今日の気分、櫻色。 ~BACKS LIVEレポ~
皆さんこんばんは、しゃっくです。
こちらではあけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
久々にライブレポ。
今回は、1/8-9に東京ガーデンシアターで開催された
「櫻坂46 3rd Single BACKS LIVE!!」について書いていきます。
櫻坂46の表題曲など多くの楽曲は、「櫻エイト」として1列目、2列目でパフォーマンスを行う8人のメンバーと、「バックス」として3列目でパフォーマンスするメンバーで構成されます。
シングルによってすべて(一部楽曲除く)の楽曲に参加する櫻エイトを固定し、曲によってバックスメンバーを変えるというのが、櫻坂46の基本布陣と言える形です。
「BACKS LIVE」とは、櫻エイトを除いたメンバーによるライブ。すなわち、センターを含む櫻エイトのポジションをバックスメンバーが担うこととなります。
今回は本ライブを配信(1/8)、会場(1/9)にて参戦した感想を記載していきたいと思います。
「櫻坂としての可能性を拡げたい」
バックスメンバーによる楽曲「ソニア」のセンターを務める小池美波さんの想い。
前回のBACKS LIVEでは、「櫻エイトではない」というネガティブな点がスタートとなる部分もあったと記憶していますが、
今回はセンター小池さんをはじめ、「曲を届けたい」「自分にとってのチャンス」など、すべてがポジティブなもので固められていたのが印象的でした。
彩りを放つ曲たち
VTR ~ 0. Overture
まずはメンバーVTRからスタート。レッスン風景も映し出されたのですが、
オリジナルメンバー(=櫻エイト)のビブスを着てやっているんですね。
確かにその方がダンスやポジショニングなどわかりやすいのかも、とも思いましたが、メンバーにとってはどんな想いなんだろう。
けれど本当に一人ひとりの意気込み、覚悟。複雑な気持ちもあるかもしれないけれど、だからこそ、という想いが伝わってきます。
ステージ後方から登場しポジションにつくメンバー。
最後に小池さんがセンターポジションにつき、幕が上がります。
1. ソニア @C:小池美波
初めてとなるバックスメンバーとしての楽曲。一発目からソニアは泣くよ。
バックス曲の始まりが明るいこの曲でよかった。
披露のたびにますますまとまりというか結束力が上がっていく感じがして、
落ち着いた曲調の楽曲が「ここから私たちが魅せてあげる」という嵐の前の静けさ的なものを連想。
「今日の気分は何色にしよう」が完璧すぎる。
何色に染まっていくのか。まさにセンターによって、その時によって、作り方が、伝え方が、受け取り方が変わっていく。
それがBACKS LIVEの、櫻坂の魅力の一つだったりするのです。
MC~ダンストラック(ソロ)
ライブの意気込み。松田里奈さんはこういうところで経験積ませていくのかな、という印象。
人数が少ないからこそダンストラックもソロで魅せてくれるのはとても良き。素人目線ではあるけど、遠藤光莉さんの体の軸と齋藤冬優花さんの指先までの集中はやはり凄いな、と。
2. BAN @C:松田里奈(day1)、遠藤光莉(day2)
冒頭からぶっ飛ばす気か。
松田里奈さんの真面目な人柄だからこそ、というギャップがもう凄い。
きっと「BANされるものか」と思うきっかけも人それぞれで、でもどこかみんなそんな想いを多かれ少なかれ持っているのだな、と。
2日目の遠藤光莉さんはもう攻撃力がメーター振り切っている。初日に遠藤さんセンターの楽曲がなかったのでどこかで、とは思っていたけど、さすがの迫力。
ところで「遊んでるのは僕一人」の振り付けで寂しさ感じるよね。
3. 半信半疑 @C:齋藤冬優花
オリジナルは最年少の山﨑天さんがセンターだけに、ちょっと大人な目線から見た「恋愛をするって面倒」なのかもしれない。
思春期から大人になるまでの捉え方の差、伝え方の差を感じました。
いやアイソレーションしっかりしすぎでしょ。
4. なぜ 恋をしてしまったんだろう? @C:藤吉夏鈴
ご本人登場。
この曲での藤吉さんの感情の爆発させ方は天才的だと思っています。
全国ツアーではカーテンを用いていたので、実は糸パフォーマンスを生で見るのは初めて。まさに「一糸乱れず」。やかましいわ。
今回のBACKS LIVEに限った話ではないけど、半信半疑となぜ恋並べるのってちょっとズルくない?笑
この次のMC、お客さんのリアクションがちゃんと正直なところで笑った。
5. 最終の地下鉄に乗って @C:井上梨名
櫻1stで一番好きな楽曲。井上さんはOn my wayに代表されるような元気なパフォーマンスのイメージなんですが、きれいです。見とれてしまいます。
主人公に寄り添うように優しく。それでも前を向く、というメッセージを込めながら。とても丁寧でした。
6. 君と僕と洗濯物 @C:原田葵
このライブの中で一番合ってるんじゃないかという原田さん+幸阪さん上村さんのフロント。
途中でセンターの原田さんが小池さんと並ぶシーンがあるのですが、このコンビといえばそう「バレエと少年」。
この頃の恋する乙女属性を思い出してキュンとなってた。かわいい。
7. Microscope @C:大園玲
大園さんといえばブログなどでも見られる独特な世界観。それをちょっと不思議なこの曲に見事に当てはめてきた。
これもまた新しい解釈。
ところで、初日のこのあたりでようやく「全員でやっているわけじゃない」って気づきました遅すぎかよ。
この次のMC、初日は小池さんの熱い思いと夏鈴さんの考え方、
2日目はそれぞれのセンターの思う、曲への伝え方、どちらもアツかった。
8. 偶然の答え @C:守屋麗奈
直前のMCでも語られた守屋麗奈さんのセンター楽曲がここで来ます。
来たああああって思ってしまった自分はもうすっかり落ちてます。笑
だってドキドキしてるんだもん。
元々「無言の宇宙」センターを予想というか期待していたんですが、
こういうしっとり系っていうんですかね、ただただかわいいだけじゃなく、新たな側面を自分で見つけていく姿勢がいいですよね。
「この次会えるのは必然であってほしい」なんて言われたらどうしましょう。笑
ここ2曲、オリジナルセンターの藤吉さんが不参加なのは意図がありそう。
9. 思ったよりも寂しくない @C:増本綺良
アツいぞ!!前回の茜さんセンター楽曲を増本さんが受け継いでいるわけですから!
ここでちょっと泣きました。きっと思ったよりも寂しさ感じてそうだけど。
でもこの曲を自分のものとすることで、暗示をかけているのかもな、と。
「そばにいてほしかった」の本心。そこからの「今日まで」で一気に何かを振り切った気がしました。こういうドラマがあるのいいな。
あと、「はいっ」って掛け声入れていた人いるよね。いいぞもっとやれ。
10. 美しきNervous @C:上村莉菜
ここで衣装チェンジ!白をベースにした衣装から、まさに戦闘モードへ!
いや天才か?この選択肢は思いつかなかった。ソロパートのハマり具合も凄い。
上村さんの持つ妖精らしさ全開で、オリジナルとは別ベクトルに可愛らしい楽曲として構成されている。
2日目は初めて現地で。コールできたらめっちゃ楽しいだろうなと。
れなぁの「ロマンティック過ぎるわ これってディスティニー」がもうディスティニー。
11. 無言の宇宙 @C:関有美子
会長!!
関さんの持つ優しさ、柔らかさ、と表現しましょうかね、しっかり包み込んでくれた。
小池さん藤吉さんがいたのもアツい。
ここでVTR。ここでこのライブの位置づけが徐々に明らかになっていきます。
メッセージはみんな前を向いていて、櫻坂の木を大きく広げていく、その野望に満ち溢れていました。
12. Buddies @C:尾関梨香
ここであらためて言いたくなりました。おぜちゃん、おかえり!!
前回のBACKS LIVEでは不在だったため、櫻坂としてセンターを務めるのはこれが初。その曲としてBuddiesになったのはもうドラマの展開です。
「帰ってきた」ことを示してくれるのがありがたいですね。
山﨑天さんのおなじみ、腰を落として右手を顔近くに持ってきて首を傾けたあのポーズ(伝われ)を再現していたのもアツい。
13. Nobody's fault @C:武元唯衣
Buddiesの終盤で舞う桜吹雪をバックにこのイントロはそれだけでボルテージ上がりますよ。そんな中で真ん中にいる武元さんの力強さ。
もう目力の迫力よ!オーラよ!初日の画面越しでも伝わってきました。ちょっとゾクゾクしますね。
武元さんのノバフォは訴え方が強い。森田さんは自分を変えるぞという意志、武元さんは誰かを、目の前を変えていくぞという想い。そんな感じ。
14. Dead end @C:幸阪茉里乃(day1)、藤吉夏鈴(day2)
幸阪さんをここで持ってきたか!これは予想していなかった。
かなり楽曲の印象変わったなぁ。クールな中に煮えたぎるギラギラした炎。
自分の中で策を考え、打開していく。答えはわかっている、きっと走るしかない。曲の持つ疾走感がより際立ちます。
2日目。これを待っていた!そりゃトレンド載るよ。
藤吉さんの内に秘めた想いが抑えきれず溢れていく。
周囲のペンライトの振り方が明らかに大きくなっていく。
ここからフィナーレに向かっていって、最大級のどでかいものがくる。そう確信しました。
15. 流れ弾 @C:大沼晶保(day1)、小池美波(day2)
メンバーが靴を履き捨てる。ここで完全にスイッチが入るわけですよ。
2番で一気に人格が変わる。そう、「洗脳」。自分守るために放火魔。
ここからが大沼さんの真骨頂。自分自身がそれに気づいていく様を曲中に表している。
憑依していながら、まるで天から与えられた理性を体に取り込んだかのような。その切り替えがもう圧巻でした。
曲の終了直後、遠藤さんにサポートしてもらいながら、隣の武元さんとも笑顔で談笑。手を振るときにはもういつもの大沼さんがいました。
2日目。前の曲のセンターが藤吉さんだった時点でこれを確信しました。
前の曲終わりから一人前方に残り、下を向く小池さん。
それは完全に「わかっていた人」の流れ弾でした。
彼女がここに立つことがわかっていた。
そして彼女は、現代に生きる怖さを「わかっていた」、そんな「流れ弾」。
荒れ狂うパーティーの中にいた彼女は、常に理性を保っているように見えました。
ただしそれは諸刃の剣で、自分で生きていく強さがなければいけない。
生きづらい社会に呆れ、失望し、それは哀しみに変わっていく。
そんな中でも生きていく強さを掴む。自分に足りない点を、見事に表現してくれたように感じます。
きっとその強さは、欅坂時代から続いているものなのかなとも思ったり。
En1. 櫻坂の詩
年始にこの曲聴くと春が待ち遠しいですね。
2022年がいよいよ始まっていく中で、よりいろんな活動に羽ばたいていってほしい。そんな思いのこもった詩でした。
曲とメンバーの相乗効果
私は、「櫻坂46 デビューカウントダウンライブ!」の際に以下のようなことを書きました。
櫻坂46のデビュー当時はバックスメンバーのみでライブが行われるとは思っていなかったのですが、デビュー当時に感じた「多面性を持つ」という
ミッションを、このBACKS LIVEという形で体現しているように感じました。
「私たちで、櫻坂46を、強くする。」
BACKS LIVEのキャッチコピーです。MCで小池さんが「櫻坂46のライブとして見てほしい」と話していたのが印象的なように、一人ひとりの輝きが確実にグループの繫栄に繋がっているのを確信しました。
メンバーが曲の力によって輝く面がある一方、曲もメンバーの力によって新たな魅力が生まれる。
曲の持つ力に自分の色を添えることが、自分自身の発信になる、そんな循環が生まれているように思います。
もしかしたら、その裏には「『僕』という像を中心に据えていた欅坂からの脱皮」なんてのもあるのかな、と。
BACKS LIVE後に上がった小池さんのブログ。
櫻エイトとバックスの両方を経験し、櫻坂をより俯瞰的に見ることができたからこその視点なのかな、と。
ライブから一貫して持っていたこの想い、しっかり受け取りました。
楽曲の持つ力を多方面から引き出すことでメンバーの魅力を伝える、
そんな道を選んだ櫻坂46の2年目。全力で応援したいと思います!
長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
しゃっく
実は1st YEAR ANNIVERSARY LIVEの際も1曲ごとに書いていたのですが、完全に出すタイミングを逃しました。今年はもっと発信したいと思います。