ユニットアイドルの作り方(そのいちっ)

現在活躍しているアイドルの殆どはユニットを形成してます。

ソロアイドルは少数派。
メジャー市場だとそういった意味では声優はソロ活動がまだ盛んだけど、こちらもユニット化の波が押し寄せている(火をつけてるのはおめーじゃねーのか的な突っ込みはとりあえず置いといてw)。

ユニットアイドル、グループアイドル、集団アイドル、群衆アイドル、なんでもいいけどとにかく時代はそっち系。
ということでユニットアイドルの話。


さて、ユニットアイドルのどこがいいのかって…
複数の女の子が歌い踊るのって見ていて楽しいですよね!
理由なんていいんですよ。

いーもんはいい!!

趣味っていうのはそーゆーもんです(きっぱり)!

さて、ユーザー(受け手)はそれでいいけど、我々送り手はそう簡単ではない。

ということでユニットの話を書きますが、
あくまで持論なので必ずしも正解ではないということで。

ユニットアイドルっていうのはいろいろなタイプの女の子によって形成されてることに意味があると考えます。
ゆえに構成しているメンバーにはそれぞれ個性が必要。

だからユニットを作るときは「ユニットアイドルが流行ってるから手っ取り早く女の子集めてユニットにしちゃえばよい」っていう事ではなくて、きちんと構成メンバーのキャラ付けや方向性をある程度想定しておかなければならない。
その方向性を事務所やプロデューサー側の大人が考えるのか、メンバーと一緒に考えるのか等はその運営方針次第だけど。

とは言え、もちろん、最初からそんな頭角を現す子がいるとは限らないし、
現実的にはユニット活動の中で磨かれる個性の方が多い。
だから、送り手側はそこも見越してユニットを作り、運営していく必要がある。
ここで必要なのは四次元的思考だけどそれはまた別の機会に。

あと、とっても大切なこと。
ユニットアイドルって基本的にはユニットとしての人気が出るもんだけど、僕ら送り手は個々の女の子達のことをきちんと考えてあげなきゃいけないと思う。
ユニットはユニットとして扱っておけばいいやというのはダメ。

ユニットは「個」の集合体として考えることが大事

かつて某人気アイドルユニットと関わった時、ユニットとしてもの凄く人気があったにもかかわらず、ソロとしての活動も平行して考えていきましょうという提案をしたことがある。
それぞれの「個」としての活動を伸ばして行くということを人気がある時からやったのです。
その結果、そのユニットはユニットとしても伸び、かつ個々の活動もでき、全体の売上も伸びた。
そしてそのユニットが解散したあとも、メンバーはきちんと個々の活動を長きにわたってできた。

そんな経験から、僕がユニットを構成するときは最初からそれぞれのメンバーがソロ活動できることを前提で考える。
もしソロ活動をせずにずっとユニット活動したとしても、その方がユニットとしての個性が出せるし、タレントとしてきちんと成長するので、どちらに転んでも結果はきちんと残る。

ちなみに「ゆいかおり」や「StylipS」「Pyxis」など、これまで作ったユニットは全てソロ活動が前提。
これらは声優ユニットなため、声優としてそれぞれが別の作品にも出演する訳だから、当然とも言えますが。
そして、個の集合としてユニットを形成することで、個とは違った別のパワーを生み出す。
これがユニットとしての醍醐味だと思う。

1+1が3にも4にもなるということ。
ユニットっていうのはこれが大事だと思うのです。

そんなことでユニットアイドルを作る時は「個」を基本に考え、「群」となった時に相乗効果が出るように考えるところから始まるのです。

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