Windows11 PCでイヤーノート(国試)を読む - WSA

※この内容はイヤーノートを利用する医学生向けです
※必要なPC:Windows 11(✕10以下  ✕macパソコン)

医師国家試験サポートセット(10万くらい💸)などを買うとセットとして付いてくる電子版イヤーノートですが、いざ入手したところ
読むために必要なリーダーアプリが「Android版」と「iOS版」しか存在せず、どういう訳かパソコン版がない!ため、電子版イヤーノートを買ってもタブレット端末(AndroidタブレットやiPad)を持ってない人はスマホでしかイヤーノートが読めないことになってしまいます。勉強教材としてはかなり困りものです。

が、Windows 11が発表された時の目玉機能、聞いたことがあるでしょうか:

「Windows 11では、Android OSを動かすことができる」


この機能は、AndroidやAndroidアプリが動く基盤があっても
Google Playなどが使えず、入れられるアプリが本当に限定的だったからか殆ど使われず、早くもサポート終了でお蔵入りとなってしまいました。
しかし、確かにAndroid OSをWindows内で動かせるせっかくの勿体ない優れ機能でもあります。

※スマホがAndroidでない人は、一部Androidスマホの人に代わりにやってもらう必要がある手順があります

⚠️ご注意:Windows内Androidをみだりに起動させると、古く性能の悪いPCでは本当にPCがすごく重くなります。
使わないときには、都度Androidサブシステムの「無効にする」ボタンを押して、Windows内Androidを終了させてください。

1. “Windows Subsystem for Android™”をインストール(@PC)

⚠️廃止(サポート終了)されるソフトなため、現在はパッケージを公式外のアーカイブプラットフォームから、必ずしも安全ではないため自己責任でダウンロードする必要があります。
「Windows Subsystem for Android package install」などでGoogle検索し、Windows Subsystem for Androidのパッケージ(.msixbundleパッケージ)をパソコンにダウンロードします。

上述のように、ダウンロードにはご注意ください。

.msixbundleファイルが保存されます。
ダウンロード後、“発行元”が「Microsoft Corporation」になっている(“不明な発行元”などになっていない)ことを確認の上インストールします。

これをインストールすると、Windows内でAndroid OSを動かすことが可能になります。
試しにインストールされた「Android™用 Windowsサブシステム」アプリを開いて、「ファイル」を開いてみてください。本当にWindowsパソコンの画面上でバーチャルなAndroid OSを操作できます。

残念ながらGoogle Playストアや、その他一切のGoogle製アプリなどは、このAndroid環境をお認めにならないようで全く動きません。アプリを入れたい場合は都度「.apk」やパッケージインストーラを使います。

2. お使いのAndroidスマホから Windows内Androidへアプリを
「.apk+」形式で共有(@スマホ)

(スマホがAndroidでない人は、Androidスマホの人に代わりにやってもらう必要がある手順です)

次はお使いのAndroidスマホに、「File Manager Plus」アプリをインストールしてください。(加えてもちろん、イヤーノートを読むためのリーダーアプリも)
こちらです👇(日常的にも非常に使いやすく便利な為おすすめです)

Q. apkをエクスポートするならシステムのFilesアプリ等でもできるのでは?
A. ただの.apkではなく「.apk+」形式でエクスポートできる必要があります、単純な.apkのエクスポートだとのちに失敗してしまいます。

このファイルマネージャーアプリのメイン画面から「アプリ」へ進み、
●“ファイルマネージャー+”アプリ自身
●リーダーアプリ
の2点を両方、長押しで選択(下記画像)し、「バックアップ」を押します。
(※他にもWindows内で動かしたいAndroidアプリがあればそれも)

「ファイルマネージャー+」とリーダーアプリの2点をバックアップ

結果、この2点がスマホのメインストレージの📂backups ➡ 📂apps フォルダへ出力されます。

前者は.apk、後者は「.apk+」でエクスポートされるはずです

この2ファイルを、先ほどWindows Subsystem……をインストールした
お使いのWindows PCへ、何らかの方法で移してください。
Googleドライブ等のツールを使うか、このファイルマネージャーアプリの「🖥ネットワークから接続」機能などを使うこともできます。↗「PC スマホ ファイル やり取り」で検索
これでスマホ上での手順は終わりです。

3. Windows内Androidへも“ファイルマネージャー+”をインストール(@PC)

Windowsパソコンの、例えば「ドキュメント」フォルダへ
先ほどの2ファイルを以下👇のとおりコピーしました。

最初にインストールした「Android™用 Windowsサブシステム」アプリを開いて、
“詳細設定”から、“試験的な機能”を開いて「ユーザーフォルダーを共有する」をONにします。

「試験的な機能」を開き、「ユーザーフォルダーを共有する」をON
必要に応じて自分の好きなフォルダーに変えてください

それから、上の画像内の「システム」内から「ファイル」を開くと、一番下に
「📂Windows」というフォルダが画像のように出現するようになります。
この中に「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」……など各種PCのフォルダがあり、お使いのPC内のファイルへアクセスできる仕組みです。

右下に「📂Windows」というフォルダが出現しました☝
この中に「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャ」……など各種PCのフォルダがあります

この「Windows」フォルダ内から、先ほどの2ファイルを見つけます。

が、ここで「mediLink.apk+」を開こうとしても、認識してくれません。
そこで、まず「ファイルマネージャー.apk」の方を開いて、ファイルマネージャーアプリをインストールします。

4. 最後にリーダーアプリをインストール(@PC)

ファイルマネージャー+アプリをインストールすることで、なんとWindowsのスタートメニューなどからも「ファイルマネージャー+」アプリが開けるようになりました。

インストールしたAndroidアプリはWindowsスタートメニュー👆にも出現

これを開き、このファイルマネージャー+アプリ上でなら、
今度はアプリ(.apk+)をインストールできます。
ファイルマネージャー+アプリ上で「メインストレージ」から「📂Windows」へ進み、今度こそアプリをインストールします。

インストールが成功するので、アプリを開いてログインします。

このようにWindows内で動作するAndroid OS上で、イヤーノートを学習可能です!

Windows内でも、このようにAndroid OSは使用ができるため、好きなAndroidアプリをインストールして、PC画面上で開けます。

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