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【第13回】俺のM&A第二章、開幕!勝敗の決め手はスピード感
社労士が2社同時に連絡!俺のM&A第二章、開幕!
「第二章のファンファーレが鳴り響く!」
――って言うとカッコいいけど、実際はスマホの通知音が「ピロン♪」って鳴っただけ。でもね、俺にとっては大きな第一歩だったんだよ。社労士が紹介してくれた2社、A社とB社。それぞれの仲介会社に同時に連絡を入れてくれたんだ。
「さあ、ここからどうなる?」とワクワクしながら結果を待つ俺。だけど、3連戦の教訓が頭をよぎる。
3連戦から学んだ3つの教訓
今回の戦いに向けて、俺が絶対に確認すると決めたポイントがある。それがこちら。
担当者の連絡スピードと質
「M&Aにおいて、連絡が遅い=信頼できない」。これ、俺の中ではもはや鉄則だ。だって、重要なビジネスの話で連絡が遅いなんてあり得ないでしょ?M&A成約までのプロセスと手数料
手数料の話も大事だ。スタートアップだからと言って「安心」しちゃダメ。過去の経験があるからこそ、ここは慎重にチェックする必要がある。買手候補の可能性(データベースの存在)
これも大切。買手企業の候補が多いのか、少ないのか。どれくらい具体的に話を進められるかが勝負の分かれ目だ。
最初の勝負は「連絡スピード」!A社 vs B社
社労士が同時に連絡を入れてくれたことで、まさに「反射神経テスト」がスタートした。
俺のスマホを握りしめて待つこと5分――最初に連絡をくれたのはA社だった。しかも、内容も的確で「この会社、やる気あるな!」と感じる素早い対応だった。
一方のB社。
1時間、2時間、そして丸1日経過…。いやいや、そんなに忙しいのか?3日後になってようやく連絡が来た時点で、俺の中ではこう思った。
「B社さん、これはちょっと厳しいな…」
連絡が遅いと何が問題なのか?
ここでちょっと考えてみた。連絡が遅いって何がダメなんだろう?
例えば、連絡が遅いことで感じる不安って、「初デートで遅刻された時のモヤモヤ感」に似てるんだよね。
約束の時間に遅刻したにも関わらず、謝る事なく平然と時を過ごしている感覚に近い。「俺ってば時間厳守な人間なんだよね。それにこんなに待たせて謝らないのか。ちょっと合わない気がするわ…」みたいな気持ちになる。
つまり、ビジネスでも同じこと。「初手から遅れる」っていうのは、信頼を失う最短ルートなんだ。
昭和営業魂 vs 現代ののんびりスタイル
特に俺みたいな昭和タイプの営業マンにとって、連絡のスピードは命だ。新人時代なんて、「問い合わせが来たら1分以内に返信しろ!」っていう鉄の掟を叩き込まれたもんだよ。今思えばブラックだったかもしれないけど、それでもこの掟があるおかげで、俺は今でも「即レス信者」だ。
だから、M&A仲介会社ののんびりペースには驚愕した。問い合わせしても「返事は3日後」とか普通にあるんだよね。おいおい、これじゃビジネスチャンスを自ら毀損してるようなもんだろ!って何度心の中で叫んだことか。
M&Aと連絡のスピードは直結する
M&Aって、普通の取引以上に不安と疑問の連続なんだよ。「これで本当に大丈夫なの?」とか、「このタイミングで進めてもいいの?」とか、相談したいことが次々と湧いてくる。
だからこそ、連絡が素早いことって本当に大事なんだ。「すぐに回答をもらえる」だけで、どれだけ安心感が生まれるか。特に俺みたいなHSP(ハイパー敏感社長)にとっては、それがどれだけ救いになるかは言葉じゃ言い表せないほどだよ。
連絡が遅い仲介会社だと、ただでさえ不安定な心がさらに揺れる。これ、例えるなら、「ジェットコースターに乗りながら、シートベルトがゆるい気がする」みたいな感覚だ。怖すぎるだろ?
「スピード」は安心の鍵
結論として、連絡のスピードは「安心感の鍵」だ。特にM&Aのように大事な取引を進めるときには、即レスの姿勢が信頼を築く第一歩になる。だから、連絡が遅い仲介会社に依頼するのは、初デートで寝坊した相手と結婚を前提に付き合うくらいリスキーだと思う。
俺は、もう二度と連絡が遅い会社には期待しない。次からは、「スピード重視」で仲介会社を選ぶことを心に決めたんだ。
出来る事、出来ない事、これはこれは経験や才能も関係するだろう。
でも
連絡をすぐするというスピード感は
やれる事、やれない事、の話だ。誰でもやれる事なので、スピード感がない営業者は営業失敗する可能性が高いというのが俺の持論だ。
クレームでもなんでも連絡が遅くなるほど炎上するからな。
B社との面談、まさかの展開
でも、信頼できる社労士からの紹介でもある。いきなり邪険に扱うのは俺のスタイルじゃない。なので、B社とも一応話を聞くことにした。
B社との面談がついに実現した。登場したのはB社の代表取締役。これがまた嫉妬心をくすぐる輝かしい経歴の持ち主だったんだよ。「有名国立大学卒業→大手コンサル→大手M&A仲介→独立起業」って、もう何なの?人生のフルコースかよ!って突っ込みたくなるような経歴。
しかも、話し方や内容、課題の整理と解決策の提示まで、どれもこれもハイレベル。正直、スピード感以外は今まで会った中で一番良かった。「スピードが足りない」っていうのが唯一の欠点だけど、それ以外はほぼ完璧なんだよね。なんかこう、「少し塩分足りないけど最高に美味しいラーメン」みたいな感じ。
料金体系に関して
料金の話も悪くない。手数料は成功報酬のみで、最低成功報酬が1500万円。まあ、俺の会社の規模感ならその金額が適用されるのは仕方ない。でも、嬉しいのは「着手金やアドバイザリー費用がない」こと。中間手数料が10%発生するけど、それも事前に明確に説明してくれる。ここはポイント高い。
「これならお願いしてもいいかな?」と思い始めた俺。でも一度決めた「スピード重視」のポリシーが邪魔をして、心の中では「いや、でも最初の連絡遅かったじゃん!」と葛藤していた。
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手数料だけ見れば他にも安いところがあったが、この担当者のクオリティーであれば確かに1500万円でも良いと感じた。結果はわからないが圧倒的な安心感があったのも確かだ。
初回面談のジレンマ
そんな中、初回面談が終了。代表取締役から「お話を伺っていて必ず買い手は見つかると確信しています。より具体的な話を進めていきたいので、次のフェイズに進みましょうか?」と提案があった。俺、どう答えたと思う?
「はい、お願いします!」
いやいや、お前さっきまで「スピード重視!」って言ってたじゃん!って自分で自分にツッコミ入れたよね。でも、話がうますぎてつい乗っちゃったんだよ。気づけば俺、完全にその場のノリで次のステップに進むことを決断してた。
2回目の面談、まさかのすり替わり
そして迎えた2回目の面談。俺は再び代表取締役とのディスカッションを期待していた。でも、出てきたのはB社の見知らぬ男性…B社の社員さん。
「え?代表はどこ行った?」
頭の中で一瞬混乱したよね。だって、初回の面談であれだけ「自分が責任持って対応します!」みたいな雰囲気だったのに、いきなりすり替わり。
「初訪問で超高級レストランでシェフ本人が料理を運んできたと思ったら、2回目以降はバイト君が料理も作って担当する。」みたいな感じだよ。いや、もちろん社員さんも良い方だったんだけど、俺としては代表に対応してもらえると思ってたんだよね。
代表が担当しない理由とは?
俺の頭の中では疑問が渦巻く。「俺の売上規模を知って、代表が対応する案件じゃないと判断されたのかな?」とか、「そもそも代表が忙しくなったのかな?」とか、いろいろ考えた。でも、結局のところ本音はこうだ。
「代表が対応してくれるならお願いしたかった!」
おそらく会社の売り上げが10億とは言わないが、5億を超える規模であれば代表が対応してくれたと推察した。そして俺は涙がこぼれないように少し上を向いた。
結論:お断り
結果的に俺は丁重にお断りすることにした。理由は簡単。「代表が対応しないなら意味がない」からだ。社員さんが悪いとかじゃない。でも、最初の期待値が高かった分、それが叶わなかった時のギャップが大きすぎたんだ。
「B社、すごく良かったんだけどなぁ…」と思いつつも、やっぱり俺の中で譲れないポイントがあった。
次に進むための教訓
今回の経験で学んだのは、「初回面談の担当者は、その会社の本気度を測るバロメーター」だということ。だから、次からは「誰が最初に対応してくれるのか」をしっかり確認しようと思った。
一方で速攻で連絡をくれたA社はどうだったのか?
これはまた次の話。
俺の旅は終わらない。
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