お前もTCGをやれ。見るだけでもいいから
この記事は公立はこだて未来大学 Advent Calendar 2022 part3の17日目の記事です。
昨日の記事は以下の3つでした。
part1:かげろん『プログラミング教育とTAをやった気がする』
part2:かとうまるさん『へぇ、留年は初めて?お姉さんが教えてあげようか』
part3:かすまるさん『「たけのこの里>きのこの山」を数学的に証明する』
また、本日は以下の記事が投稿される予定です。
part1: かず君『ゲームの話しようかなと思います』
part2: fewlessさん『ロシア語勉強してるって言うと変な目で見られるのどうにかなりませんか???ウクライナ語ならいいんですか???? ロシアのgoogle map地味観光 or 推しを生成するメリット』
はじめに
こんにちは、かげろんです。
ロボットと合体が好きです。天元突破グレンラガンを見てください。
今年見た一番熱いアニメは勇者王ガオガイガーです。
よろしくお願いします。
昨日part1の方で真面目っぽい記事を上げているし、これはpart3だし趣味丸出しでもいいでしょう。本日は趣味のTCGについて、「お前もやれ。見るだけでもいいから」という話をします。
TCGとは
皆さんはトレーディングカードゲーム(TCG)をプレイしていますか?
そもそもTCG自体何?という方もいるかもしれません。
弊学の先達によると、TCGを以下のように定義しています。
近年ではポケカの人気が高まりや、ワンピースのTCGのサービス開始、元々デジタルカードゲーム(DCG)だったShadowverseのリアルカード化でVTuberやウマ娘とコラボするなど、既存のキャラクター・作品がカードゲーム業界に参入し、人気と需要が高まっています。
TCGにおける遊び方
ルールに従う
「TCGをプレイする」と言えば、ルールに則ってカードを用いて対戦することを想像するでしょう。自分含め多くのカードゲームプレイヤーは一般的なルールに従い、友人と対戦したり、大会に出たりしています。
この遊び方における問題点として、「初心者にとってルールが難しすぎる」「周りに対戦相手がいない」「大会・カードショップは怖そう」などが挙げられます。また、カード自体が高く、とても財布に優しくないということもあるでしょう。
カードを見てみる
対戦しづらいのであれば対戦をしない楽しみ方もあるでしょう。過去にも弊学アドベントカレンダーにおいてフレーバーテキストからストーリーを読む楽しみ方が紹介されていました。このように、カードを見るだけでも楽しむことができます。
本題 ~イラストを見て楽しむ~
ということで本題です。
メインで遊んでいる遊戯王とデジカのカードを使用し、カードイラストを見て楽しめることをご紹介します。これらのTCGは遊戯王の通常モンスターを除きフレーバーテキストがありません。
遊戯王: 星遺物
遊戯王には、アニメとは別に販売されるカードの中で独自のストーリーを展開しています。10期(2017年4月~2020年1月)に展開された星遺物のカードを見てみましょう。
何やら左の女が腹に自らの腹に剣を突き刺そうとし、右側の男&ペット?がやめろとでも言いたげな顔をしています。ちなみにこの剣は右側の男が持っている剣です。
次のシーンでは、右側にいた男が女の亡骸を抱えており、後ろでそれを見ている人がいます。後ろの人は女の兄であり、男の剣が妹を殺めてしまったのを目撃し……。
と、このようにカードイラスト(とカード名)でストーリーが描かれています。メインのカードの発売は3か月に一度であり、一緒に出たカードからストーリーを考察し、次の3か月を待つのも遊戯王の1つの楽しみです。
星遺物の物語の続きは『遊戯王 マスターデュエル(好評配信中)』のソロモードで!
遊戯王: クリッター
クリッターはちょっと遊戯王をやっていたというような人は見覚えがあるのではないでしょうか。このカードにも3か月毎に連載されるほどではないにしろ、ストーリーがあります。
魔界発現世行きバスをよく見てみると真ん中から少し左下側に三つ目のモンスターが映っています。
楽しそうに笑うクリッターが、怪しげな乗り物に乗っていきます。カード名から分かる通り、実はこの乗り物は魔界発現世行きバスではなく……。
実は魔界発冥界行きバスに乗ってしまっていました。同乗しているのは≪同族感染ウイルス≫、≪デビル・フランケン≫、≪魔導サイエンティスト≫、≪八汰烏≫、≪レスキューキャット≫(ヘルメットだけ見える)であり、どいつもこいつも禁止を経験しているカード達です。つまり冥界とは、禁止カードリストが閉じ込められているやばい場所ですね。
漫画やアニメのようなストーリーとは異なり、こちらは禁止カードというメタ的な部分をコミカルに表現しています。
デジカ: ベツモン(BT8-040)
デジモンがカードゲームをしています。なんで?しかも後ろには服がかけられていますね。デジモンなのに?
ベツモンは色んなデジモンの真似をしたり、デジモンスーツを着替えて化けるという特徴を持っています。滲み出る生活感からもこのデジモンが変なやつなんだな、と想像できます。
デジカ: パルスモン(BT6-033 パラレル)
デジカは通常版のイラストとは別にパラレル版があるカードがあります。
このパルスモンは、4つの別のデジモンに進化していく可能性を秘めており、デジモンの進化を良く表現したイラストになっていると思います。
デジカ: ブラックウォーグレイモン X抗体(BT11-074)
デジモンに加えて左側に人が映っています。この人物は「デジモンワールド リ:デジタイズ」に出てくるキャラクターで、ブラックウォーグレイモンX抗体をパートナーとしているらしいです(未プレイ)。ゲームやアニメ等別媒体での展開をしている元ネタがあると、このようにカードでシーンを切り抜いたり、本編ではなかった夢のような展開が表現されることがあり、カードイラストの魅力の1つだと思います。
遊戯王: 真竜機兵ダースメタトロン
モンスター単体からカードの背景を読み解くのは難しいです。
このカードは、《水晶機巧-グリオンガンド》に十二獣、メタルフォーゼ、水晶機巧(クリストロン)の3つの力を合わせた合体モンスターで、名前からもダース(十二獣)メタ(メタルフォーゼ)トロン(水晶機巧)と合体していることが読み取れます。
合体、合体なんですよ。
デジカ: インペリアルドラモン: パラディンモード(BT8-112) & ファイターモード(BT8-032) 海外大会景品版
遊戯王は社内のイラストレーターがカードイラストを描きますが、他のカードゲームでは様々なイラストレーターが描いていることが多いです。特にバンダイは、ガンプラを出していることもあり、ガンプラの箱絵でも活躍しているイラストレーターが描いていることもあります。このインペリアルドラモンを描いている森下直親さんのイラストがとても好きで、描かれたカードを集めることで実質的に絵画を集めているような状態になれます。
(この方のイラストは高レアリティなものが多いため実際に集めると破産します)
カード自体の加工について
カードイラスト以外にも、イラストを補助して楽しめる要素として、カードの加工があります。大抵はレアリティ毎に加工が異なり、文字色や彫りが違います。しかも遊戯王では20種類以上のレアリティがあるため、こだわるととんでもないことになる要素の1つです。
加工はやはり実物でないと分かりづらいので、これにこだわるとお金がかかる要因ではあるなと思います。
ここからは実物のカード画像で加工の違いを紹介してみます。
遊戯王: スケアクロー・トライヒハート(ウルトラレア、シークレットレア、アルティメットレア)
例えば、遊戯王で差分が取りやすいものはこんな感じです。
このカードの場合は、金字でカード名が書かれイラストが光っているウルトラレア、縦横に光るシークレットレア、カード全体に彫りの深い加工が施されたアルティメットれあの3種となんか赤いプリズマティックシークレットレア(高いので持ってない)があります。
加工が違うと封入率も異なるため、値段も異なり、人気にも差が出ます(一般にシークレットレアが人気で高い)。皆さんはどれが好きでしょうか。僕は彫りによってカードの個性が強く出るアルティメットレアが好きです。
デジカ: ダークナイトモン(BT07-063)
デジカでは一般に、通常版とパラレル版の2種があり、イラストが異なっています。加工も異なり、通常版は光っているのみ、パラレル版は遊戯王のアルティメットレアに近い加工をしています。どちらにもそれしかないイラストがあるため単純に差をつけることは難しいですが、そのデジモンの様々なシーンとイラストレーターによる解釈を見ることができる良さがあります。
遊戯王: オネスト(LODT-JP001 ホログラフィックレア)
せっかくなので一番好きなカードも紹介します。遊戯王にはホログラフィックレアというレアリティが存在します。その中でも特に好きなのがオネストです。
えっちですね~。えっちじゃないですか?いいですよね。
角度によって色やイラストの見え方が変化します。このカードは天使族であることでの神々しさと、その効果によって一時的なパワーアップをもたらすことの一時的である儚さがホログラフィックレアによって表現されていて好きです。良さを表現する語彙力がない。
アルティメットレアも存在するので今後欲しいカードの1枚です。
おわりに
最後の方は好きなカード紹介になってしまいましたが、カードイラストを見ることの”良さ”を感じていただけたでしょうか。
フレーバーテキストにしてもカードイラストにしても、どちらにもカード名と一緒になることで読み取れることはたくさんあります。また、基本となる設定だったり、各コンテンツでの活躍がイラストに表現されることもあります。プレイに限らず、検索してみて鑑賞することもでき、ある意味お金のかからないコンテンツでもあります。
ちょっとだけカードを見てみませんか?
明日の記事は以下の3つの予定です。
part1:Sumeshiさん『データベーススペシャリスト大変でした』
part2:たろうくんさん『石田・稲村研から参戦です.先生の露払いを務めます!』
part3:あかしやき君『ポーカー布教したい』
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