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サスティナブルなご縁がビジネスを急加速させる!
こんにちは、元祖 鯱もなか本店のけんじです。
私たち夫婦は2021年に廃業寸前の状態で家業を継ぎ、娘である妻が代表となり、夫婦で経営者となりました。
バズりまくってV字回復したエピソードはこちらの記事をご覧ください。
後継者の方、ご自身で事業をされている方、情報発信をしている方等に参考になるような情報をお届けしています。
人の力を借りると「できる領域」が拡張する
加速度を手に入れる方法
短期間で大きな成長を遂げることができた当店ですが、「自分の実力」だとは全く思っていません。多くの方に支えていただき助けていただいたからこそ実現した結果です。だとしても、この加速度を手に入れるために、ただ待っていたわけではありません。むしろ積極的に「取りに」行っています。この記事では、その具体的な考え方と方法についてお伝えします。
例えば成し遂げたいことがあるとして、それが大きなことであればあるほど一人で実現することは困難です。だからこそ会社があったり活動団体があったり自治体があったり国家があるわけです。
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弊社の場合、廃業寸前で事業を引き継いだこともあり、存在目的の大項目に「存続(過去→今)、維持発展(今→未来)、次世代への継承(未来)」があります。大ピンチからのスタートのため決して容易ではありません。ゲームでいえばハードモードを選んでしまったようなものです。
バトンを受け取るための態勢づくり
だからこそ、これを成し遂げるために自分の力だけでは不可能だと考えました。家業のためまずは家族で引き継いで回すことを考えます。次に弊社の場合、大量生産が必要な事業構造のため製造の人員が必要です。そして工場直結の店舗もあるので、販売スタッフもとなると、どんどん人数が増えていきます。
製造と小売のみのいわゆる和菓子店、洋菓子店であれば、家族だけで作って売り、休みたい時に休む。そんな働き方も可能です。ですが弊社はお土産品としての「販売店向け大量納品」が、売上構成の大部分を占めています。毎日大量生産し続ける必要があるのです。
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もしそこに自分が入りこんでしまえば、それ以外のことが全くできなくなってしまいます。製造中は常に両手がふさがった状態になるので、PCもスマホも触っていられません。オンライン化など夢のまた夢です。
製造スタッフのみんながいるから私は経営者でいられるし、営業マンでいられるし、広報係でいられるのです。約2年、採用してから元気に頑張って仕事を覚えてくれたメンバー全員に感謝しかありません。
ここまでが存続(過去→今)のパートについての話です。
飛躍のための翼を手に入れる
某飲料ではありませんが、事業の大きな成長を望むのであれば飛躍のための翼が必要です。描いた未来の姿を数値化し、行動に落とし込んでいくわけですが、達成のために必要なプロセスを、高いレベルで共に実行してくれる「人」。そんな人とパートナーシップを組めれば、驚くほどダイナミックに状況が好転します。
弊社の場合、しなのさんがその翼にあたります。
しなのさんは、大手求人会社での勤務を経て、今はフリーランスとして働く主婦です。Twitterで知り合い、その能力の高さとご近所さを知り、熱烈なオファーの結果、一緒にお仕事できることになりました。主に広報周りを中心に、撮影からSNSから調整からライティングからデザインまで、様々な場面で力を発揮してくれています。
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雇用ではなく業務委託の形でお願いしていますが、まさに右腕というのはこんな人を指すのだろうと思います。考えたことを伝えると、ぼんやりと浮かんでいたイメージ通り、もしくはそれ以上のクオリティであっという間に具現化してくれます。
ここまで依頼主の意を汲み取って阿吽の呼吸で仕事できる人には初めて出会いました。会社を引き継いだばかりの初期段階で、しなのさんを見つけてパートナーシップを組めたのは、弊社がここまで来れた最大の理由かもしれません。
サスティナブルな関係性
しなのさんの仕事のクオリティが異常に高い理由として、単に能力的な部分以外にも重要なポイントがあると考えています。それは「弊社がなりたい未来の姿を、一緒に見てくれている点」です。目指す場所を一緒に見据えたうえで力を貸してくれるので、狙い通りのものができ上がるというわけです。
この関係性がサスティナブル(持続可能)だと考えているのです。「辞ーめた」と放り投げて去っていく人も沢山いる中で、簡単に崩れない繋がりはもはや「資産」といっても遜色ありません。
強力な協力者と合意形成する極意
たった一人とのご縁が奇跡に
この記事はしなのさんを褒めちぎるためのものではなく、たった一人とのご縁が現状を好転させた事例の一つとして取り上げました。実際にはほかにも、奇跡の展開を呼び起こした数々のエピソードがあります。
それはまた別記事で取り上げるとして、強力な力を持った人と出会った際に、どうすれば協力者としてパートナーシップを形成できるのか。その方法を紐解いてみたいと思います。
返報性の法則を放棄する
返報性の法則という概念をご存知でしょうか?
先に相手に何かをしてあげることで「お返ししないといけない」心理状態になるというので、交渉の場でよく用いられます。
実はこの考え方があまり好きではありません。恩を売って相手を操作するみたいだからです。自分自身が他人に操られたくないので、そう感じるのかもしれません。
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どこまでいっても他人は操作するものではなく、自身の意思で全ての行動を決定するものだと信じています。し、そうあってほしいと思います。
では私の場合はどうするかというと「掛け捨て」で、相手にとっていいと思われることをします。返ってこれば嬉しいし、返ってこなくても別にいいスタンスです。
完全肯定によるオファー
実際に目の前に強力な協力者候補が現れた際にはこうオファーします。まずは「あなたがいい」と思う客観的な理由を洗い出して伝えます。人間性、スキル、実績など、切り口は沢山あります。
・専門知識がある
・挑戦心がある
・柔軟さ
・人脈に優れている
・これまでの仕事の実績
・優しい
・時間的に柔軟に対応できる
・家が近い
・過去の経歴との親和性
・仕事への熱量
・前向きさ
などいくらでもあるはずです。この際に自分の話をしたらダメです。聞かれていないことを話すのは、合意形成を期待する場において効果的ではありません。
差し出せるものを捻り出す
次に、何かギブできるものはないかと考えます。この際に簡単にお金を差し出してはいけません。きっかけがお金の関係性は、崩れ去るきっかけもお金です。サスティナブルとは程遠いドライな状態が生み出される恐れがあります。
では、お金の代わりに提供できるものは何か。時間と情報です。
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まずは「相手が求めるもの」をヒアリングします。仕事の目標やライフスタイルについてでも、なんでも構いません。その上で「それを実現するために助けとなる情報はないだろうか」もしくは「その情報を持っている人物はいないだろうか」と、時間をかけて考えます。
長年生きているので、何かしらできることはあるものです。それを差し出すことで、喜んでもらえるかもしれないし、喜んでもらえないかもしれません。でもこれまで、私の人生が大きく好転した時に現れた人物との始まりは、だいたいこのパターンでした。
差し出したところで「そんなことよりお金を払って」と腹で思われるケースもあるはずです。そういう人は静かに去っていきますし、そもそも長期的な関係性構築には不適合です。このステップを踏むことで付き合う相手がフィルタリングされ、リスクヘッジの役割も果たしているのです。
そして無事に良い関係性を作れたなら、いよいよ条件の話に入りましょう。お金のことは一番最後でいいのです。
令和の最先端「オンライン秘書」を使い倒す
新しい形のフリーランス
前述のしなのさんのような働き方をざっくりと「オンライン秘書」とカテゴライズことができます。もしそんなパートナーが欲しいとなった時に、どうすればいい人を見つけることができるのか、その方法をご紹介します。
まず、オンライン秘書とは忙しい事業者を手助けする業務をオンラインで行う人のことで、様々なプラットフォームでサービスが提供されています。主婦の方が在宅のすき間時間で仕事するなど、インターネット環境があれば手軽にできる副業としても人気です。新しい働き方として、コロナ禍において普及しました。
プラットフォームよりコミュニティを活用
但し、一般的なサービスの場合、柔軟性のある対応ができなかったり、プラットフォームへの手数料を含めると割高になったりします。そこで私ならどうするかというと、Twitterを開きます。
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「オンライン秘書」と検索すると、キーワードを含むツイートやプロフィールが表示されます。自身でアカウントを持ち発信しているオンライン秘書さんは、個人で仕事を募集しているケースが大半なので、そういった人にアプローチするのです。プラットフォームを通さず直接やり取りすれば、コスパよく仕事をお願いできます。
注意点として、中間会社を経由していないからこそ、個人の質を自分自身でしっかりと見極めなければなりません。プロフィール文、アイコンの様子、フォロワー数、発信内容等、なるべく多くの情報から吟味して、よさそうな人にコンタクトを取ってみるのがいいでしょう。
もう一つ、私がオンライン秘書さん探す場合に役立てているのが「おうち秘書サロン」です。オンライン秘書の先生ゆりえもんさんが運営するオンライン秘書育成オンラインサロンです。
【ご報告】
— ゆりえもん👩💻在宅ワークの先生 (@irodorimemory) July 20, 2019
8月に会社を辞めて独立します🙋♀️
・会社からそこそこお給料をもらい
・新幹線の定期も出してもらい
・在宅勤務OKで
・立場も優遇
でも自分で事業を作ってないし
売上に貢献してない。
この環境に甘えるのが嫌なので
自分で会社を作ることにしました。
これからは自分で仕事を作ります。
おうち秘書サロンはオンライン秘書になりたい人、もしくは既になっているけどスキルを高めたい人のための学びの場所です。ここで多くのことが身につくので、所属メンバーさんはITスキルやデザイン、コミュニケーションなど、平均的に高いレベルを持ち合わせています。「#おうち秘書サロン」で検索すればどんな方がいるのかわかるので、ぜひ試してみてください。
最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました!
一人でできることは限られています。でも人の力を借りることで選択肢の幅が大きく広がります。もちろん一番大事なのは「力を貸したい!」と思われるような人格形成です。ですがせっかくの機会なので、私がこれまでやってきて「効果があった」と思えることを、ノウハウとしてシェアさせていただきました。
サスティナブルなご縁形成を目指してぜひ使ってみてくださいね!
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それでは次の記事もお楽しみに!