飛龍伝の感想をそのままに伝える
脳内で思ったことをそのまま書きます。
なのでまとまらず読みづらい文章になってるのをご容赦いただければ。見出しもありません。
あ、新年初記事ですね。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
愛により翻弄される運命。
その人たちは、どんな想いで明日に向かって生きていたのか。
全共闘の知識はざっくりと頭に入れて向かいました。
どうして運動が起こったのか。なぜ事態は拡大したのか。機動隊はどういう立場なのか。
そんなことよりも、この作品では「人」について厚く、熱く語られていました。どういう立場で、大切な人は誰で、その人のために何ができるか。
その人のために、他の人を裏切ることへの葛藤。
そして、愛とは。
正直、最初から最後までずっといろいろとノンストップだったせいで、印象に残ったシーンもセリフも特定箇所は挙げられません。
それだけ、ずっとゆっかーが走り続けていた。味方さん、石田さんはじめ共演の方々と一緒に、ひたすらに、がむしゃらに、その時代に生きた人の想いを胸に。
私は普段は観劇をほとんどしなくて、これもゆっかーが出る(かつ東京にいるタイミングがある)から行ってみよう、と思ったのですが、
舞台の魅力にめちゃくちゃ惹かれました。
今回は席が良かったのもあるかもしれません。なんと最前列。
演者さんの汗、涙、息遣い、すべて伝わってくる。本人に魂を乗り移すかのような、あの領域にまで達するのは本当に大変だろうと、素人目ながらに思う。
スポーツでいう「ゾーンに入る」みたいな感じなんですかね。
ただ、ゆっかーだけでなく本当に全員が、舞台に本気で向かっているのを感じました。
ゆっかーの表情の使い分け。一学生としての神林美智子、全共闘40万の委員長としての神林美智子、そして女としての神林美智子。
時代に振り回され、男に惑わされ、それでも模索しながら日々を必死に生きていく姿は本当に衝撃的でした。
この文面だと、つか作品に対してなのか菅井友香さんがなのかわからないけど、もう両方でいいか。
味方さんと石田さんの迫力。演じる2人の間にある関係性、過去の遺恨、そして今。
裏にある人間ドラマがとても印象的でした。そして本当に迫力が凄い。
なんて言葉で言い表せばいいのか。まったくわからないのでとりあえずそのまま書いてます。凄い。
坂道グループのファンの方の多くは学生運動、特に全共闘を知らない世代だと思います。もちろん自分も。そういった人にこそ、その生き様を感じてもらいたい。
現代に生きる我々への刺激、もしくは何らかの警鐘になるのかもしれません。
この役を通して菅井友香さんも抜群に成長している気がします。どの立場で言ってんだよって話ですが。
そんな彼女がキャプテンを務める欅坂46というグループはまさに今大変な状況に置かれています。でも、彼女がいれば、やってくれるでしょう。
残りの公演も、無事に、全力で突っ走れるよう、応援しています。