当店の公式(非公式)ソングが勝手にできあがった驚くべき理由
元祖鯱もなか本店4代目社長の夫けんじです。
このところ、当店のテーマソングが知らないところで勝手に誕生しています。誰かが詞をつくり、別の誰がが歌をのせ、2番ができたと思えばまたたく間にミュージックビデオがつき、最終的には知らない人がダンスを踊っているのです。
Twitterでも取り上げていますが、途中から見た方からすれば「なんのこっちゃ」とわけがわからないはず。ですが、この刺激的で面白すぎるムーブメントを身内ノリで終わらせてはもったいないので、ここで一部始終について綴っていきます。
身内といっても見ず知らずの他人同士なんですけどね(^^;)
勝手にテーマソングを作る遊び?
発端はまんぞく弁当さん
なぜ突然に北海道の人たちが当店の歌をつくる流れになったかというと、きっかけは札幌で人気のお弁当屋さん「まんぞく弁当」さんでした。
まんぞく弁当さんとは、当店がTwitterで缶バッジの交換相手を募集し、名乗りを上げてくださったことが出会いのきっかけです。
驚くことに、まんぞく弁当さんは1キロ弁当や、なんと2キロおにぎりなど、お腹ぺこぺこな人でも大満足すること間違いなしのボリューミーなお弁当を提供されています。
Twitter上では、売り切れると
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2キロおにぎり完売ー(」°ロ°)」
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のように歯切れのよいツイートが小気味よく、フォロワーさんとのテンポよいやり取りを見ても、地元で愛されているお店ということがよく伝わってきます。
CAPTAINさんって誰だろう
そのまんぞく弁当さんが当店のテーマソングとどう関係してくるのか、まだ話が見えないと思われるかもしれません。ここでもう一人のキーマンが登場します。CAPTAINさんです。
CAPTAINさんは新札幌駅前にあるカラオケピロスのオーナーで、ラジオパーソナリティーもされている人物です。これはTwitterのプロフィールに書いてあるからわかるのですが、それ以上のことはいまだにわかりません。本当にわからないのです。
わかることといえば、このCAPTAINさんがゴールデンウィークに突如として一つの試みをはじめたことです。それはまんぞく弁当さんの公式ソングを頼まれてないのに勝手に作る遊びでした。
水木一郎さんではなく
まずはCAPTAINさんが歌詞を書き、作曲は勝手に作れというやや乱暴とも思えるこの呼びかけにすぐさま応じたのがモノマネ歌手の木水三郎さんでした。
昔のアニソンテイストの声色で、必要以上に歌い上げる感じや突然の掛け声がシュールで耳に残りました。この時点ではそこまで強い印象を受けたわけではなく、そのまま忘れていきました。
あっという間に完成
しかし、事態は思わぬスピードで急展開していきます。なんと、このアカペラに別の人が演奏をつけ、そこに動画が重なり、2番ができ、振付までついていきました。たった数日間、あっという間の出来事でした。
違う能力を持った人たちがTwitter上で集まり、勝手に歌ができ映像作品にまで昇華されていきました。この現象が面白くて面白くて仕方ありませんでした。それが仲の良いまんぞく弁当さんの周りで起こっていることなので拡散しない理由はありません。遠く離れた名古屋から一緒になってこの祭りを盛り上げていきました。
そして当店ソングの伝説へ
センチメンタル、からの・・・?
そして5月7日。ゴールデンウィークは平日の中日をはさみ、最終の土日を迎えました。まんぞく弁当さんの歌が完成し、祭りが終わったあとのような寂しさを感じていました。そして「楽しかったな」と完成版の動画を見返そうとTwitterを開いたその瞬間、驚くべき光景を目にすることになります。
目を疑いました。なんと、CAPTAINさんが当店の歌を作詞し、まんぞく弁当さんの時のように呼びかけていたのです。今度は地元のお店でもなく食ったこともない店の歌をつくるという荒業です。
突然のサプライズに心から嬉しくなりました。まんぞく弁当さんの歌ができる様子をみて「いいな」「楽しいな」「うらやましいな」と思っていたのを見透かされているようでした。
またたく間に完成
そしてこの遊びにもすっかり馴染みのメンバー(見ず知らずですが)が集結し、あっという間に当店の歌が出来上がっていきました。
▼2番有りバージョン
▼アイドル「えにわっ娘」さんによる振付有バージョン
そして後日、さっぽろライラックまつりのステージにてこの歌がお披露目されました。SNS上の遊びがリアルイベントとして札幌の通行人の方の目に触れる。なんだかジーンときました。
サビ部分でえにわっ娘さん張りのダンスが決まっています。笑
木水さん、カッコイイ!!!
気づいた大切なこと
繰り返しになりますが、この登場人物全員が見ず知らずの人たちです。Twitterでの関わりをきっかけに、こんなに素晴らしい作品を作り上げてくださったことに、言い表せないほどの感動や感謝で満ち溢れています。
ここまでの一連の流れを当店としては楽しんで盛り上げて拡散していただけなのですが、一つ大切なことに気づきました。それは遊ぶって人生を豊かにすることだということです。
子供は無邪気に遊びます。笑うため、高揚するため、充実するために全力で遊びます。じゃあ大人はどうか。どんな状態が幸せなのか。自分はどんな風に生きたいのか。
笑いたい、高揚したい、充実したい、そんな風に生きていけたら最高です。大の大人たちがシュールな作品を作るために真剣になって遊んでいる姿を見て、そこに混ざれたことは、とてもとても重要な出来事でした。
急転直下のパンクロック
遊びはこれで終わりませんでした。北海道から始まったムーブメントが地元名古屋へ逆輸入されたのです。北海道の皆さまの動きに呼応するように、熱き魂を持つ名古屋のある人物が、勝手に当店の曲を作り始めました。
山田パンクロックさんです。
北海道メンバーのチームプレイとは異なり、山田パンクロックさんは一匹狼です。作詞作曲から歌もバンドサウンドも一人で作り上げてしまいました。曲調はもちろんパンクロックです。
パンクロックといっても決して乱暴な曲ではありません。当店が配布している漫画冊子や公式サイト、Twitterでの発信などを丁寧に研究して書き上げていただいた歌詞に、スカッと爽快なパンクサウンドがのっています。シャウトに近いダミ声ながら、温かさを感じるメロディやギターフレーズが心に届きます。
こちらも突然のプレゼントで本当に感動しました。
こんな世の中だからこそ遊びたい
遠く離れた北海道と名古屋がすぐそこに感じられるような、ちっぽけなようで壮大な、壮大なようで身内ノリな、身内ノリのようで見ず知らずな(山田パンクロックさんだけ一度お会いしました)、そんな遊びをしていました。
一緒に盛り上がってくださった方もいれば、キョトンと横目で見ながらようやく意味がわかった方もいらっしゃると思います。でも、もしまたこんな機会があれば一緒に遊んでくれませんか?
大人だからこそ、世知辛い世の中だからこそ、楽しく愉快に生きていこうじゃありませんか!
YouTubeチャンネルで聴けます
ここで出てきた歌はYouTubeにもUPしています。ぜひこちらからじっくり聴いてみてくださいね(^^)
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