届けどうか このまま熱さが醒めないように

拝啓


今年の東京は例年以上に暑いだけでなく、突発的なゲリラ豪雨に幾度となく見舞われておりますが、いかがお過ごしでしょうか。



まもなくあの日の神宮から2年が経ちますね。

2年間で変わったことと変わらないこと。

私は仕事を変え、住居を関東に移し。
そして変わらずに坂道グループの皆さんを応援しています。

そういえば、あなたの出演回で採用していただいたメールは全部「宮城県」のときのものでしたね。



あの日、私は明治神宮野球場にいました。

確かその年の神宮は3daysで、初日は自分が行ける唯一の日取りだったかな。

「好きというのはロックだぜ!」で歌番組の生放送が行われたことを、鮮明に覚えています。


最後の曲「乃木坂の詩」で、ステージ上にあなたがいないのを確認しました。

突発的な体調不良であればこの暑さの中で仕方ない話ではあるので、そんな感じに捉えていました。

もちろん、そこがあなたを直接見られる最後の機会だとは思っていませんでした。




このライブの以前から、「卒業」について考えることは幾度となくあったと思います。

印象的だったのが、2022年6月の「Time flies」発売記念のスペシャルイベント。

覚えているかな?
そこで話してくれた「もうちょっと頑張ってみようかなと思います」という意思表示。


そのタイミングは近いのかな、4期生では最初なのかな、なんてことをちょっと考えていました。

その他の場面でも、将来に言及することが多いような気がしていて。


29枚目「Actually...」の最後のミーグリで言ってくれた、「30枚目はもっと頑張りたいと思う」という前向きな言葉。

あなたを推せるのもいつまでかな、と思いつつも、その瞬間に全力を出してきたつもりです。



時系列は前後しますが。

2021年8月。ついに、目標とする「選抜」のポジションを掴みましたね。


正直、この日までは、推していながらもどかしい想いになることもありました。

番組で見ることが少なかったり、ライブでも参加楽曲が限られていたり。

でも、それを知ったとしても謝らないでくださいね。
「踏ん張った分だけ強くなれるのは皆同じ」きっとそうでしょうから。


そんな期間があったからこそ、選抜としての1年間、本当に楽しかった。

「次の曲はどこで沙耶香ちゃんが出てくるかな?」
「この曲のこの瞬間にどんな表情を見られるだろう」

ライブのたびに新たな発見があって。
その度にますます好きになっていって。

仲良くなれたかな?なんて勝手に思っています。こちらの勝手ですが。笑

選抜として沙耶香ちゃんと一緒に見られる新たな景色。美しくて、明るくて、それでいてまだまだその先を感じさせてくれる。

だからこそ、どれだけあるかわからないこの期間を、推す立場としても大切にしたくて。



個人的にはこの期間、私生活が本当に苦しくて。
正直、このままじゃ命がもたないな、なんて思うこともあったりしつつ。

そんな中で、なんとか毎日を生きながら、あなたのご活躍にも助けてもらいながら、
自分にとって新たな選択ができた、次のステージに進める。そんな矢先の出来事でした。



この2年間もついつい考えてしまうんです。

「この曲の沙耶香ちゃんのポジションに誰が入っているのかな?」
「この曲に沙耶香ちゃんがいたらどんな感じのパフォーマンスになるだろう」



大学で頑張っているのかな、もしかしたら海外の方が居心地がいいのかな、なんて考えながらも、
例えば1シングルだけ、例えばある期間だけでも、戻ってきてくれることを願っていたのが正直な気持ちです。

でも、それが一瞬だとしても、その姿を見せてくれるのは、待ち望んでいたことです。


おかえり。大人になったね。とっても綺麗だよ。



ブログで「6年間」と記してくれていること。
「4年間」ではなく、その後の2年も含まれていること。
そして、しっかり前を見据えていること。

今更「お元気ですか」と聞くのはどうやらお門違いかもしれませんね。

新制服、いやもしかしたらもう「新」ではないかもしれないけれど。
とっっっても似合ってます。さすがアイドル。さすが推し。



4期生お見立て会で出会い、あなたを推すことができた。私の誇りです。

私が別の道に歩むことができた、きっと沙耶香ちゃんが歩むに至るまでの決意も、
どこかに共通点があったりなかったり、するのかもしれませんね。


6年間、本当にありがとう。
新たな道を進む君に、幸あれ。


19日、楽しみに待ってますね。

それでは、また。


敬具

2024年8月11日 しゃっく




タイトルは「サマータイムシンデレラ / 緑黄色社会」より。

もちろんここで使う意味合いとはちょっと違うかもしれないのですが。執筆時の脳内のBGMがずっとこのアップテンポな曲なんですよね。
ちょうどROCK IN JAPAN FES.で聴いたから、というのはもちろんあります。





掛橋沙耶香ちゃんの卒業が発表されました。


胸を張って言いますね。私の推しです。

乃木坂全体として今年も神宮公演を控えた中で、タイミングがあるとしたらその後ではないか、なんて勝手に思っていました。

そんな憶測やら妄想やらは全くアテになりませんね。


今までの推しの卒業とはまた違う、不思議な感覚です。

ただ、「戻ってきてくれることを願っていた」と書きながらも、
「ショック」という感覚が薄いのは、この2年間という時間のせいなのかも。

実感がまだないのはいつものこと。
そして19日まで、どんな感情で過ごしていけばいいかわかっていません。


推しに会えることに感謝しながら、これからも過ごしていきたいと思います。
今言えるのはそのぐらいかな。



いつも接してくださる皆さん、今後とも変わらぬお付き合いができると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。


しゃっく



P.S.

本日(日付変わって昨日ですが)普段と変わらぬ形で一緒に飲んでくれたお二方ありがとうございます...!

引き続き、どこかの現場には顔を出していると思いますので、一緒の時がありましたらまたぜひ!


🩷🧡

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