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Citrix NetScaler 冗長構成(HA)設定ガイド

本記事について

本記事では、Citrix 社の ADC 製品である NetScaler (旧称 Citrix ADC) について、冗長構成(HA)を設定する方法を説明します。

動作確認環境

本記事の内容は以下の機器にて動作確認を行った結果に基づいて作成されています。

  • NetScaler VPX

    • バージョン NS14.1 Build 21.57.nc

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NetScaler の冗長構成(HA)に関する基礎知識

冗長構成(HA)とは、2台の NetScaler を使用して NetScaler を2重化する構成で、1台は Primary ノード、もう1台は Secondary ノードの役割を持ちます。通常時は Primary ノードがすべてのサービス通信を着信して処理し、Secondary ノードは Primary ノードの障害に備えて待機します。

画像:NetScaler 冗長構成(HA)イメージ

Primary ノードに障害が発生すると Secondary ノードは Primary に昇格し、サービス通信の処理を引き継ぎます。これにより、Primary で障害発生時のサービス断時間を最小化することができます。

画像:Primary 障害発生時

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