京都のですね、ここに来るまでに地下鉄使った時に、あれなんて言うのかな、地下道かな。知ってます? 橘高さん。京都にはすっっっごい長い地下道があるんですよ!」
§ё∀ё)「地下道」
§ ԾᴗԾ§「すっっっっごく長くて、終わりが見えない!」(爆笑:ここのこと)
§ ԾᴗԾ§「しかもですね! 何もないんですよ!!! ずーーーーーーっと道だけが続いてるの!!! スゴいんだよ。橘高さんも行ってみます?」§ё∀ё)「オレ地下苦手なんだよ!💦 みーやんは知ってた?」(知らない知らない、と宮崎さん…… しかし、真実あの地下道には結構、何もない!)§ ԾᴗԾ§「あの地下道、終わりがあるんですかね。あの地下道のゴールを目指すために、また京都に来たいですね!」(来てくださ以下略!!!!!!!!!!!!)
次の曲も皆さん普通の音量で歌ってくださいね、と始まったのは「トゥルー・ロマンス」。これはもちろん手振りも楽しいけれど、そうか、これも歌っていいんだ! 手振りをしながらちょっとだけラーララのコーラスをする。ドキドキする。確か(ё∀ё§が「歌ってると聴こえないよね」って言われてちょっとボーカルオフにされて、少しの間「ラブゾンビー」というコーラスだけになった気がするんだけども、普通の音量だとちょっとだけ足りないかな、とも思ったけど、楽しかった。最後のギターズの「フーーーー♪」ってところが大好きです! そしてトゥルーロマンス終了後、タイトルコールとかMCとかなくてすっと沈黙が落ちる感じ、そして始まったイントロに号泣する「愛は陽炎」!! この幸せな空間から哀愁の空間への切り替わりが大好きだ。原曲の激しさと同じように激しいアコギの音色。間奏のところはここは橘高さんを見ざるを得ない。連続するギターソロの凄さに魅入らされてしまうから。そして後半にさらに続くギターズの掛け合いと来たら! かっこよくってウルウルする。
新曲の……ゾーン!!!
§ё∀ё)さん「それでは、お待ちかね新曲のコーナーです」(うおおおおお!)
「今日はツアーファイナルですからね。京都ではやってない、他の場所でも2回めくらいの新曲を持ってきました。……本当は今日ここのゾーンでソロコーナーやろうと思ってたの。でもオレ自分がお客さんだと思って、お客さんが聴きたいセトリって思って……今日リハで「セトリ変えよう?」って…」§ ԾᴗԾ§「えええっ!(笑)って」「なんでこれをアコースティックでやろうって思ったんだろう……運指が大変なんだよ〜〜(笑) この曲は、UFOと恋人に入っている内田くんの曲ですね」(おおお?)「内田くんのいわゆるプログレッシヴサウンドがこの曲で完成形を迎えて、この後どんどん別の方向にまた発展していく、そういう曲だと思います。おいちゃん、タイトルコールお願いします」おいちゃん「それでは、聴いてください。「パレードの日、影男を秘かに消せ」」
うおおおお富山で聴いた「パレードの日」がまたこの京都の地で降臨です! また聴けるとは思っていなかったのですごくうれしい! 今回は落ち着いて観れるのでボーカルを取られるおいちゃんの細かいアクションや、曲の細かいフレーズの部分に注目していました。凄いなって思ったのは、原曲では語りの入っている間奏の部分まで、ちゃんと全部ギターで全部弾かれるところなんですよね。ものすごく、曲の世界に引き込まれてしまう。自然腕が上がる。斧を取るように。うう、かっこいい!
なるほど、京都の新曲枠はパレードか〜って思ってたら、「次の曲は、これも内田くんの曲ですね。猫のテブクロに入っている曲。これは、おいちゃんの家で録音したんだっけ?」「内田が、こういう曲があるから、どうしよう、ってみんなで集まって、それでそれぞれがこうしよう、ってフレーズを持っていって。それが今後の筋少の方向性がどう言うふうになるか、ここから決まっていったように思います」って、猫のテブクロに入っている内田さんの曲って言ったら……一瞬月テかと思ったけどそれはもう「星の夜のボート」です!!!! これ昨日の豊橋でも演奏されてこれが(披露回数の少ない)新曲枠だったんですけれども、ええっパレードと星の夜のボートどっちも一日でやっちゃう!?どういうこと何が起きてるのって考えを進めるよりも速く、楽曲の凄まじさに引き込まれていく。
パレードの日で曲の世界に陶酔したばっかりなのに、それに加えて持って来られる星の夜のボートは、ギターズの手により原曲と違う……うまく表現できないんですけど、ものすっっっっっっっごく大人なグルーヴ感のあるリズムになっていて、なんというか、フレーズが波打つように繰り返されるのがめっちゃくちゃかっこよくって、そこにおいちゃんが歌い上げられたのかと思うとまたそのフレーズに戻っていく。これはやばい! 昨日見たばかりだけれどそれでもなお。おいちゃんはギターを引かれながら、キメのところとかで大きくアクションをされたりでそれもものすごくカッコいい。かっ、かっこいい!!!
うおお、パレードと星の夜のボートでお腹いっぱいです、新曲ゾーン終わりかな、次は次は…って思ってたら橘高さんが「さて、ここからは橘高文彦の修行タイムです」ええ、ってなって。「これもUFOと恋人に入っている曲ですね。曲としては短いんですけど、ものすごい歌詞をつけてもらって。いやすごい歌詞なんですよ!」
これ、こ、この振りってまさか! そうです、「新曲」のゾーンはおいちゃんの歌い上げられ内田さんプログレッシヴゾーンから、橘高さんのメタルゾーンへ突入する! 続くはこちらも昨日の豊橋で披露されました「アンクレット」!!! こ、この方々やる気だ!!!! なんか何をされようとしてるのかわかった気がする!!!!
アンクレットは橘高さんのおっしゃられる「歌詞」がまあすごいんですけど、それもありますけど、そもそもこの曲をアコースティックでやるって思わないタイプの曲そのn番目には違いなく、おおよそアコースティックとは思えないパワフルでデスなかき鳴らしに矢継ぎ早のコーラスに変拍子で会場がかき回されます!! へ、ヘドバン楽し〜〜〜〜〜〜!!!
そして最後は最後で、(ё∀ё§「これ……エディのピアノをオレ全部弾くんだよギターで!」……だけど、筋少がこう言う形で復活することになった大事な曲です、との橘高さんの言葉に添えて、新曲ゾーン華麗なるラストはツアー初日金沢で披露された「踊る赤ちゃん人間」!!!!! 自分は確かどこかで橘高さんの……確かオーケンさんと一緒にゲストに出た磔磔じゃなかったか…?でアコ赤ちゃん人間を聴いたことがあったはずなんですよ。確か。で、再びこのツアーで赤ちゃん人間、金沢でも披露されましたので2回めなわけですけど、落ち着いて聴くと本当に エディの ピアノを 全部 弾いてる!!! すごい!!! アンクレットの橘高さんメタルで盛り上がった中でさらに赤ちゃん人間のメロディアスさ! 「こんなもんだぜ!」「うまくいったぜ!」のコーラスに合わせて拳を突き上げる! やっばい最高!!!
おいちゃん「橘高文彦〜!」橘高さん「本城聡章!」おいちゃん「アカチャーン!!!」§ё∀ё)「あばばばばばばば……オレがこれやったって言うなよう!(笑)」おいちゃん「アカチャーン!!!!(笑)」おいちゃんのアカチャーンが異様にツボにはまっておかしかった…… にしても、ツアー中に新曲・レア曲枠としてやった曲をツアーファイナルの日に全部されるとは思わなかったです!!! びっくりしたしすごかったし、本当にこれはツアーファイナルならではだ!と感じました。
新曲コーナー終了後、いつも公演をサポートされているみーやんさん”””””京都出身””””のコーナー。おいちゃんが袖にハケられた……しばらくしたら戻ってこられて、後ろで腕軽く組まれながら立たれててかわいい。確か前回は京都のおすすめ観光地の話で金閣寺とかの話になったから、今回は京都人がどういう性格をしているのかみたいな話になったような。みーやんさん「無茶振りですね(笑)」橘高さん「大阪のおばちゃんだったらぐいぐい来て鞄にいっぱいアメちゃん持ってるとか、話聞いてるようで聞いてない、とか…」結局どうなったのか忘れてしまったのですが結論がなんかヤンキーの流れになったことをうっすらと覚えている……橘高さんが「京都にもヤンキーっぽい方々いるんだね……オレ昨日眠れなかった……」な、なんてこった
「後ろにたくさんギターが並んでいますけれど、ずーっと長い間働いてくれてるギターなんだよね。俺たちがこのギターを弾けているのは宮崎くんのおかげです」との橘高さんの言葉が印象に残っています。
「みーやんのコーナーでした〜〜〜!」橘高さんが位置に戻られても、後ろに立ってたおいちゃんがまだ座られない(笑)「おいちゃん…まだ座ってない……笑」
"ツアーファイナル"、そして
ここだったか前半だったか忘れたんですけど秋のツアーもありますって話になって、いくじなしのナゴムバージョン。もうすぐ発売になります。「これをレコーディングしているときに、内田が言うんだ」
川●д●)「ぼくはね、もっと、この曲に、オルガンみたいなのを、たくさん、入れたかったんだ。でも、橘高くん。うちには、エレクトーンしか、ないんだよ。……エレクトーンしか、ないんだ!」
「……ってすっごい言ってたんだよね(笑)本人としてはもっとプログレッシヴに、ドジャーン!ってしたかったらしいんだよ。でも、今はエディがいるし、長谷川くんもいるしね。何十年か越しの、内田の理想形を聴きに来てください」これを言われた時のお二人が、なんかすっごく自信に満ちた感じで──当然だけど───頷かれていらっしゃったのがすっごい印象に残ったし、そのご様子が今までのニコニコから少し転じててすっごいカッコよかったし、そうだよ筋少さんの新譜なんですものね! その「理想形」を聴けるのが、ますます楽しみになったのでした。
橘高さん「それじゃあ後半戦行きましょうか!」ここから怒涛の! 後半戦!!! 頭振れますか、と橘高さんが煽って、後半一発目は「ゾロ目」!!! これはもう定番の定番で、でも頭振るのが大好きで、それにサビのところで手振りをするのも楽しい。ゾロ目と入れ替わりで続くのはおいちゃんがボーカルを取られる「へそ天エリザベスカラー」! これもギターズの後半の掛け合いが大好きです! さらに続く激弾き曲、次はなんとの「境目のない世界」でまたヘドバンモード! そして、そしてですね、なんとここで今ツアー初めての選曲になる、ツアーファイナルだもん、そりゃあ、この曲、この曲やりますよねいやアコで!?!??!?!!!! 「ツアーファイナル」!!!! もうなんなんでしょう、アコースティックなんだかなんなんだかよくわからないです、わかることは、これはもはやスタンディングか?!というくらいに(もちろん座っていましたけれども)ゴーホーム!と拳を振り上げて、ファイナル!の手振りをして、頭も振るし、折り畳みをして、汗だくになっていることです!! うおーーー!!! 最高だーーーー!!!!
すごい! すごいよ!!! 最後の「夢見ていた」からの「ゴーホーム!」が終わって、それで… それで橘高さんがまだ言葉を続けるの。あれ、ツアーファイナルだから”ツアーファイナル”で終わりじゃないの?と思った。そうじゃない! 2ndアルバムの、そして今最新の筋少アルバムのリードソング、って。ああ、「楽しいことしかない」ですね! ふふふ、最後にニコニコして終われる、そうですよね、楽しいことしかないんだものねって。
おいちゃんが歌われ出した。ニコニコと。
そして一度サビを歌われた後、もう一度サビに入ったところ。
おいちゃんがこちら、客席に向かって両手を出された。
これは、ボーカルをこっちに預けるってこと──"歌って"ってことでさ──
わ、って思った。
そうだ、声。うん、そうだ出していいんだ。
このおいちゃんの手ぶりも何年ぶりではないのかな。おいちゃんが歌を止められて、そしたら残るのは客席の声だけになる。会場のお客さんがみんな歌っていて。その声が聴こえて。楽しいことしかないは穏やかな曲だから、客席の音量が普通の音量であっても、違和感がなくて。ああ、ギターズの弾かれる音に、自分達の声が乗っている。しかもそれが「曲に合っている」。
どうしよう。わたしたち、歌えてるのではないですか。
このご時世になってから、声出しは必須ではない、ここにあるもので楽しむことができるって思ってたし、今も思ってる。そしてその状態で何年も経過して、わたしの中ではそれが日常になっていた。ものすごく問題があったわけではなかった。わたしはとっても楽しいのだ。だけれど、なんだろうか、ライブという場所で、こういう形での、声でライブに加われるっていうことを、何年ぶりかに、できたのだ。
ああ、電波ブギーの時から少し感じてたけれど、久しぶりすぎて明確になってなかった気持ちが。
ここでちゃんと形になった。
うれしいんだ。
「根拠なんて、ないけれど」、これから、このツアーファイナルを超えたこれからのライブでも、楽しいことしかきっとないような、そういう気持ちになりました。
もちろん全ての曲が素晴らしかったんですけれども、この「楽しいことしかない」、今回のベストアクトだったなと思います。ありがとうございました。
アンコール
本編終了、ギターズがハケられる、青い照明に包まれたステージ、鳴り止まない拍手。
程なくギターズのお二人がご登場。
「京都ありがとうございました! とてもいい夜でした。また来たいと思いますので、次はまた友達誘って来て下さい。お土産にチェキも! 今回は44筋少入れてます」(入ってんだよな~ かっこいいんだよな~~)「今後ともよろしくお願いします。また次にの願いを込めて、この曲で終わりたいと思います」
オーラスは「アデイ イン ザ ライフ」! ツアーファイナルとはまた異なる、いつかまたの再会を歌った曲! またこんな夜はきっとこれからも続く。そして、きっとその夜も楽しいだろうね、また次のライブで会えるでしょう、会いましょう。
そうして、2ndアルバムリリースツアー「Chapter 3」のツアーファイナルは、大団円を迎えたのでした。
場内に流れ出すのはすっかりEDSEの定番になった「気もそぞろ」! おいちゃんと橘高さんが、ニコニコしながら会場にご挨拶。今日はステージから降りては来られなかったけれども、でも丁寧に丁寧にみんなを見て、歌詞の「♪そんなことより皆さんさ」のところで全体をていねいに指されて「ありがとう」って、「感謝します」のところで深くお辞儀されてありがとうってされてて。もうニコニコした。お二人ともピックもすごい投げられてた。ありがとう、ありがとう──
お二人がハケられてもみんな席を立たず最後まで、気もそぞろが終わるまで拍手を続けて、喝采。本当に、ありがとう、ありがとう! 北陸から中部そして関西まで、最高のツアーでした!
ツアーの大団円にふさわしい全力の神セトリ! と言えるでしょう! もうめっちゃ大満足です! けど特に印象的なのはやっぱり「楽しいことしかない」ですね。久しぶりにちゃんと声を出せて、しかもなんというか、ちゃんと音楽と合った形で出せたっていうのが嬉しくて。とても楽しかったし、本当に嬉しかった。ギターズも終始すごく嬉しそうでいらっしゃったのも良かったです。
そして全く個人的なことなんですが、今回のツアー、全通を達成しました!!!!! ギターズでは初めてじゃないかな~。私あんまり東京に度々は行けないんですけど、今回は達成できるツアーだったので、達成できてうれしいです。
え、はい、本当の本当の2022のツアーファイナルですか?
行きますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
楽しみです♪
セットリスト
OPSE~サーカスの来た日
おもちゃやめぐり(おいちゃんボーカル)
ドナドナ(おいちゃんボーカル)
電波Boogie(おいちゃんボーカル)
トゥルー・ロマンス(おいちゃんボーカル)
愛は陽炎(橘高さんボーカル)
パレードの日、影男を秘かに消せ!(おいちゃんボーカル)
星の夜のボート(おいちゃんボーカル)
アンクレット(橘高さんボーカル)
踊る赤ちゃん人間(橘高さんボーカル)
ゾロ目(橘高さんボーカル)
へそ天エリザベスカラー(おいちゃんボーカル)
境目のない世界(橘高さんボーカル)
ツアーファイナル(橘高さんボーカル)
楽しいことしかない(おいちゃんボーカル)
〜アンコール〜
15. アデイインザライフ(橘高さんボーカル)
EDSE~気もそぞろ
おまけ
・うつくしく輝けしは歴戦のギターたち
終演後にありがたくもギターをステージに設定して撮影解放してくださることが多いんですが、毎度見るたびに思うのがほんっっっとに綺麗。美しいご機材。ありがたい……ありがたい……今回はセトリまで貼ってくださっていた………
・おいちゃんスケッチ
・いくじなしの自信
・いつもとちがう…
・仲がいい?
§ё∀ё)さん「筋肉少女帯ね。仲良いですよ。………なんか仲悪いみたいじゃないかよ!(笑) 仲良いです!」
よかったです!
・化学反応
アンクレットの時……
変な歌詞がどう、って話になって、橘高さんはもともと、音楽がすごかったら歌詞は比較的どうでもいい、と思われてるところがあったそうで(イントロの部分がすごく好きらしい。中でもすごい好きなのが「異邦人」だそう)「曲がすごかったら歌詞はどーでもよかったの! ……で、世の中には、歌詞がどーでもいい、って考えているやつと、「そうじゃないやつ」ってのがいるわけでね、「歌詞が良ければ音楽なんかどうでもいいヤツ」と「曲が良ければ歌詞なんてどうでもいいヤツ」同士が曲作ってんだぜ?!?!すごいだろ!!!! そりゃ変にもなるよ!!!」
「そしてそんな音楽が好きな君たちも変だろ!」はい!!!!!!!!!(全力で)