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【アフリカ陸路縦断】エチオピア#1

■初めての大陸

未だかつて無いほど光がない街だ。
それが飛行機の中からアディスアベバを見下ろした最初の感想だった。
学生時代に行けなかった大陸はアフリカと南米だ。
この旅でどちらも制覇する必要がある。
そう思って俺は未知の国エチオピアへと足を踏み入れた。

全く問題なくイミグレを通過したのは午前1時、この日からホテルをとっている訳じゃないので、空港泊をすることにした。
幸い、WiFiが通っているので待ち時間は全く苦痛ではなかった。
午前5時すぎ、予定通り友達が到着。
「アフリカの空港で友達と待ち合わせってなんだよ笑」と思いながら、少し安心したのを覚えている。

■ボレ国際空港からアディスアベバ市内

空港で日本円をエチオピアブルに変えた、レートはそこそこ良かった気がする。

ATMもあってキャッシング可

空港内にはSIMカードが売っていて、300ブルで1週間使い放題プランがあったので、友達にSIMを入れてもらった。

プランは店員さんに聞くべし

街に出るにはタクシーが一般的らしいが、高すぎるので却下(何度交渉しても350ブルが上限とのこと※1台での料金)もうひとつの手段としてミニバスがあるこれはアディスアベバ市民の主な交通手段である。路線図や時刻表などはなく、旅行客が乗るにはややハードルは高めに思えるが、エチオピア人は優しいので大体行先さえ言えば乗り方を教えてくれる。空港から歩いて少し行ったところで、乗れると聞いていたので、そこまで歩き、行き先を適当に伝え、乗ることが出来た。値段は脅威の1人あたり15ブルだった。

こんな感じでパンパン

●バス乗り場は大体この辺


■アディスアベバ市内

鉄格子のある売店、ガタガタの道路、BGMのように鳴り止まないクラクション、これぞ海外。これがこの3年間俺に足りなかったものだとすぐに感じた。
治安はいいように見えるが、カメラを回しながら歩く時の緊張感、誰もいない路地裏に入った時のゾワゾワ感、全く言語が通じない時のモヤモヤ感、これらが欲しかった。

アディスアベバの街は長居するにはおすすめ出来ない。
理由としては観光地がないこと、飯が不味いことの2点が上げられる。
観光地はなくてもいいやっていう人もいるだろうが、飯が不味いことに耐えられる人間は居ないだろう。
エチオピアの主食は「インジェラ」という酸っぱいクレープのようなものだ。材料はテフという穀物で、その穀物を粉状にし、発酵させてクレープ状に焼いたものだ。
これが、まぁ不味い。
最初の数食はめちゃくちゃ美味しい!と思って食べていたが、主食なので全部のご飯に着いてくるインジェラに飽きた瞬間、とても不味く感じる。
さすが「見た目雑巾、味はゲロ」の称号をもつ食べ物だ。

見た目美味そうじゃね?

とは言うものの、俺は全然食べられる。一生インジェラ生活はキツいが、エチオピアにいる間は極力食べるようにしていた。
個人的にはマトンをくるんで食べるのが1番美味かった。

■ダナキル砂漠ツアー

このツアーがエチオピア最大の魅力であることは言うまでもない。
海抜がマイナス116メートル、最高気温は50度を超える、世界一過酷な場所と言われている砂漠だ。
このツアー内容については後日、記事を書くことにする。

ツアー申し込みは現地でしか出来ないので、EthiopiaTravelTours通称ETTのオフィスに行き、日程調整と値段交渉をすることになる。
この会社がすごく良かったので、是非皆さんもエチオピアに行く際はここで申し込むことをおすすめする。

●Ethio Travel and Tours

まず、ツアーを申し込むと宿が無料でついてくる。アディスアベバ市内でETTが所有しているゲストハウスに泊まることが出来る。

これは限界バックパッカーにとって朗報である。
しかし、この宿は水が出ないので注意。トイレも流れないし、もちろんシャワーは浴びることが出来ない。

●無料宿はだいたいこの辺

次に、ツアーを申し込むと無料で空港送迎をしてくれる。
ツアーが終わって帰国する際、空港まで送迎してくれるのだ。まじでサービスがよすぎる。
ちなみに、俺の場合はバスでケニアまで行くので、バス停まで夜中の3時に送ってもらった。すごく感謝している。


エチオピア第1弾はこんなもんかなぁ
動画に乗ってない細かい情報を書くことで誰かの判断材料になればまと思って書いてるから、気になることあればコメントしてくれ。
次はマスカル祭とエチオピアの歴史について書こうかなとか思ってる!

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