正しく見えた未来～資源確保～０３

まぁ、結局のところ、カネにならなさそうだったモノにカネが引っ付く仕掛けを入れただけよ。

太陽光だけじゃない。

それまで燻っていたモノが注目されだしたら、気をつけた方が良い。

そこにはカネの流入がある。

そして、必ず同じヤツがその中心にいる。

奴らが狙うインパクトのあるネタは３つだけだ。

エネルギー、権利、そして命。

どれも天秤にかけやすいネタさ。

天秤が傾いた時の未来も単純に表現できる。

テクノロジー？

あんなものはめんどくせーだけだ。

たしかに、一見するとテクノロジー自体にカネが流入するように思える。

だが、その実はテクノロジーを使って得られる行動情報だ。

その行動情報をちらつかせることによって、権利や命を縛る。

いつの時代もきたねーやり口だよ、まったく。

最初に描いたクズは相当なクズだが、それを今も利用してしゃぶっていく奴らはこの世の汚物を頭蓋骨の内側に詰め込んで塗りたくったような本当のクズだ。

まとまったカネは常にそいつらの間を行ったり来たりしているだけだ。

まとまったカネの総量を増やすために下々の奴隷達から細いカネを巻き上げる。

利息という形でな。

ああ、そうそう、これだけは言っておかんとな。

リソースを集めようと言い出すヤツがいたら気をつけろ。

そいつの描く未来に、おまえはいない。

さてと、そろそろ闇も深くなってきたな。

またあったら、別の話を聞かせてやるよ。

夜道には気をつけな。

特に、背後にはな。