10年日記をNotionに移行したらどんどん発展して面白くなった
元々OneNoteで書いていた10年日記
私は2016年頃から、OneNoteを利用して10年日記をつけていました。
この時の10年日記は1ページ1日で、ページ内に表を作り、毎年同月同日に同じページに追記していくというもの。
10年日記としての役目は果たしていたのですが、ずっと話題になっているNotionが気になっていたこともあったり、デジタルノート・メモのあり方を模索していた時期でもあったため、思い切ってNotionに移行してみることにしました。
Notionにデータベース(以下、DB)機能があることは知っていたので、それを活かした構造で10年日記を構築してみました。
出来上がったNotion10年日記
出来上がった10年日記は、日記自体を書くページ群のDBと、10年日記として見るDBの構造になってます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710407567296-9imG9KSKzh.png)
日記の本体となるのは日毎のDB。1日1ページ作成し、プロパティに日記の内容を記入します。
そして、日付のプロパティとは別に数式で「月」「日」を求めるプロパティを用意しておきます。
一方、10年日記は別のDBで1日1ページとなるように用意しました。各ページには日記本体のDBへのLinkedViewを用意しておき、そのページの月日に応じた「月」「日」でフィルタを絞っておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1710407784013-fcMMGkgR8D.png?width=1200)
すると、日記を書く際は1日1ページでどんどん書いていくにもかかわらず、10年日記のビューからは同じ月日の複数年の日記がズラっと並ぶってこと。
(これ、365日分のページ・ビューの作成と「月」「日」フィルターの設定が必要なので、結構大変でした…もっとスマートなやり方もある気もするのですが。)
(もっと言うと、OneNoteに蓄積していた日記もすべてテキストだったので、力業のコピペでNotionに移行しました…RPAとかの余地は十分ありましたが、1回こっきりの作業だから、ユルシテ…)
これはこれで10年日記として成立していましたが、正直構造化されただけで見え方や実現していることはOneNote時代と同じ。でしたが、以下の動画を見つけて、日記として用意していたページをさらに振り返りの材料として活かす余地があると確信。
ちなみに上記の平野さんの活用、今まで色々Notion活用法を見てきましたが、個人的に断トツで素晴らしいと思いました。
そして進化したNotion10年日記
ある種、上記の動画まんまなのですが、Notion10年日記を進化させて、週次で振り返りをしやすくしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1710407964034-EWdznY84z3.png?width=1200)
日記本体のDBにプロパティを追加し、日記の内容から特に残したい・感じたことを一言でまとめたり、気持ちを5つ星で評価するようにしました。
そして週のDBとリレーションを張ることで、週のページからは各日の一言・5つ星評価が見えます。これを元に振り返りを毎週行います。
週単位では各日のサマリを見られるだけでなく、
今週始めたこと
続けたいこと
やめるべきこと
新しく始めたいこと
一言で
といった、ややKPTフレームワークのにおいがする項目も用意しています。どういうフレームで振り返りたいかは人にもよると思うのでお好みで。
当然、この週も月にリレーションを張っており、月は年にリレーションを張っています。がまだ実運用がそこまで追い付いていないので、継続改善。
運用してみて感じたこと
やはり振り返る仕組みができるとハードルが下がるようで、ただ日記をつけて終わるのではなく振り返る習慣がついてきました。
所詮日記の延長であり仕事ではないので、厳密な目標管理などはせず、ゆるーく続けるつもりです。
が、日々の積み重ねが蓄積されていく・振り返る枠組みができることで私生活を前向きに改善していくことができるというのは、精神的にもとても良いですね。気持ちが整うような気がするこの頃です。